発言
私と言論NPOの関係は、2年前に北京に行かないかということで、軽いおつき合いから始まりました。ところが、その後あっという間に引っ張り込まれたという、恐らく、多くの人と同じような経験を持った人間の1人であると思います。
しかし、この2年間を振り返ってみると、特に2006年8月の東京・北京フォーラムは、歴史に残る非常に重要なフォーラムであったと考えております。私も含めて多くの人たちが、小泉政権時代の後半には、日中関係について非常に心配しておりました。しかし、実は私は8月のフォーラム以来、恐らく今の安倍政権になれば日中関係は急速に好転するだろうと楽観視するようになっておりました。やはり、その転機になったものが東京―北京フォーラムだったと思います。
その意味で、今回のフォーラムは、ちょうど大きなホームランを打ったような状態であったと思います。ですが、この後次々とホームランを打つことは大変なので、こつこつヒットをどんどん出していけるような、そういう活動を皆様と一緒にやっていければと期待しております。
もちろんその中心には工藤さんがいて、工藤さんの人柄と馬力がないとなかなか進みませんが、私も皆様と一緒になって言論NPOの活動を支えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
白石 隆
政策研究大学院大学
副学長
1950年生まれ。72年東京大学卒業。同大学修士号取得。コーネル大学哲学博士。東京大学教養学部助教授、コーネル大学助教授、教授を経て、京都大学東南アジア研究センター教授兼経済産業研究所ファカルティフェロー。2005年より現職。。