2012年、何が私たちに問われているのか(記述回答編)

2012年1月01日

2012年、何が私たちに問われているのか(総論) はこちら


問1. 2012年、あなたは日本にとってどのような年になると思いますか。次の中から1つだけ選んでください。


問2. 前問でそう判断した理由を具体的にご記入ください。

「日本の将来に影響を与える、決定的な1年になると思う」を選択した理由

・ユーロ問題・小沢一郎裁判・北朝鮮・脆弱な野田内閣(70代、自営業)
・TPPと消費税増税の問題がどうなるか予断を許さない。特に消費税の増税の法律が通るようなことになると日本は大惨事となる。おそらくデフォルトすることになるであろう。これを阻止できるかどうかに日本の運命が決まる。他の国のことより自分の足下が大事だ。このばかげた民主党政権を一刻も早く潰すことが日本のために重要である。太平洋戦争の負けは相手がある物である。ある程度仕方がない問題である。しかし今回の消費税増税は自分から蟻地獄に落ちるのである。(50代、企業経営者・幹部)
・来年は解散、総選挙が実施されるだろうが、それを機に政界再編へと進み、新しい政治態勢のもとで平成維新といえるような大改革へと動き出せるのかどうか、重大な岐路の年になる。(70代、NPO・NGO関係者)
・うそで政権をとり、実績を上がられなかった民主党政権が続けば、日本は沈没し、浮上の機を失うと考える。(50代、メディア幹部)
・世界の主要な国のトップが選挙で入れ替わり新しいビジョンが発表されるため。(60代 その他、無職)
・政策の行き詰まり(構造改革、財政改革の行き詰まり)、短期政権の連続で政治への期待感が持てなくなっています。来年は政策軸をしっかり立てた政界再再編成によって、国民の信を問うしかないかな。「世論」なるものも当てにならない昨今、展望が開けませんね。(70代、その他・年金生活者)
・元々2012年は主要各国でリーダーの交代が行われる2012年問題の年である。加えて北朝鮮の金正日総書記の急死により、さらに不確定要素が加わった。日本の問題も、震災復興、景気回復、貿易自由化(TPP等)、財政再建と社会保障、普天間移設、外交問題(対米、韓、中)など 課題山積の中、政治は政局がらみで右往左往して、刻々と破滅への崖を落ちていくようである。それなのに、国民には自覚が全く見られない。これは戦後民主主義を与えられ贅沢に慣れてしまって、日本人としての心棒を失ってしまった結果であろう。従来追いつめられると強いと思われた日本人であるが、性根が腐ってしまったらだめかも知れない。2012年はその回答を見ることになろう。(80代、その他・無職)
・日本の将来に大きな影響を与える政策決定が目白押し。(60代、企業経営者・幹部)
・2012年は、世界各国で政権トップが替わる。日本でも、総選挙が実施される可能性が大きい。(50代、その他 無職)
・異常気象の多発化、放射線汚染の拡大、財政破綻、経済崩壊(60代、国家公務員)
・野田政権が将来を見据えた施策がとれるのかどうかが問われる。(50代、会社員)
・消費税の引き上げを決定して財政危機を回避しなくてはならない。引き上げを先送りして、長期金利があがれば、国民生活に大きな痛手となる。時間がない。(40代、学者・研究者)
・政策課題がすべて先送りされていて、もうこれ以上延ばすことができない状況だと思う。(60代、NPO・NGO関係者)
・まず普天間をはじめアメリカ軍の沖縄からの撤退を具体的に進め始めることが必要になる。 アメリカ、ヨーロッパの経済情勢が回復する前に金で買ってでも沖縄からの撤退を進める。タイミングは今しかない。原子力発電からの離脱がどの程度素早く実現できるか、の判断が試される年となる。10年以上かかるようでは日本の将来は危うい。現状に甘んじる守旧派をいかに封じ込めるかが最大の課題となる。国債発行を0にするための具体的な計画づくりは今年から開始するべきである。野田政権は腰を据えて将来の子どもたちの幸せを食いつぶす今の大人たちの間違いを正すべき。消費税増税と社会保障の改革、痛みを持って将来を考えられるか日本人の良識が問われる年となる。(50代、会社員)
・今年も大事な1年でした。残念ながら、海外の期待に応えることができず、日本の存在価値は益々希薄化を進める結果になったと思います。その意味で、将来の日本がこれ以上存在感が薄れることがないように示す、最後の挽回のチャンスとなるのが2012年だと思います。(50代、企業経営者・幹部)
・次の政権を決める選挙があるだろう、そこで国民がどんな選択をするかで未来が決定されると思う。(40代、自営業)
・世界政治・経済環境は不安定化を増しており、予測ができない状況である。主要国の指導者の交代も多く、大統領等の選挙は内向きになるのが常である。このような状況下で日本がどのようなイニシアティブをとることができるのか、これまでのように国内優先、国際環境対応後回しの対応で終わるのか、日本の未来を決める一年になる。(50代、各団体関係者)
・①日本経済がまさしく転換できるのか否かの瀬戸際にある ②政治の大変化の始まりになる可能性がある ③世界的な政治の転換の年である(50代、メディア)
・税と社会保障の一体改革が実現するか、また、TPP参加の方向性が決まるか、等重要なissueを2012年には決着をつける必要があるため。(60代、企業経営者・幹部)
・震災、原発の影響が顕著に現れると共に、リーダーシップある人材がより求められる時期になると思われるため。経済の変化も決定的になる。(20代、会社員)
・税制、年金制度の改革を実行しなければならないから。(50代、学者・研究者)
・米中ロを始め世界の国々の指導者の交代や信任が問われる、特に周辺国のそれは日本の将来に大きく関わる。国内的には衆参両院議員の任期切れへカウントダウンが始まる。震災復興が進むなかで消費税引き上げ、TPP参加問題など重要な政策決定を迫られているから。(70代、その他・年金生活者)
・日本沈没目の前だから(50代、会社員)
・消費税を引き上げて社会保障制度の安定を目指す野田総理の姿勢が争点となる衆議院総選挙が行われる可能性が高い。国民はこれを受け入れて負担を分かちながらの安定を目指すのか、あるいは拒否して問題解決の先送りを選ぶのか。日本の将来の大きな分岐点になると思われる。(40代、メディア)
・原発問題、自然災害が迫る危機など、逃れられない問題や、TPPや金融危機など国際的な大きな問題が目白押しになっている。 先延ばしや、誰かに押しつけて済む問題でもなく、いよいよ正念場が重なってきていると思う。どう考えても、日本という国の限界を迎え始めていると思う。そこに、内容のない政治家や既得権にしがみつく、官僚や公務員、電力会社。ふんばってきた一般サラリーマンや農民、漁民など一次産業を支える人達が、負担に耐え切れなくなってきていると思う。(40代、自営業)
・税、社会保障、産業競争の構造変化など戦後65年あまり日本を支えてきたすべての制度・環境は限界にきており国民一人一人が真剣に今後の日本のあるべき姿を考え、"決断"しなければ衰退が本格化してしまう。(40代、会社員)
・増税の実現如何により日本財政への信任が決まる。信任が失われると本当の危機の始まりとなる。(70代、その他・引退)


