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 アンケート調査 「小泉改革の評価と参院選で描かれるべき争点・対立軸」vol.1 (※受付終了)

I 小泉改革の評価

(回答期限:6/24)

(※受付は終了しました。多数のご回答ありがとうございました)

各設問について、いくつかの論点が並べられています。その中からあなたのお考えに最も近いものを一つ選んでください。あなたのお考えにそのまま当てはまらない場合でも、それに近い選択肢をできるだけ選んでいただきますが、それでも該当する選択肢がない場合、ご意見をお書きください。ご協力、よろしくお願いします。

昨年の総選挙までを小泉政権第一期とすれば、その第一期の小泉改革には、日本の構造改革に向けた諸課題を設定し、「自民党を壊す」とのスローガンを掲げて世論の支持を集め、それを背景に強力なイニシフチブで改革を進める姿が見られました。ところが、総選挙後の第二期に入ると、年金問題に見られるように日本の新たな制度設計に対して明確の方向を示せず、当初目指した改革でも中途半端さが目立つようになっています。

小泉政権は改革が順調に進んでいることを強調していますが、小泉改革への限界を指摘する見方も出始めています。こうした第二期の状況を踏まえ、以下、小泉改革の全体的な評価を行っていただければと思います。

Q1

小泉政権の構造改革を評価した場合、あなたの総合判定はどのようなものになりますか。(複数選択可)

 
1:全体としてみれば、この3年間の小泉改革は日本を正しい方向に改革する上で概ね適切に機能し、成果を上げてきたと評価すべきである。
2:小泉改革は正しい方向を歩んではいるが、問題は、進捗のスピードが遅く、成果が未だ不十分なことである。
3:総選挙後の第二期の状況を見ると、これまでの改革の結果が中途半端であり、将来への制度設計に対しての考えの不十分さが見え始めている。小泉改革にもそもそも限界があることがより明確化してきている。
4:そもそも小泉改革は個人的な関心事を除けばポーズだけであり、中身も改革戦略も欠いており、評価の対象となり得る実態そのものがほとんど見られなかった。
5:改革そのものの評価より、問題なのは、小泉首相の改革についての国民への説明が不足していることである。特に最近の小泉総理からは改革に向けた真摯さよりも、開き直りとも取れる発言が目立ち、改革の主体としての信頼が問われていることである。
6:

どちらともいえない。(あなたの判定を具体的にお書きください。)



Q2

小泉改革について積極的な評価を行うとした場合、あなたは特にどの点が評価できるとお考えですか。(複数選択可)

 
1:小泉改革は「集中調整期間」と時期を区切って不良債権処理や新陳代謝の促進による民間経済の体質改善を進めたことは評価できる。また道路公団改革などの特殊法人改革、郵政事業改革や予算編成システムなどの官の改革を進めるとともに、「官から民へ」、「国から地方へ」を掲げて日本の大きなシステム転換に取り組んでいるなど、構造改革に着実に成果を上げている。
2:各分野の改革成果の一義的な評価は困難であるが、現在の景気回復の動きは、小泉改革が少なくとも方向として間違ってはいなかったことを示しており、各分野での改革も、まだ道半ばではあるにせよ、逆戻りできない改革の流れを生んだことは間違いないと判断される。
3:改革の成果は不十分だとしても、構造改革に向けた明確な言葉での課題設定やイニシアチブ、意思決定過程の改革や、従来タブーとされてきた問題への取組み、国民世論に巧みに訴える政治手法など、少なくとも歴代総理には見られなかった高いパフォーマンスを示してきた。
4:自民党や官僚の利権構造にメスを入れるなど、日本の改革を大きく阻んできた旧来システムを破壊することに成功している。
5:国内改革は中途半端かもしれないが、小泉首相-ブッシュ大統領の間の緊密な関係を通じて日米関係から多くの国益を引き出すとともに、イラクへの自衛隊派遣や北朝鮮問題での思い切った決断など、日本の外交・安全保障政策に画期的な成果をもたらしてきたこと。
6:小泉改革には積極的に評価できる点がほとんどみられない。
7:

どちらともいえない。(あなたのお考えを具体的にお書きください。)



Q3

小泉改革は世論の支持を背景に進められてきたにも関わらず、特に第二期に入ってからはその停滞現象が指摘され、道路公団改革でも初期の目的と異なる結果となり、年金、三位一体などの制度改革では依然、考えを国民に提示できないなど改革へのイニシアチブを低下させている、あるいは限界あるのではという見方が出始めています。
先のQ1で3を選択された方は、小泉改革には限界があるとする理由をどうお考えでしょうか。またそれ以外を選択された方は、もし小泉改革に問題があるとすれば、それは何だとお考えでしょうか。以下、あなたのお考えに最も近いものを選んでください。
(複数回答可)

