小泉内閣は、2001年6月の骨太方針第一弾で不良債権問題の解決を日本経済再生の第一歩と位置付け、不良債権の最終処理(オフバランス化)促進の数値目標を設けましたが、この間不良債権残高は一段と増加したことから、2002年10月には竹中新金融担当大臣の下で策定された「金融再生プログラム」の実施を通じて、大手銀行の不良債権比率を2001年度末の8.4%から2004年度末までにほぼ半減させることを目標に掲げ、不良債権問題の2年以内の終結を目指しました。 昨年秋の自民党マニフェストは、「デフレを勝ち抜く日本へ」における一番最初の項目に、「1.不良債権問題の早期解決」を据え、そのための目標として、[1]金融再生プログラムを着実に実施して2004年度末に不良債権比率半減、[2] 金融機関経営の健全化推進、[3]地域金融の強化(リレーションシップパンキング)、[4] 企業・産業再生への取組み強化の4つを掲げています。 これらのうち、[1] については、2004年度末に主要行の不良債権比率を半減させて不良債権問題を終結し、日本経済再生に不可欠な金融機能を健全化させることが明記されています。また、[2]については、不良債権処理を円滑化するための税制や、金融危機や起こさせないための新たな公的資金注入の枠組みを検討するとされています。 他方、[3] については、「中小・地域金融機関について、今後2年間で貸出等の金融サービスを行う機能(リレーションシップバンキング機能)を強化し、中小企業の再生と地域経済の活性化を図る。」とされています。 |