「決定的とまではいわないが、日本の将来に影響を与える重要な1年になると思う」を選択した理由

・米、ロ、フランス、韓国で大統領選、中国で指導部交代、北朝鮮で権力移行など、世界情勢が大きく変化する。(50代、メディア)
・日本の地盤沈下が大きく進む1年になると思いますが、その危機的な状況にみあった的確な対応ができない1年になると予想します。(40代、メディア)
・政界再編が期待できる(50代、会社員)
・総選挙が近づく中で、増税や国際関係などの中長期的な重要課題について結論を出すべき次期が到来するため。(40代、国家公務員)
・震災復興ビジョンのさらなる具体化、実践が求められる一方、社会保障、税のあり方など国の根幹部分の見直しもせまられる。自ずと、今後100年の設計図を描くことが迫られる年になると思う。また、米、中、韓はじめ重要関係国のリーダーがかわる年でもある。北朝鮮の指導者交代も大きな影響を与えるだろう。こうした国際情勢への対応が、世界に於ける日本の位置づけを決めることになる。(40代、メディア)
・外交で主体性を保ちえない政府、官僚主導で行ってきた外交はそれなりの効率と安定をもたらせたが、政治全般で「脱官僚」のお題目が流行病のごとく蔓延した。すなわち 政治全体が 着地点を見失った まことに アヤフヤな状態が 定着したように見える。大震災、赤十字に集まった何十億と云うお金を極寒のあの当時に使いきれずにまだ死蔵していると聞く(赤十字は官僚ではないが 強力な指導者がいないと 何にもできない点では官僚と似ている)。キムジョンイル死亡に際しての「緊張感のなさ。原発事故収束の先が見えないままである。羅針盤を失った国家経営が まだまだ続くとすれば、日本の将来に 思わしくない大きな影響を残す。そう考える。(70代、その他・年金生活者)
・中国の台頭とアメリカの国際力のかげりや北朝鮮政権の行方等の中、予測していない混乱が起きると考える。(70代・NPO・NGO関係者)
・決定的とも言えるかもしれませんが、世界情勢の変化が同時並行的に起きていますので、その影響が見えない部分に関しはもっと決定的な事件が来年以降に起きるかもしれないから一応この選択にしました。日本の現状としては原発エネルギー問題、TPP、医療介護年金、教育など様々な社会の基本的仕組みを改革する歳にしなければならないのですが、それが出来るかどうか疑わしいのです。どの政権がどのように、市民運動はどのように新たな展開をみせるのか不透明ですね。(70代、各団体関係者)
・多くの主要国で政権交代があり、経済的に困難な状況が予想される一方、日本政府が主要な政策課題について、意思決定を誤ったり、意思決定できない場合が考えられるため。(50代、各団体関係者)
・今のままでは何も決められない可能性が高く、政策による政界再編が望まれる。(60代、その他・定年退職者)
・現在、日本の抱えている問題は多岐にわたっている。巨額の財政赤字を抱えつつ、内政的には税制、社会保障、少子高齢化、雇用情勢、内需の減少、震災復興、電力問題と放射能の風評対策、食料自給率等の諸問題。外交的にはTPPを含めた経済連携、米軍基地、中・露・韓との領土問題、中国の台頭と権力移譲への対処、欧州発となるかもしれない経済危機による市場の冷え込み、中東やアフリカ等の資源確保先の開拓、北朝鮮の統制失敗による暴発や難民・核技術の流出等の混乱対策等、先送りにしてきた問題から新たに生じた問題まで多種多様である。これらの問題については、過去の成功事例は存在せず、新たな発想と視点で取り組んでいかなければならないだろう。そのためにはリスクを負うという覚悟が必要であり、過去に築かれた基盤やしがらみ等もある程度無視してでも、日本のこれからに関する指針を作っていかなければならない。来年にやらなければ致命的とは言わないが、財政赤字による経済危機まで日本に残された時間はあまり多くはない。(30代、地方公務員)
・様々な社会不安、政治と経済の停滞・混迷に加え、幼稚なポピュリズムを煽り、自分自身で何も考えない人々を洗脳することだけに終始するマスコミ・メディアに辟易した国民が、国家を転覆させるまではいかなくとも、何か反抗めいたものを起こせないようでは、この国に未来はないと相当数の人が感じているだろうから。(40代、企業経営者・幹部)
・放射能の影響がじわじわと出てくるであろう。(60代、自営業)
・財政問題、社会保証問題、景気対策、復興対策等々重大問題が引続き継続する。(40代、企業経営者・幹部)
・震災からの復興、原発事故収束、TPPも含めた総合的な経済政策、年金をはじめとする福祉政策、そして韓国、中国をはじめとするアジア諸国との関係など、どの問題についても方針決定は待ったなしであり、しかも選択を誤ることが許されないものが差し迫っているから。(40代、会社員)
・日本の政治の堕落がこれ以上許されないほど、内外に重要な政治課題が山積しているため。与党も駄目だが、野党第1党にも全く期待できない。政治の機能不全を憂慮する。(50代、学者・研究者)
・北朝鮮で予測より早く首脳の交代があったが、中国の主席やロシアの大統領、韓国の大統領も交代し、米大統領も再選されるかどうか。アジアをめぐる政治情勢は大きく変化する。日本の財政悪化も歯止めがかからないようだし、日本の政界に強力なリーダーが出現しない限りマイナスの影響を将来に与えるだろう。(70代、学者・研究者)
・各国の首脳が変わる。 北朝鮮の今後の様子など・・・(70代、その他・無職)
・EU経済とEU体制の危機、北朝鮮ポスト金正日問題、東日本震災復興と原発事故対応など内外に極めて大きな課題を抱える中で、米国、ロシア、韓国はじめ主要国で大統領選挙、中国の政権交代があるなど国際的な政治経済の枠組み変化のが大きね節目の一年になるため。ただ、悲しいかな世界は、日本を国際政治の枠組みの中であまり重要視していないため、決定的な一年とまではいえないだろう。(60代、会社員)
・今のままでは日本は国際社会から置き去りにされるぞ!という世論が出てきて政治も経済も Change!が動き始めるのではないか。いや、動き出さないと完全に置き去りになるのでは。(60代、企業経営者・幹部)
・図らずも「決定的な1年」となったのは2011年だったと思う。世界的には大統領選の多い2012年が大きな意味をもつと思うが、日本社会が大きな転換を迫られたのはやはり東日本大震災と原発事故を経験した今年だった。日本社会は、経済成長一本槍の社会でもなくあるいは成熟社会でもなく、豊かさや安全とは何かを深いレベルで理解し獲得していかなければならなくなった。その意味で、2012年は、そうした社会へとどう転換させていくのか、政治・経済・文化の各方面で実質的な取り組みが問われる年になると思われる。(40代、学者・研究者) ・民主党政権が行き詰まる 欧州が破綻、新興国がドミノ倒し、中国バブル崩壊(30代、会社員)
・国家的・国民的難題が山積する中で、当面の対応を迫られる年だから(60代、学者・研究者)
・野田総理のやる気に期待するから。我が国が置かれている現状認識について、与野党間に大きな違いはないと思われますが、政党はわが党の党利党略優先。議員は自己保身最優先。週刊誌やTVは総理などのスキャンダル探し、主要なマスコミは政策の負の面主体に報道し、これに基づいて頻繁な支持率調査を行っているように私には思われます。これを打開するには、総理は自信を持って、改革すべき事項を国民に説明し、衆参のねじれに臆することなく、果断に取り組んでほしいと思うからです。(80代、その他・年金生活者)