 
1:小泉内閣が実際に取り組んだ改革の結果を見ると、それは改革が中途半端に終わった道路公団改革や、小泉総理がかねてから強い関心を抱いていた郵政改革、あるいは財政の規律の回復や予算編成手法の改革などにとどまっている。少子高齢化社会への移行に向けた大きな制度設計が必要な現局面において必要なのは、日本のシステム再設計のビジョンであり、そもそも小泉総理が、単に旧来システムを壊すだけで、日本をどう作り変えるかについてのビジョンも戦略も持ち合わせていないことが、小泉改革の決定的な限界である。
2:小泉改革の限界はその中身よりも、政策立案や実行のプロセスに問題がある。当初は経済財政諮問会議を他の審議会の上位に立つアンブレラ方式の下で総理のイニシアチブを発揮させようとしたが、最近ではそれが崩れ、骨太の方針にも与党や各官庁の意向が同床異夢の形で取り込まれることが多く、首相主導の改革の先進性を失っている。また年金や三位一体など制度設計のビジョンを未だ提起できないでおり、官庁間には利害の対立もある。官邸ベースでの政策決定の色彩は強まってはいるが、総理の下でそれを実行する優れた政権チームが政府に入り込まなければ難しい。政策決定や機構や実行ベースまで含めた総理のイニシアチブは未だ不十分である。そうした体制の不備が改革の停滞を招いている。
3:この3年間の小泉改革を見ると、改革の雰囲気を匂わせながらも実際には何も動いてこなかったというのが実態である。人気取り的なキャッチフレーズで国民の支持を受けるための政治的な道具として改革が使われてきただけであり、現実の政治は「改革ゲーム」というフィクションに過ぎなかった。このように正直さを欠いた小泉改革は明らかに限界に直面しており、今や、本当の改革派が目を覚ますべき段階である。
4:小泉改革の本質は自民党の中での旧派閥間での主導権争いであり、小泉総理の本当の関心は、構造改革を掲げて「守旧派」との対立関係を煽り、国民世論を味方につけることにより、旧橋本派の利権構造を崩すことにあった。「守旧派」の力が低下した現在、党への歩み寄りや改革の停滞が起こるのは当然の現象であり、このことは、ビジョンも改革チームも欠いた「体制内改革」の限界を如実に示している。
5:

小泉総理が「改革」を打ち出しても、実際はそれが中途半端、あるいは換骨奪胎の形で終わってきた中にあって、小泉政権がその巧みな政治手法で高い支持率を維持している状況は、国民自身が現状維持を望み、真の改革を望んでいないことを示している。核を持たず、「大国」たり得ない日本は、対米協調路線という大きな枠組みの中でしか自国の安全保障政策も経済的繁栄も追及できないという現実の中で、そもそも日本の選択肢は少ない。こうした状況下、国政選挙で大きな争点が形成できないのは当然の現象である。

6:

小泉改革が停滞しているように見えるのは、構造改革が進められてきた結果、改革が今や、日本の様々な制度の本丸へと切り込んでいかなければ進まない地点に至っているためである。今後、改革をさらに進めていくためには、新たなシステム再設計のビジョンを明確化していかなければならない。そのビジョンを示せないことが小泉改革の限界を招いているのであり、それを選挙でも提示できず、国民に説明できない状況ではこれ以上の改革の進展は期待できない。政党が各分野の重要な論点を回避せずに、将来ビジョンや理念を明確に提示し、改めて国民の合意をとりつけた上で、改革を進めないとその加速化は期待できない。

7:

その他 (あなたのお考えをお書きください。)



Q4

あなたは、来る参院選ではどのような点について、選択肢の軸が提示されるべきだとお考えですか。(複数回答可)

 
1:日本の様々な分野におけるシステム再設計の理念や哲学。
2:世界の中における日本の国家路線と外交・安全保障政策の基本スタンス。
3:日本が追求すべき国家理念と、その下での憲法改正のあり方。
4:現在の構造改革路線の是非や今後の改革のあり方についての基本路線。
5:

税制や年金保険料など国民負担のあり方とその水準。将来の日本の経済社会や社会保障制度のビジョンと、その下で描かれる適正な政府の規模。

6:

所得分配の問題。すなわち、都市と地方、高齢世代と若年世代、高額所得者と中低所得者等の間で、生産性の高い層をさらに引き上げていく路線(経済効率の追求)か、あるいは、分配の公平や平等をより重視する路線(社会的公正の追求)か。

7:

各地域における地域活性化のビジョン。

8:

有権者の身近な問題についての生活者の視点に立った具体的な対応策(治安、教育、福祉、環境など)。

9:

地球環境問題や経済のグローバル化などの国際環境の変化と、超少子高齢化社会や人口減少という国内的な趨勢の下で、日本の経済社会がどのような方向を目指すべきかの選択肢の提示。

10:

その他 (あなたのお考えをお書きください。)



よろしければ以下の項目にもお答えください。E-mail欄にアドレスをご記入頂くと、次回アンケートおよび政策評価に関するお知らせを配信いたします。(すべての個人情報は言論NPOプライバシーポリシーにより保護されています)
 
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2004年06月14日 18:30

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