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 アンケート調査「2025年の将来の日本 Vol.1」

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21世紀における世界の潮流と日本に問われるもの

(回答期限:3/10)
(※受付は終了しました。多数のご回答ありがとうございました)

言論NPOは、二年度目のアジア戦略会議において、日本の将来選択に向けた議論を行っています。こうした議論を内外に発信し、発展させていくために、来たる3月16日には公開シンポジウム「2025年の将来の日本」(仮題)を開催することとしています。そこでは、20年後の2025年の日本や世界をどう展望するかという点を中心に幅広い観点から議論を展開したいと考えています。



各設問について、いくつかの論点が並べられています。その中からあなたのお考えに最も近いものを一つ選んでください。これまでアジア戦略会議の場で提起された論点を中心に、できるだけ多くの考え方を選択肢として盛り込むよう努めました。いずれの設問も日本の将来を考える上で重要なものばかりでありますが、ここに挙げられたもの以外にも多岐にわたる論点があり得ると思われます。あなたのお考えにそのまま当てはまらない場合でも、それに近い選択肢をできるだけ選んでいただきますが、それでも該当する選択肢がない場合、ご意見をお書きください。ご協力、よろしくお願いします。

Q1

[21世紀の国際秩序について]

世界では、1990年代以降、冷戦体制崩壊後の国際秩序の再編に向けて様々な模索が続けられています。米ソ二極体制からアメリカの一極支配構造への移行が指摘されてきた一方で、ユーロの誕生などアメリカとは独自の路線を指向するかに見えるEU地域、グローバル最適地生産の流れの中で「世界の工場」化が指摘される中国の著しい台頭、9.11以降の不安定な国際情勢の震源地である中東地域などの動向は、世界が多極化の動きを示しているという見方をも提起するものと言えます。21世紀の国際秩序をあなたはどう展望していますか。

 
1:アメリカは政治力、軍事力、経済力、技術力、情報力、文化発信力、基軸通貨特権など様々な分野で圧倒的なパワーを有しており、見通し得る将来においてこれを凌駕し得る国や地域が現われるとは考えにくい。多極化の様相も見せる世界の中で紆余曲折はあっても、アメリカが自らのパワーを活かして世界戦略を展開することにより、長期的な潮流としては、アメリカを中核とする世界の構造が強化されていく。
2:アメリカが圧倒的なパワーを持った中核国として世界に君臨する構造は維持されるものの、多極化の中でその相対的な地位や影響力は低下し、アメリカが他の国や地域との合従連衡を強化する中でようやく世界秩序が維持されていくようになる。
3:「アメリカ化」の潮流は、その反作用としてこれとは異質の潮流を強化し、別の中核国を生み出すなど、世界はより一層多極化の様相を強め、一極的な求心力を有する中核国は存在しなくなる。複数の拮抗し合う中核国・地域のバランスの上に世界秩序が維持される構造へと変化する。
4:世界史は、覇権国の衰退とこれに代わる新たな覇権国の台頭の繰り返しの歴史であった。例えば、かつての世界帝国スペインが中世から近世へのパラダイムシフトに適応できずに衰退し、オランダや英国に繁栄の中核を譲っていったように、21世紀には世界の大きなパラダイムダイムシフトの中でアメリカは衰退し、これに代わる新たな国や地域が世界の中核、文明の求心力となる形で、世界秩序は再編されていく。
5:

その他 (あなたのご意見をお書きください。)

Q2

[「世界のアメリカ化」の潮流について]

アメリカを一つの「帝国」と捉え、20世紀の100年間で世界は「アメリカ化」したという見方があります。これは、人間の生活のあり方として、20世紀の初めに生まれたアメリカ的な消費文明や生活様式のパッケージが中産階級を主体とする秩序を生み、それがアメリカの同盟国から外延的に拡大していき、やがてもう一つの生活のあり方である「ソ連人」も打ち負かし、世界のアメリカ化が進められたのが20世紀だったという見方です。あなたは、21世紀においてこの潮流はどうなっていくとお考えですか。

 
1:アメリカ化の潮流は、各地域でのバリエーションはあっても、世界の中産階級化とともに21世紀においても支配的な潮流としてとうとうと進行していく。数十年のタームで見れば、世界の均質化が進み、アメリカは文明の中核としての求心力を維持し続ける。
2:世界では今後、長期的に見て、中国やインド、ヒスパニックなどの人口の爆発的な増大という人口の動態変化が起こり、また、中産階級化の一方で、所得格差の拡大も起こるなど、21世紀においては、構造的にアメリカ化の進展は阻まれていくことになる。
3:「アメリカ化」は、ソ連の脅威に対抗するためのバーゲンによってアメリカの同盟国がこれを受け入れたことがもたらしたものであり、こうしたバーゲンの条件の消滅とともに、最近の大陸欧州の独自路線にも見られる通り、21世紀には別の価値観に基づく新たな文明の求心力が誕生し、「アメリカ化」の進展は阻止されることになる。
4:世界の「アメリカ化」というベクトルは、中産階級化の世界的な広がりの中で、こうした層におけるそれぞれの宗教や価値観などに基づく自覚的な動きを生み出すという二律背反的な要素を持っていることから、世界の多極化、あるいは、アメリカ化に挑戦する勢力の台頭による世界秩序の不安定化が21世紀にはもたらされることになる。
5:

その他 (あなたのご意見をお書きください。)

Q3

[相対的地位の向上が著しい国・地域はどこか]

あなたは、2025年の世界において、現在と比較して世界の中での相対的な地位やパワー、プレゼンスの向上が最も著しい国や地域は、以下のいずれであるとお考えですか。

 
1:アメリカ
2:中国
3:インド
4:EU地域
5:

ロシア

6:

イスラム圏

7:

日本

8:

東アジア地域

9:

環太平洋地域

10:

その他 (具体的にお書きください。)

Q4

[イスラム世界について]

第2次大戦後、中東地域は国際情勢の変動の大きな震源地となってきましたが、とりわけ9.11以降、イスラム世界での動きは、世界全体の秩序を揺るがし、安全保障の概念まで変質させました。あなたは、21世紀の世界秩序の中でイスラム世界をどう捉えていくべきだとお考えですか。

 
1:中東情勢は当面は不安定な動きを見せるが、ブッシュ政権の「新しい戦争」がいくつかの国に大量破壊兵器を放棄させたように、アメリカの世界戦略がやがて奏効し、イスラムは世界の脅威ではなくなっていく。中東和平がいずれ実現し、イラクの「アメリカ化」、中東地域の民主化等が進展、イスラムがアメリカの秩序の中に取り込まれていく。
2:いくらアメリカが強力でも力の限界があり、そこに見えてくるのがイスラム世界である。国家が破綻し、あるいは国家が国民に正義を保障しない地域では、「アメリカ」化による中産階級化が進めば進むほど、コーランに戻りイスラムを自覚的に受け入れる人々が増える。こうした地域で20世紀アメリカニズムが大きな挑戦を受けていくことが、21世紀の国際情勢の大きな不安定要因となっていく。
3:イスラム世界では、中産階級化や教育の普及によって様々な教義が唱えられる傾向が生まれ、その一つとして過激なイスラム原理主義が派生的に生まれてきたに過ぎない。イスラム世界全体を一括りにして世界の不安定化要因と見るのはそもそも誤りである。日本を始め各国、各地域がイスラム世界やその独自性に対する理解を深め、共存共栄を図っていくことを通じて、安定的な世界秩序が形成される。
4:中産階級化したイスラム世界の人々がいくらコーランやイスラムの勉強をしても手に職はつかないのであり、日本を含めた先進各国が国づくりや教育等の面でイスラムへの支援を行っていくスタンスが、世界秩序の安定の上で極めて重要である。
5:

その他 (あなたのご意見をお書きください。)

Q5

[2025年の東アジア地域]

東アジア地域は、第2次大戦後、アメリカが安全保障面ではいわゆる「ハブ・アンド・スポーク」のシステム、経済面では圧倒的なマーケットによって編成してきた地域ですが、最近では、中国も含めた東アジア各国の間でFTAの締結など経済面での統合が進展し、東アジア経済圏の形成が進んでいく勢いにあります。経済面の統合のさらにその先に描かれる東アジア地域の姿はどのようなものでしょうか。2025年の東アジア地域の姿について、あなたの見方に最も近いものを選んでください。

 
1:アメリカの東アジア政策によってアジアのあらゆるところで中産階級が成立し、マーケットの力でついに「アジア人」という新しい共通のアイデンティティーが形成されるに至っている。その上に立って、政治的にもアジアの地域主義が台頭し、2025年の東アジア地域では、現在のEU地域に見られるような新しい独自のアイデンティティーポリティクスが展開されるようになっている。
2:そもそもヨーロッパにはローマ帝国やキリスト教など文明として共通の基盤があり、それがEU地域としての独自のアイデンティティーの形成を可能としたのに対し、「アジア文明」と総括できる共通の基盤のないアジアは、元来多様性を特徴とする地域であり、マーケットの統合は進んでも、アイデンティティーのレベルでは各国の独自性が維持され、東アジア共通のそれが形成されるには至らない。また、ヨーロッパのような契約社会とは異なるアジア地域では、マーケットを超えた制度面での統合を政治的な合意によって進めるのも困難である。
3:東アジア共通のアイデンティティーの形成というよりも、圧倒的な人口を擁する中国が、やがて日本のGDPを抜く経済力とともに政治的なパワーも強化していきながら、周辺諸国を事実上いわば属領化していくことにより、東アジアの中国化が進んでいく。2025年の東アジアでは、中国を中核としたアイデンティティーが形成されている。
4:アメリカ人になりたいと思う人はいても、中国人になりたいと思う人は日本にも東南アジアにもほとんどいないのであり、中国はアメリカのような文明の中心としての魅力や求心力は今後とも持ち得ない。結局、2025年の東アジア地域では、独自のものではなく、「アメリカ化」という形でのアイデンティティーの形成が進んでいる。
5:

その他 (あなたのご意見をお書きください。)

Q6

[対中国戦略を考える視点]

21世紀の世界における中長期的な大きな潮流の一つが、中国の勃興です。グローバル化と情報技術革新は、徹底的なコスト削減競争の中で世界最適地生産を促し、そのサプライチェーンにいかに組み込まれるかが各地域経済の盛衰を決める時代へと、世界経済のパラダイムシフトをもたらしました。それに最も適合した中国は今や、「世界の工場」となっているだけでなく、世界で最も成長性のある市場となっていると言われています。こうした中国を巡って、21世紀における日本の対アジア、対中国の戦略を考える上であなたが最も重要と考える視点は何ですか。

 
1:中国の勃興でアジアの政治経済のパワーバランスが大きく変化し、日米中の三角形の中で捉えても、米中間での相互の関心が著しく高まる中で、日本がその地位や存在感を大きく低下させていくという視点。
2:生産拠点が中国にシフトし、日本では産業空洞化現象も指摘されてきた中で、日本は中国経済との関係をどう捉え、これにどう向き合うべきかという視点。
3:グローバル化の急速な進展に伴い国民国家のみではパワーを発揮できなくなる中で、各国は国民国家の枠を超えた活路を模索している。中国の勃興でアジアにおける地域的な同盟形成が急速に動き始めたが、その中で、地域的な同盟と日米同盟との間でさまよう日本はどう活路を開いていくべきかという視点。
4:東アジアの域内経済交流が拡大する中で、日本とアジア諸国との間に将来を見据えた政治的な交流が欠如しており、とりわけ日中間には政策面での情報交換、協議及び政策協力のメカニズムが存在していないという視点。
5:

日中間では、過去の戦争の問題もあって、未だに相互の信頼関係が十分に形成されていないという現状をどう克服していくかという視点。

6:

その他 (あなたが最も重要と考える視点をお書きください。)

Q7

[北朝鮮問題を考える視点]

北朝鮮問題については、拉致問題、核ミサイル、核開発疑惑問題の「包括的解決」が唱えられていますが、北朝鮮という脅威を近隣に抱える日本にとって、この問題は日本の安全保障や外交政策全般について考えるべき視点を様々な角度から提起しています。北朝鮮問題を考えるに際して、あなたが特に重視している視点を以下の中から選んでください。(複数選択可)

※複数選択された方は、最重要と考える項目の番号をテキストエリアに記入してください。

 
1:拉致問題を解決し、日朝国交正常化をいかに実現していくか。
2:グローバルな視点で大量破壊兵器の拡散をいかに防いでいくか。
3:アメリカには届かないが日本には届くという射程距離のノドンミサイルが持つ特殊性をどう考えるか。かつて、中距離の射程距離であるソ連のSS20の配備がヨーロッパではNATOを分断するものとして大変な問題となったのと同様、日米同盟関係を分断し得る戦略的な意味がこのミサイルにはあるという問題にどう対処するか。
4:抑止力として、日本はミサイル迎撃の独自のシステムの構築をどう考えるか。ブーストフェーズでの迎撃と専守防衛との関係をどう考えるか。
5:

有効な経済制裁のメカニズムをどう確立して「対話と圧力」における有効な圧力を構築するのか。

6:

北朝鮮問題を扱うに当たってはアメリカの抑止力が必要であるということに加え、この問題の取扱いが日米同盟関係にとってどういう意味を持つのか。

7:

日本の北朝鮮問題への対応が、世論の向かっている方向が日本とは異なる韓国との関係にどのような影響を与えていくか。

8:

エネルギーや食料の面で北朝鮮に大きな「てこ」を持つ中国を北朝鮮問題にいかに巻き込み、国際政治の場での日中協力関係の深化にもつなげていくか。

9:

ヨーロッパに向いているモスクワの目を極東やアジアにいかに向け、この地域の将来の安定に向けてロシアと日本との協力関係を強化していくか。

10:

北東アジアの将来の安定と繁栄を確保するビジョンを、この問題を契機にどう構築していくか。

11:

国連あるいは安全保障理事会で北朝鮮問題が取り扱われるときに、日本としてどう対応するか。その際、常任理事国として中国やロシアの北朝鮮問題に対する発言力がさらに高まること、拉致問題が吹き飛ぶ可能性があることをどう考えるか。

12:

日本国内での政治やマスコミなどにおける煽動的、感情的な議論をどう考えるか。それが国際的な信用を失墜させるような日本の行動に結びつく懸念はないか。

13:

その他 (具体的にお書きください。)

※複数選択された方は、最重要と考える項目の番号をテキストエリアに記入してください。

よろしければ以下の項目にもお答えください。E-mail欄にアドレスをご記入頂くと、次回アンケートおよびアジア戦略会議に関するお知らせを配信いたします。(すべての個人情報は言論NPOプライバシーポリシーにより保護されています)
 
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2004年02月03日 09:39

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