・確かにその芽は出てくると思う。既成の利権集団や旧勢力との戦いであると考えれば、自体は簡単に進みそうにない。国民の変革意識の問題になる。(60代、自営業)
・選挙で民主党が大敗し政治が混沌とする(60代、各団体関係者)
内外の長年の懸案事項にたいし、一気に答えを出す(ださざるをえない)タイミングとなる(60代、会社員)
・消費税、TPP,国債金融危機、沖縄基地、社会保障......。すべて一内閣一課題でも手に負えない内外政策を民主党政権が担えるのか?大部分が継続・先送りになるだろうから、危機、矛盾は増大しつつ持ち越される。(60代、メディア幹部)
・各国指導者が大幅に代わる可能性が高く、視点高く鋭くなければ国際情勢に出遅れる。国内は大阪維新の会に示された既存勢力への根深い不信、民意の力による変革への目覚めが投票行動だとの空気が急速に醸成されてきたこと。気候大変動による国内外のリスクヘッジとしての対応が企業任せで、国として進まぬ内に、国内災害が連続で起きる可能性まで俯瞰した法制などの遅れが日本の停滞から衰退への背押しになる心配からです。(60代 、企業経営者・幹部)
・年金、医療、少子・高齢化に慢性的デフレの解消に財政の健全化・・・これ強力な政治力を必要とする。その意味では、正念場だ。(80代、メディア)
・民主党が国民第一とかかげて行う政策が先延ばしになり、デフレを一段と強める政策そかとれないため。(60代、その他・医師)
・大阪都構想問題を切っ掛けに世の中の仕組みを大きく変えようとの動きが活発化する可能性がある。増税、TPP、沖縄基地問題等もその中で見直され、政界再編の動きに繋がっていくことを期待したい。(70代、その他・年金生活者)
・世界が大混乱時代に入り、欧米と中国やインドなどの高圧的な国が角を突き合わせる時代に、日本のような環境・エネルギー技術を持った調整型の役割ができる国の存在が認められる時が巡ってきた。もっと自信を持って国を挙げてこの役割をどう果たすか、マスコミ/シンクタンクの出番だ。ただ無能の政治家達を叱りつけるくらいの勇気と行動力がないと絵にかいた餅に終わると思う。2012年は"とびきり優秀な政治家育成の元年にすべきだ"(60代 その他、コンサルタント、大学/大学院教員他)
・主要国のリーダーが変わり、世界が新しい体制に動くのは再来年からとなり、より大きな試練が2013年に来るのではないかと思うため。(70代、各団体関係者)
・世界的に、民主主義や資本主義の限界が露呈、すべての国で次のシステムを探し、創り上げる旅(?)が始まっている。日本も遅れながらも、この動きに巻き込まれ、模索を続ける以外に方法はない。(60代、企業経営者・幹部)
・『感情論』を排した、これからの日本のエネルギー政策について『具体的』な議論の実現が可能かどうか。・『感情論』を排した、これからの日本の「税」及び「社会保障」政策について『具体的』な議論の実現が可能かどうか・『感情論』を排した、被災地復興(再生)について『具体的』な議論の実現が可能かどうか。これらを実現するためには、マニフェストを中心とした徹底的な議論と、その議論を通して国民が判断・委託した(選挙によって選ばれた)政府が必要と思います。以上のような議論が生まれるかどうかが『カギ』で、生まれれば日本の将来に『良い意味』で影響を与える重要な1年になると思いますが、生まれなければ『悪い意味』で影響を与える重要な1年になると思います。(30代、会社員)
・財政や年金、税負担、などにメドをつけないと負のスパイラルから脱却できなくなる。(50代、会社員)
・社会保障改革、消費税など一連の国家財政改革に必要な方向性が確認される年にならねばならない。 選挙などを実施して、民意を問い、世界にも日本の財政の安定を打ち出す政策を発信できなければ、日本の孤立と国際社会からの国債の信用不安を引き起こす。(50代、企業経営者・幹部)
・消費税の増税、円高が継続している、年金問題等課題が山積している(60代、NPO・NGO関係者)
・「歴史は飛躍せず」という言葉もあるように、来年が転換点となったとしても、その要因はすでに今年までに起きた堆積の結果でしかないから。逆に言えば、全く予測できない大きな出来事は東日本大震災と原発事故であったが、これは今年起きたので、来年に軸を設定するのは間違いである。(40代、会社員)
・日本に残された時間はほとんどなく、やるべきことは山積している。その意味で重要な1年。決定的かどうかは、恐らく抜本的な対応をとれないであろうから、懸命の努力をしてあと数年でどうにかする、という意味で、この選択肢とした。(60代、各団体関係者)
・2012年は、米国大統領選挙を初めとして、世界各国の政権が岐路に立たざるを得ない年になる。そこに北朝鮮問題である。(70代、その他・無職)
・世界中が大きな転換点に向かっている。その上日本では地震、津波、原発という大災害がある。(70代、主婦)
・海外のトップが交代する、国内課題解決の方向が必要(50代、企業経営者・幹部)
・民主党の真の成果が問われる年となるだろうから。(60代、NPO・NGO関係者)
・2011年の影響を受け続ける1年になると思うから。3.11以降の2011年に起こったこと(原発処理、節電、復興活性化、民主党政権の不安定さ、etc)は2012年にも取り組まれる。(20代、会社員)
・一昨年の政権交代後の一貫した混乱状態と財政赤字拡大、本年の大震災の復興と原発事故の後始末、欧州金融危機と世界の景気鈍化、など明るい材料がない中で、低成長環境でも魅力ある国・地方づくりを本格化していくための意識改革が必要になる年であると思う。(40代、地方公務員)
・TPP、国際時価会計、日米安全保障など、日本として決断を迫られる課題が山積である。(50代、学者・研究者)
・国内は消費税問題で民主党内をはじめ政界が揺れる。国外では、米国や韓国など日本にとって緊密な関係国で大統領選がある。(50代、メディア幹部)
・国内政治の変革(総選挙等)のみならず、日本を取り巻く世界の主要国リーダーの交代も有り得る2012年故。(60代、自営業)
・世界情勢が難問だらけで、日本は否応無く巻き込まれる。かつ日本でも震災後の復旧、原発、不況など多くの難問がある。それを乗り切る政治力に大きな不安があります。新年は正念場であり、まことに重要な年になると考えます。(60代、その他)
・パラダイムシフトは小さな変化の蓄積だから。(50代、会社員)
・東日本大震災以降、日本の民主主義政治は心棒を失い、分解しつつ支離滅裂な回転を続けている。12年は民主党分裂を含む政界再編が起きる可能性が強く、その結果はよい方向に向かうとは思えない。しかもこの年は世界の主要国で政権の是非が問われ、11年からすでに中軸を失って四分五裂の状態を強めている世界はさらに国家間の利害対立が激化し、民主主義と市場資本主義は衆愚政治と金融中心の投機的経済に汚染されるだろう。これに対抗する日本独自の経済・社会システムを確立しうる体制が12年の日本に出来上がるとは思えず、この先日本はじわじわと混乱し、弱体化していかざるをえない。もっとも心配されるのは、過激なナショナリズムの台頭であり、ポピュリズムへの志向がこれを悪い方向に駆り立てることである。(80代、その他)
・各国のリーダーが変わり、その政権基盤も不安定と想定される。日本も然り。(60代、各団体関係者)


