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言論NPOの「設立8周年記念パーティー」が開催されました

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パーティーの様子
 12月22日、東京・霞が関にある「霞山会館」にて、「言論NPO設立8周年記念パーティー」が開催されました。

 言論NPOは2001年の11月に発足し、「健全な社会には健全な言論が必要」との立場から様々な議論や活動を行ってきました。パーティーには、平素より言論NPOの活動にご支援、ご協力をいただいている会員や支援者の皆様をはじめとして、政界、経済界、学術界、そしてNPO関係者など約250名の方々にご参加をいただきました。

小林陽太郎氏 まず、設立当初からアドバイザリーボードの一人として「北京‐東京フォーラム」をはじめとする言論NPOの活動にご協力をいただいている小林陽太郎氏(富士ゼロックス株式会社前最高顧問)より祝辞が述べられました。小林氏は「『強い民主主義の基礎として、質の高い言論が必要だ』という設立当時の思いは、8年経った今さらに強いものになっているように感じる」と述べ、今後も多くの方々から知恵をお借りしながら、より良質な議論づくりに努めていきたいと、活動への協力を呼びかけました。


明石康氏 次に登壇した明石康氏(国際文化会館理事長)は、言論NPOの主要な取り組みのひとつである「北京‐東京フォーラム」に触れ、「外交というものを考える際には、我々ひとりひとりが自らの立ち位置をどう決めるかということが非常に重要になってくる」と述べたうえで、言論NPOの活動は、国民の対外的な見方を成熟させていくという大きな役割を担っていると語りました。
工藤泰志 両氏の発言ののち、言論NPO代表の工藤泰志が挨拶を行いました。その中で工藤は「『議論の力で日本を変えたい」との思いで活動を始めたが、8年が経ってもこの国の民主主義や市民社会にはまだ弱さがある』という問題意識を示し、「この問題に向き合わない限り、言論NPOの存在意義はなくなってしまう。この議論づくりを自己満足に終わらせることなく、民主主義を強いものにしていくために戦っていきたい」と決意を述べました。
安斎隆氏 この後、安斎隆氏(セブン銀行代表取締役社長)によって乾杯の音頭が取られました。その後も出席者からの挨拶は続きました。
増田寛也氏 株式会社野村総研顧問の増田寛也氏は、「政権交代は日本の言論のあり方を考え直す良い機会だと思う。アカデミズムや言論界でどんな変化が問われているのかという指標を出すことが重要になってくる」として、言論NPOの今後の活動に期待を示しました。
下村満子氏 ジャーナリストの下村満子氏からは「北京‐東京フォーラム」をはじめ、今後はもう少し女性の参加者を増やすなどして、活動の幅を広げていくのが良いのではないかとの提案がありました。日本放送協会副会長の今井義典氏は、「政策評価にせよ日中対話にせよ、言論NPOの活動は常に、我々ジャーナリズムの目を覚まさせてくれるものであった」と述べ「工藤さんにはどうか健康第一で頑張っていただきたいと思う」と語りました。
山本正氏 また日本国際交流センター理事長の山本正氏も、「これだけダイナミックな動きをするNPOは他にはない。日本のNPOのリーダーとしてぜひ頑張っていただきたい」と述べるとともに、「これからも一緒に仕事をしていきたいと思う」と抱負を語りました。
会場の様子
 会場では、言論NPOの8年間を紹介する写真が流され、言論NPOの対する様々な要望や激励の挨拶が続きました。
 その大部分が日本社会にしっかりとした議論に基づく強い民主主義を作り出すことや議論の力に期待する意見でした。
林芳正氏/森民夫氏 参議院議員の林芳正氏は、「言論NPOが8年間で果たした役割は大きい。今ほど『強い民主主義』という言葉が大事な時代はない」として、「白か黒か」という二元論に陥らない、多様な選択肢のある社会を目指していきたいと語り、長岡市長の森民夫氏は、「遠く離れた地方同士のコミュニケーションを可能とする言論NPOのネットワーク力にこれからも期待したい」と語りました。
溝口善兵衛氏 島根県知事の溝口善兵衛氏は、「『北京‐東京フォーラム』は立ち上げ当初は「中国のため」というかたちで議論を始めたようなところもあったが、国際情勢は日本という国や自治体に影響を与えやすい時代になっている。今後は日本にとっても不可欠な議論の場となるだろう」と、6回目以降のフォーラムに期待感を示しました。
藤田幸久氏 参議院議員の藤田幸久氏は、「今年の『北京‐東京フォーラム』に参加させていただき、その問題意識とやりとりの深さに感銘を受けた」とし、「これからも深みのある交流を発信し続けていただきたい」と述べました。
若宮啓文氏 また、朝日新聞社コラムムニストの若宮啓文氏は、「私は『北京‐東京フォーラム』でいつのまにか活動に巻き込まれ、今後もできる限り協力させていただきたいけれども、今日はお祝いの会というよりは、工藤さんに騙された被害者同盟の会であるとの思いでここに来ました」と述べると、会場にどっと笑いが起こりました。
平野英治氏 さらに、言論NPO理事でもある平野英治氏(トヨタファイナンシャルサービス株式会社取締役)が登壇し、「活動の継続には知恵と汗とお金が必要だが、2010年は特に資金面での課題を解決していきたいと思う。理事としてご協力をお願いしたい」と述べました。
国分良成氏 最後に発言した国分良成氏(慶應義塾大学法学部長)は、「言論NPOの魅力は工藤さんやスタッフはもちろんのこと、参加者がボランティアで活動を支えているということにある」とし、多くの知識層が自らの意志での参加していることがこの活動の財産であり、そうした「参加」によって日本の市民社会が強くなっていくことの重要性を強調しました。
田中弥生氏司会:田中弥生氏 (言論NPO 監事)
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