「日本の将来にとっては単なる通過点に過ぎず、これまでと変わらない1年だと思う」を選択した理由

・国内の政治力の低さ、海外での欧州危機など、色々あるとは思うが、結局は、いつもと変わらないと思う(60代、NPO・NGO関係者)
・自民党であれ、民主党であれ、首相の人気は1年もたないのが現実だ。そういう弱いリーダーの下では、構造改革などできない。逆に言えば、日本の大きな方向性は定まってしまっている。弱いリーダーの下で、粛々と生きながらえていく。そういう意味で、2012年はこれまでと変わることの無い一年になるだろう。(30代 、学者・研究者)
・世界的にも国内的にも重大な変動要因はないと思われるゆえ。(60代、各団体関係者)
・本当に財政が破たん状態にならない限り、今の日本でドラスティックな変化は起こりにくい。(40代、メディア)
・最大の理由は民主党政権に期待が持てないこと。財源がないことが分かっているのに、選挙を考えて消費税引き上げ反対の署名を集める輩がいるようではどうにもならない。日本の将来をまじめに考えて、人気のない政策であっても必要なことをしなければならないが、政局だけの政治、また、レベルの低いマスコミ報道と、私の周りの反応を見ていると、これまでと変わらない希望の持てない1年になるとしか思うことができない。(50代、地方議員・秘書)
・第三次補正予算の影響等で、先進国で唯一経済成長率が伸びると思われるが、それは一時的なものであり、また、政治も大きな転換期を迎えるとは思えない。したがって、今までの惰性で進むものと思われます。ただし、アメリカ、ロシア、フランス大統領選がどのように影響するかは不明。(30代、企業経営者・幹部)
・国の方向性が定まっていないので、どっち道ゴタゴタで終わりそう。大阪都構想の進捗具合にも依りますが。(20代、学生)
・今までの流れを見て、保守的な日本人と国ですから。(30代、会社員)
・毎年、変わることがないから。(40代、会社員)
・震災対応、増税等これまでの課題について、継続的に議論され一部前に進むと考えるが、大きな変化が見込まれるとは思わない。(40代、各団体関係者)
・朝鮮半島で世代交代、世界の多くの国ではリーダーの選挙が行われ、変化が感じられるが、この国の政治家は、衆議院選挙の手法に捕らわれ、当選することのみ考えている。大坂維新の会も国政に出る準備がまとまらない。(60代、企業経営者・幹部)
・政治の実行力が欠けている(30代、会社員)

「その他」を選択した理由

・2015年という年が、時代の大きな曲がり角となる気がします。いままでの常識が覆される出来事が多い年は来年ではなく、2015年だと思っています。 医療ITの完成の年と言われている2015年。 クラウドで取り締まられる医療介護、システム化の計算上の欠点がさらけ出される。国民に社会保障番号(マイナンバー)が運用される2015年。生保の数が最大になっていく。消費税が10%となる2015年。経済の何をかいわんや。デフレ脱却を狙って、マイナス金利施行の恐れがある2015年。 マイナス金利では、現金に課税されるので、タンス預金は金本位に。電子マネーがほとんどとなりそうな2015年。硬化が流通しなくなり、現金発行が減少する。(50代、自営業)


問3. あなたは2012年の日本を考えるにあたって最も関心のあるテーマはなんですか。次の中から2つまで選んでください。

「その他」を選択した方の自由記述

・TPPなどへの前向き対応と産業・経済改革(70代、NPO・NGO関係者)
・アメリカ軍の沖縄からの撤退問題(50代、会社員)
・皇室問題、東北の再生(40代、自営業)
・国民一人ひとりの自立 国会なんてあてにするな。(40代、自営業)
・社会、経済、政治の破綻(40代、企業経営者・幹部)
・第一次産業と地方経済の疲弊(50代、国家公務員)
・ゲームのルールが変わる。規制、法律は、国境を超える時代になってきた。国内志向が強すぎ、世界のルールが変わってきたことの認識が足りない(50代、会社員)


問4. 2012年、あなたは解散総選挙があると思いますか。次の中から1つだけ選んでください。

「ない」を選択した方の自由記述

・不安定な政治の継続(50代、会社員)
・大阪都構想という瑣末な話に振り回される年になる。大阪独自に考えれば良いことであり、日本国はもっと他になすべきことがあろう。(50代、会社員)
・野田政権および系統の若年内閣では、総選挙すれば敗北する事は民主党も分かっている。(70代 、自営業)
・民主党、自民党などが大阪に振り回されている。日本全国を見据えた議論をお願いしたい。(50代、会社員)
・民主党が解散できる訳がない。すでに既得権益が発動されている財務省関係が 解散をさせないでしょう。(50代、自営業)

「わからない」を選択した方の自由記述

・政治不信。自民がどうこう民主党がどうこうなんてくだらない(40代、自営業)
・選挙をするとすれば,何にも決まらなくなる。(60代、その他・無職)
・様々な要因があり、決定的な確信がないから。(70代、その他・年金生活者)
・野田首相が土壇場で消費増税法案を引っ込める可能性があり、泥にもぐってダラダラ政権延命もありうるから。(60代、メディア幹部)
・2013年に東京都議選がある。公明党は衆院・参院とのトリプル選挙を避けるため、民主党の消費税増税に賛成し、2012年中に解散・総選挙になることも可能性としてはある。本来なら、民主党は任期満了近くまで総選挙はやりたくないはずだが。(50代、メディア幹部)


問5. 前問で「ある」と答えた方、選挙後の日本の政治の姿をどのように予測していますか。次の中から1つだけ選んでください。

「その他」を選択した方の自由記述

・自民党と第3党の連立(50代、メディア)
・自民・民主の大連立とも政界再編とも異なる形で、自民・公明と民主の一部の連立政権が誕生すると考える。(40代、国家公務員)


問6. 問5で回答した理由を具体的にお書きください。

「野田政権の継続」を選択した理由

・あまりころころ国のトップが代わって欲しくはない。希望的観測です。(40代、メディア)
・低迷打破期待で、民主党が意外な大勝(60代、会社員)


「野田首相は代わるが、民主党を軸とした政治の継続」を選択した理由

・自民党も代わり得る新鮮さがない。(60代、国家公務員)
・民主党政権に疑問を感じる点が多々あるが、自民党を含め他の政党に魅力と力がない。(40代、各団体関係者)


「自民党への政権交代」を選択した理由

・自民党も民主党も過半数が取れず、第3党がキャスティングボードを握る形で自民党と第3党の連立政権になる。(50代、メディア)
・参院の多数を握る自民・公明との政策協議が必須とされ、特に公明党がキャスティングボードを握る形で民自公での政策協議が積み重ねられてきたため。(40代、国家公務員)
・野田は悪くないが、失敗した政権は退場する。それはデモクラシーの公理だ。(50代、メディア幹部)
・みんな懲りたでしょう(30代、会社員)
・「無駄を削れば財源を捻出できる」とした民主党のマニフェストは最初から破綻しており、国民を失望させたため。(40代、学者・研究者)
・他に選択はないと思う。前の地方選でも、地元の選挙結果を注意深く見ていたが民主党候補や左巻きのアホウを「ピンセットでつまみあげたごとく」きれいに落としていた。有権者は学んでいる。(40代、自営業)
・民主党の人材不足、リーダーシップ不足は解消されないだろうから。(20代、会社員)
・政界再編になるほどのうねりは残念ながら起こらない。(50代、国家公務員)


「自民と民主の大連立」を選択した理由

・民主、自民の中堅は類似性が高い。除く旧社会、小沢シンパ、旧体制自民で、新しい党ができるのではないか。その頭としての野田政権は続くかもしれない(50代、会社員)


「政界再編」を選択した理由

・政策を合意できるものが集まるのが政党だから(50代、会社員)
・日本人の良識を信ずるから。(70代、NPO・NGO関係者)
・人気取りの政策運営で、政党間の合従連衡等が行われると予測する。(70代、NPO・NGO関係者)
・過半数を獲得しうる政党が見当たらないため。(50代、各団体関係者)
・民主党も自民党も政策で割れるべきだから。(60代、その他)
・それ以外の組み合わせには何ら期待が持てないため。出直し的な政界再編が唯一残された選択肢。ただ、軸となる政党がないので、実現可能性は低いか。(50代、学者・研究者)
・あくまで予測に過ぎないが、ハシズムの影響もあり、民主、自民共に党を割って新しい政党を作る動きがでてくるのではないか。市民の自覚が鍵だが、ソーシャルメディア等を駆使した若い人たちの既成勢力に対する"反乱"があるかもしれない。(70代、学者・研究者)
・民主党は言うまでもなく、自民党を含む政党政治の機能不全が明らかになっている。かといって、各政党が歩み寄りを見せる大阪維新の会が進めるポピュリズムも危険だ。結果的に、希望も込めて、大規模な再編が起こらないと日本の政治は再生しない。(40代、学者・研究者)
・消費税増税を柱に政府、民主党を追い込みたい連中が多い。長期展望もないポピュリズムがはびこり(特にマスコミが問題)合従連衡が行われるであろう。マスコミ(特にテレビ)は喜ぶであろうが、憂国の民には迷惑千万である。消費税増税をどのように推進したらよいか考えて 教えてあげてもらいたい。(80代、その他)
・重要政策の決定が出来ず政局混迷。自民、民主の大胆な再編無くして事は何も進まず。(60代、企業経営者・幹部)
・小沢一郎が裁判で無罪となる可能性が大きくなった。橋本大阪市長の大阪都構想とみんなの党の道州制のベクトルが一致している。(50代、その他)
・希望である。設問(1)を進めるためにも政治が動かなければならない。(60代、自営業)
・民主党の今表似でている連中はダメだが自民党はもっとダメだ(60代、各団体関係者)
・国民のための政治が出来る政党の出現を国民が望んでいる。(60代、その他)
・今の無能なお粗末な政党政治が続けば日本は滅びます。目覚めなさい日本国民よ!です。(60代、その他)
・2大政党制の夢から覚めて、日本のこれからの政治体制を作るための混乱が始まる。(60代、企業経営者・幹部)
・自民でも民主でも解決能力がない事が露呈し、新たな枠組みが求められているのでは。(50代、会社員)
・今日の社会の混乱を引き起こした本質的な責任は、55年体制を継続した自民党政権にある。自民に再び政権を任せるのではなく、政権を担当するにふさわしい「人物」を厳選し、民主党が当初掲げたマニュフェストの考え方を実践できる政権の継続を求める。民意を反映し、欧州に見られる「福祉国家」をモデルに大改革を期待する。(50代、企業経営者・幹部)
・表面を糊塗する政治に出口はない。やはり政策で連合するしかない。それは政界再編篇の大きな動きとなる。(60代、各団体関係者)
・総選挙がないとしても、国政の混乱は必死。(70代、その他)
・東日本大震災でも税と社会保障改革でも、国民にまっすぐ目を向けて主張をした政権与党ではない。また、最大野党の自民党も新鮮さが全く感じられない。(60代、企業経営者・幹部)
・支持政党なしの有権者が4割を超えているとの世論調査も出ており、日本国民は「政界再編」による 社会変革を求めている。(60代、自営業)
・市民が動くことが前提となる。若者よ立て。(60代、各団体関係者)


「不安定な政治の継続」を選択した理由

・ばかげた政策をとる民主党はもはや政権の担い手になり得ない。次なる核がまだ現れないが、それでも民主党がつぶれる方がよいだろう。(50代、企業経営者・幹部)
・2大政党いずれも明確なビジョンと確固たる信念をもったリーダーがおらず、小さな視野での権力闘争に終始するのではと、諦め気味にみている。(40代、メディア)
・どの既存政党も単独では政権をとれないだろうし、政界の再編成も何度かの混乱の時期を経ないと将来の姿は見えないと思われる。大阪の橋下市長の維新の会の動向もまだまだ不透明だし、市民の心も政治に不信だけでなく不安定に揺れ動くだろう。(70代、各団体関係者)
・どこの政党も、やたらメディアが持ち上げるイカサマ政治家も、たとえ選挙で勝っても今の日本を好転させる能力はない。(40代、企業経営者・幹部)
・次の総選挙では、国民の二大政党不信に対し、いずれの政党も国民を引きつける理念、政策を打ち出せないため民主党、自民党いずれも単独勝利は予想できず、連立政権スタイルになるが、政治体制はあいかわらず不安定状態が続くだろう。(60代、会社員)
・今年も数人の国会議員と話をさせていただく機会を得たが、勉強不足であることと、現状認識と国民ニーズの把握にズレがあることを問題に感じた。国民の将来を考えているというよりも、政党という組織のなかの駒のための議員に過ぎないように思う。彼らに期待することは出来ない。(50代、地方議員・秘書)
・この国の政策決定は基本的に官僚であるので、その構造改革が行われない限り、どの政治家が出てきても、踊らされるだけだから。(20代、学生)
・メディアなどのポピュリズムにより、総選挙をしても真の政界再編にはならないから。(60代、学者・研究者)
・政権交代政党が公約破棄は根深い政党不信を生んだ。原発対応で国民が政府を信用する根本の安心安全に擬似を生じさせた。社会保障、公務員改革、参議院の役割制限等でも政界は混迷を続ける。(60代、企業経営者・幹部)
・政界再編には時間を要す。その間政治は不安定化し暫く混乱するが、日本が生まれ変わる為の生みの苦しみと考えざるを得ない。(70代、その他)
・リーダーシップが取れる政治家がいないというべきか、そういう政治家を我々が送り出せないから。(60代、NPO・NGO関係者)
・野田首相に続けて欲しいと思う一方で、客観的な予想をすると、こうなるということです。(何も提案できない、マスコミの役割も問題だと思いますが・・・)(50代、企業経営者・幹部)
・既成政党は現在の日本の改革推進には対応できない。民主党も自民党も政党の体をなしていない。党としての政治的価値観が統一されておらず、政党としての軸がないから、党として重要な課題に対して意見統一ができない。したがって政策も玉虫色になり、実効性が低下する。(50代、各団体関係者)
・①民主、自民ともに決定力に欠ける ②政界再編を起動する政治的人材、エネルギー、構想力の欠如(50代、メディア)
・安定的な政党の不在と一部の地方のポピュリズム(40代、地方公務員)
・自民党は「消費税引き上げ反対」を匂わせて総選挙に突入する可能性が高く、過去の主張との整合性が合わずに過半数を取れないのではないか。一方で「消費税引き上げ反対」を主張するみんなの党や無所属議員が多数当選し、どの党も単独過半数を取れないのではないか。その結果、自民党(またはその一部)を中心にした連立政権が誕生するだろうが参院では過半数を確保できず、政界は混迷が続くのではないか。(40代、メディア)
・どの既存政党にも決断力を持った政治家が見当たらない。政策本位ではなく、派閥と党利党略優先の政治しか出来ていない。この困難な時代にあって政界再編を挙行して強力な政党の現出が望ましいと考えますが、それも望めないことを危惧します。(60代 、その他・年金生活者)
・どこを見ても、誰になっても、この国難をまっとうに乗り越えてくれそうな、魂のある人間が(ほとんど)見受けられない。(40代、自営業)
・真のリーダーシップを持った政治家の不在と国民の自責意識の欠如(40代、会社員)
・民主も自民も党内はまとまらず、党勢も上がっていない。かといって大連立、政界再編ができるとも思えない。結局ズルズルと不安定な政治が継続するのではないか。(80代。その他・元論説委員、大学教授、現在無職)


問7. あなたは、2012年、日本に問われる最も大きな課題は何だと思いますか。次の中から2つまで選んでください。


「その他」を選択した方の自由記述

・2つに絞るのは無理だから(70代、その他・年金生活者)
・TPPはTPPへの不参加の明示が必要。(50代、国家公務員)
・外交の基本軸の確認(70代、その他・無職)
・行政改革の工程表の提示。(40代、国家公務員)
・今世紀のビジョンの国民的合意(50代、会社員)
・社会の立て直し。大阪都構想などローカル思考で、浸水した泥船のような国家を救えるわけがない。(40代、企業経営者・幹部)
・被災地復興(再生)、エネルギー政策、国家の財政健全化、周辺国との関係、TPP参加についての日本の立場の明確化、超高齢社会における成長戦略及び社会保障制度の実現等、全てにおいて日本のこれからの行動・言動が世界各国の良い意味でも、悪い意味でもお手本になっていくと思います。世界がこれからの日本に注目しているということを『日本国民一人ひとりが意識していける』かが、 最も大きな課題だと思います。(30代、会社員)
・北朝鮮の権力移行と朝鮮半島有事(50代、メディア)
・TPPに限らず国際問題の取扱い(50代、会社員)
・特別会計を崩す法律が、官僚の反対のなかで出来るか否か。医療費が年々増大というのは、歯科には無縁のこと、歯科総医療費はこの10数年間、2兆5千億円で抑えられていて伸びは全く見られない。それなのに、医療費抑制は必ず歯科から抑制されてしまう。歯科はいつまで囚人のジレンマに耐えなければいけないのか。(50代、自営業)


問8. あなたは今の日本の政治の混迷を打開する主体として誰に期待しますか。次の中から2つまで選んでください。


問9 これまでの設問に関し追加的なご意見、ご質問がありましたら、以下にご自由にご記入ください。

・(誰も答えてくれないのですが、質問として持っています。)・増税の条件として挙がることのある、「景気の回復」が実現するときはいつなんでしょうか?→私は、「景気が回復していない」と言って増税を先送りするための言い訳に思っています。・国債発行に際して「将来世代への負担」という言葉が使われますが、「将来世代」って誰のことですか?→私は20代ですが、「将来世代」に含まれるのでしょうか? 日本財政に関する議論はとりあえずしまいにして、一刻も早く増税してほしいと思っています。(20代、会社員)
・「設問8」の選択欄に「その他」を入れて欲しかったです。 選択肢がなかったので設問8の回答は「有権者」としましたが、日本の政治の混迷を打開する主体は「日本国民一人ひとり」であると思っています。それは、選挙権を持っていない「10代の若者(中学生・高校生)」も含みます。むしろ、何にも縛られない「10代の若者」こそ、日本の混迷(政治を含む)に一筋の光明を差すことができるのではないでしょうか。そうなってほしいと期待しています。(30代、会社員)
・12年の最大の課題はたくさんあるが、それを正しい方向で解決に取り組むためには政党政治が機能しなければ出来ないと考えるので、その他の需要項目は二次的となる。ただしTPP問題は現政権が進め始めてしまっているので緊急国民的議論のもとに政治のどさくさのなかでそれこそ将来の日本の活きる道の大枠を決めてしまうことになるのははなはだ危険であると感じている。自由貿易、保護主義、グローバル化の根っこのところから本質を考え日本の選択をしなければならない。誰のためのどのようなメリットと誰がどのようにデメリットをになうのか?本質的に現在のようにグローバル化を無条件に信仰する姿勢を再検討しなければならない。NPO言論への期待もそのところにある。本当に世界はグローバル化で人々を幸せのしたのか、出来るのか?(70代、各団体関係者)
・NPOとは工藤さんのこと。(50代、国家公務員)
・あまり出てこない意見だと思うが、皇室内の東宮問題は非常に瀬戸際にきている。(2012年に決着が着き、廃妃・皇位継承権の移動があることを切に願っている。(40代、自営業)
・ここ数年、つくづく思うことですが、今の日本の惨状の原因は、つまるところ国民の選択ミスによるものだと言わざるを得ません。よく、最近の政治家はなっていない、だからこんなことになったのだ、という声を聞きますが、そんな政治家を選び続けているのは私達です。このことを認めて、臓腑を抉るような苦痛を味わって反省することからしか、道は開けないと思います。(40代、会社員)
・このアンケートへの回答が悲観的なものになりましたが、消費税増税、TPPへの加盟が実現するなら、その後の展開は変わってくると思っています。私の周りではTPPへの反対の声が強いですが、円高による不況を自由貿易による不況と取り違えている人が多くいます。問題を取り違えている人が多い背景には、日本に構造的な問題があるように思うのですが...(50代、地方議員・秘書)
・デフレ下における消費税の増税がどれだけ日本を悲惨な目に遭わせるかという観点がまだまだ少ない。 財政再建のためにはデフレを解消する必要がある。そのためには、公務員改革の大幅賃金カット、消費税の引き下げなど、広範囲にわたる、国民負担の軽減策が必要である。これに対してまだまだ知覚が足りていない。(50代、企業経営者・幹部)
・メディアに期待することは無理だと思うが、民の意識を変えるにはメディアが変わる必要がある。(60代、自営業)
・結局は 政治的な民度の向上を待つ。時間がかかるが これに尽きます。そのために 言論NPOさんのような人々のご努力が不可欠です。善意の人々のご尽力に感謝します・。(70代、その他・年金生活者)
・今の政治は今のことしか考えていない。 たとえ今は苦しくても、もっと将来の長期を見据えた政策を展開してほしい。 1.アメリカ軍の早期撤退(イラクでさえ撤退させた)による外交主権の回復 2.税と社会保障、国債発行の"0"化など財政の健全化 3.原子力政策の非を認め大胆な政策転換の実現 などに真剣取り組み、長期的に子孫にツケを残さない生き方をするべきである。 野田政権が苦しみながら実現しようとしている税と社会保障の課題だけでも、私たちの世代で実現させようではないか。(50代、会社員)
・混迷打開の主体が見つからなくて困っています。(60代、メディア幹部)
・小泉内閣のあとは、内閣総理大臣が、1年交代で6人目である。そして現政権も風前の灯である。選挙制度にその根源があるとは思うが、国会議員全員が、このままでは日本の政治は国民の信を失い、クーデターとまでは行かないまでも大変なことになってしまうという危機感を共有しなければならない。(70代、その他 無職)
・人材の大幅・大胆な抜擢や登用が必須・必至(60代、国家公務員)
・世界56ヵ国でビジネスをし、米、伊、英、中国で駐在し20.5年現地法人を経営してきました。外から見ると日本という国がよくわかります。「英語も話せず、世界が分からない内向き志向が跋扈する今の日本を変えない限り、更に世界の物笑いになる」-この国を心底変革しなくてはなりません。北京/東京フォーラムなど結構ですが中国とだけむきあっても駄目です。中国人と長く付き合い欧米人と比較してみてよくわかります。グローバルに駆け抜けてきた日本人ビジネスマンの優秀者の力をグローバル時代の国づくり/政治改革にもっと使うべきです。(60代、その他・コンサルタント、大学/大学院教員他)
・政党、官僚、政治システム全ての改革が必要。(80代、メディア)
・設問が幼稚(70代、自営業)
・設問で練れていないところがある、問1「通過点に過ぎず変わらない1年」→「通過点」と「変わらない」は意味合いが違う。問3「日本の財政破綻」→「財政再建」問5「不安定な政治の継続」意味不明、「自民党と公明党の連立」→「自民党と第3党の連立」が選択肢に無い(50代、メディア)
・設問の違和感のあるもの。もっと別の選択肢もあるはず。(70代、その他・年金生活者)
・東日本大震災と原発事故にあけくれ、未曾有とはいえいっこうに進展が見られないこの一年だったが非常時においても社会保障問題、TPPと農業問題、日中・日韓外交問題、地方分権問題、財政再建と増税問題などや間積みの課題はまったなしの状況だと思います。何とか、強い言論と強い政治ががっぷり四つに組んだ日本の実現をめざしたいものです。(60代、会社員)
・日本の混迷は、誰も助けてくれません。国民が様々な立場で、苦労しながら作って行くものだということを、自覚する年になるでしょう。外国から、他人から、深刻な被害を受ける前に気づきたいものです。言論NPOをはじめ、非既成のメディアにも期待します。(60代、企業経営者・幹部)
・日本社会に蔓延する若者たちの閉塞感は、危機的なレベルに達している。将来への不安(雇用、結婚、年金、子育てなど)に全くといっていいほど希望が持てず、社会の改革に力をつくそうと気概のある若者が極めて少数となっている。また、維新の橋下現象に見られるように、2言論に躍らされ、思考停止の状態の中で力の強さにあこがれて投票する。まさしくかつてのファシズムの台頭を見る思いである。 過去も現在も「アラブの春」のように政治を変えていく力は、若者の力である。その若者たちの意識改革、思考停止状態からの脱却が将来の日本改革に必要だと思う。(50代、企業経営者・幹部)
・暴動やデモ等の表面化はしていないが、日本が直面する大きな問題は世代間闘争だと思う。逃げ切り世代とされる高齢者層、現在メインで財源を負担していて先行きに不安を感じている中年層、今現在とこれからの日本に希望が持てない若年層。各世代にまんべんなく光を当てる民主政治というものは存在せず、どこかの世代が割を食うということとなるが、今は若年層が割を食っているということとなろうか。後を担うはずの層が割を食う社会で、国を大事にする心とは育つものなのだろうか。(30代、地方公務員)
・明治維新や戦後復興は当時の若い力で曲がりなりにも成し遂げたと思う。岩倉具視が使節団を率いて欧米に赴いたのは47歳の時であった。その折随伴した伊藤博文は弱冠31歳であった。敗戦後の日本はレッドパージにより、一挙に若返りが図られ国家の推進力となり奇跡の復興を成し遂げた。今回の国難は前回より広く困難な状況であるから、単に若い力のみでなくベテランも若者も一緒になってと組んでほしい。そのためには、今の出来上がった政治の組織を壊して有能で憂国の士をしがらみにとらわれず採用することにある。老害は百害あって一利もなし。政治を直さなければだめだ。そのためにはすごいエネルギーが必要になる。貴言論NPOもその一翼を担って欲しい。(80代、その他・無職)
・野田政権の無能さ加減を強調するために、それと対比させるように、インチキ・ペテン師で売名行為だけが目的の大阪新市長の行動言動をマスコミ・メディアが華々しく報道しているのが懸念される。おの男は大阪府知事に就任して以来、ただやり易い事だけやって、面倒なことは棚上げにするか途中で放棄し、都構想(堺屋太一らが一番のワルのようだが)とやらで大阪府民市民を騙したことは、まともな人なら誰もが知っているにも拘らず、無責任なマスコミはその程度の実績を大袈裟に粉飾して、大阪の府政市政が目茶苦茶な事を口実に何も知らない人々に虚構を伝えている。信用ならない原発事故・放射能汚染報道始め、こんなデタラメが続くようでは、まともな人々は国外へ脱出だろう。(40代、企業経営者・幹部)
・有権者が変わらない限り政治はよくならない。自分の損得ではなく、全体のバランスを考えるべきと思う。(60代、その他・定年退職者)
・老若を問わず政治家に期待できないとすれば、誰か情報発信源が出現してくれなければ変わりようがない。上記8の中から選ぶとしたら、橋下さん、河村さんが良いとは思わないが、1つは地域から代表される人、もう1つは、残念ながら「既存のメディア」かな?言論NPOに感化され、彼らが変身してくれることを期待するしかないのでしょうか?(60代、NPO・NGO関係者)
・小選挙区制をやめて、政権が長期的に安定するようにする。 「政治家は「選挙屋さん」に陥った」
・http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20111205/224852/
・マスコミの質を向上し、政局や政治家の揚げ足を取るような記事は極力書かないようにする。マスコミが「政治報道」できなくなった理由」 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20111129/224592/(50代・会社員)
・8の回答について。「既存のメディア」としたいが、若い政治家が政治の場で覇気をだすことが、混迷を打開する最も強力な原動力になると期待している。(50代、メディア幹部)
・インターネットメディアに象徴されるような「それぞれ勝手なことを勝手にしゃべる」社会では、芯の通った政策の立案、その実行者の選出、つまり民主主義の進化を期待することはできない。NPO・NGOにベースをおく若い政治家(党派を問わない)たちが合意形成の可能な集団をつくり、既存の政党に影響力を及ぼしながら政治を変えていくことが、いま望める最も現実的な方向だと思う。(80代、その他・元論説委員、大学教授、現在無職)
・参議院の利益団体化により日本の政治は1歩も前に進めなくなってしまった。 改革の第一歩は参議院の廃止(一院制)だと思う。現在のように衆議院の意志が利益団体の集団である参議院によって踏み潰されてしまう状況を一刻も早く解消しないと日本は大変な事になる。だが今の日本人にそれをやり遂げる叡知とガッツがあるだろうか?(70代、その他・引退)
・私の感覚としてですが、設問は、変化の時代を以前の変化軸でとらえているような気がします もはや国内、海外の区別はないし、何が日本企業かわからなくなっているのが現実ではないでしょうか(50代、会社員)
・設問7および8に関して、2つだけの選択に加えて、他のいずれも同じくらい重要事項と考えます。いわば全方位、オールジャパンで取り組むべき課題・責任と思います。(60代、その他・年金生活者)
・問題がありすぎて、選択が2つでは納まりきれない。(40代、自営業)


問12. 言論NPOの活動に対するご意見やご要望、ご感想がございましたら、下記にご入力ください。

・既存大手メディアの問題点への批判、改革の提言を強化すべき。・ネットメディアの可能性を前向きに評価し連携を強化すべき。(40代、企業経営者・幹部)
・政治家も議論に参加するように促し、TVで中継する。(50代、会社員)
・2012年も引き続き活躍して、20年につなげれるようなご活躍に協力します。(60代、企業経営者・幹部)
・TPPという視点だけからではなく根本的なグローバル化、それに関連した、自由貿易、保護主義の議論を展開していただきたい。現在最も緊急な課題だと思っています。この問題を素通りして日本の将来像を描くことは出来ないのではないだろうか?(70代・各団体関係者)
・アンケートを聞く場合、質問、選択肢をもう少し練ってからにして下さい。回答が選びにくい、または抜けていると思われるところがあります。(50代、メディア)
・いつもタイムリーかつ重要な問題意識をもって活動されていることに、心から敬意を表します。来年も益々のご発展をお祈りします。(70代、各団体関係者)
・いつも工藤代表のパワーの下での、言論NPOさんの獅子奮迅、八面六臂の活躍には感心するばかりです。今後とも強い言論の樹立に向け頑張ってください。(60代、会社員)
・いまの政界と政治家の資質を考えると、若手の政治家を育てるような意図を持った企画の展開を、言論NPOの活動の柱の一つにしてもいいのではないかと思います。(50代、メディア幹部)
・ご活躍を大きな関心をもって拝見しています。今後も質のよい意見の集約、発信に努めていただきたいと存じます。(80代、その他・元論説委員、大学教授、現在無職)
・その他 以外で意見を書き込めないこのシステムにはいつも不愉快さを感じる。(50代、会社員)
・デフレ対策と取り上げてほしい。(60代、その他・医師)
・ますますのご活躍を期待します。(60代、自営業)
・マニフェストの見直しが争点となっている中で、改めて点検を行い、発信することが重要と考える。(40代、国家公務員)
・引き続き、政治、経済、メデイアを交流させるプラットフォームとして期待いたします(50代、会社員)
・引き続き応援しています。(20代 会社員)
・何も決められない政治。企業においてもバブル以降、経営者が手に入れた伝家の宝刀リストラが認知されリストラが発表されると株価が上がり財務内容がよくなり社長の評価が上がるようになりました。本来社員の首を切らなければならないのは、経営者の経営がだめだからなのに不思議です。色々な問題に取り組んでください。(60代、NPO・NGO関係者)
・関心、注目をしながら傍観者でいてすみません。(60代、メディア幹部)
・頑張ってください。(50代、国家公務員)
・言って論じるのみならず、実行働に繋げる活動に期待します。(60代、各団体関係者)
・言論NPOのような運動が日本でもっと盛んにならねばならないとおもっています。今後の健闘を期待し、全く微力ではあるが応援していきます。(70代、その他・引退)
・工藤代表の精力的な活動に敬意を表します。(70代、その他・無職)
・巷間、中国だけに特化したように感じられています。やっておられる貴重な活動を関挙げると、もっと社会に大きく知られられる存在になってほしい。政商のような人、悪い噂のあるような人を講演者にしてはいけません。よく身辺調査をして清潔で燃えるような国を思う人の集団にしてほしい。(60代、その他・コンサルタント、大学/大学院教員他)
・自国のトップ・リーダーを日本のメデイアほど悪しざまに批判し続ける国はないと思います。正しい批判をすることは当然ですが、ここ数年首相がころころ変わるのは、週刊誌・TV・マスコミなどの報道の在り方の影響が大きいと私は思っています。個人的な批判をするのではなく、政策について建設的な提言を期待したいと思います。(80代、その他・年金生活者)
・重要な存在だと思っています。( 時間と費用が許せば、ぜひ参加させていただきたいと思っています。(50代・自営業)
・出来る限りのご協力をさせて頂きます。頑張ってください。(40代・自営業)
・長期の展望に立って、あるべき姿を国民に提示し、一方でマスコミにも問題意識を投げかけて下さい。(70代、その他 年金生活者)
・特にないが、今後も積極的な活動を望む。(80代、メディア)
・日本の無責任なマスコミ・メディアを覚醒するぐらいの活動を期待します。(40代、企業経営者・幹部)
・名前が通っている知識人に偏りがちで有り、どちらかというと政府より過ぎる。鋭さのない意見が多い。(50代、企業経営者・幹部)
・明年のますますのご発展をお祈り申し上げます。(40代、地方公務員)
・目に見える成果は なかなか上がらないかもしれませんが、言論NPOの活動に敬意を呈します。(70代、その他・年金生活者)
・優れた活動をするNPOが増えて、とても嬉しい。 そいう意味では、日本も民意が成長したなと思い、嬉しくなった。しかし、束になって数で訴える力もないと、問題を乗り越えて行く力にならない。 政治家がだめならば、こうした良質なNPOが、協力して大きな力となれないものか?そろそろそうしたところから、新しい政治家や変化を望めれば、と思う。(40代、自営業)
・有識者のみならず、大衆を巻き込んだ議論を広めていただきたい。大衆を強く意識して発信していかないと言論NPOが目指す「流れ」をつくることができないと思います。(40代、メディア)

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