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民主主義を議論するための国際的な連携をどう進めるか~「第3回アジア言論人会議」非公開会議報告(9月5日)

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 9月5日、東京都内の国際文化会館で「アジアの民主主義の未来をどう作るのか」をテーマとする非公開会議が行われました。

 この会議は、前日に開催された第3回アジア言論人会議「民主主義の試練をどう乗り越えるか」を経て、参加パネリストがこれからの議論に向けた課題を明らかにするために行われたものです。


次回、第4回アジア言論人会議では何を議論すべきなのか

 会議では、各国の政党や選挙、民主主義そのものをめぐる現状について、各パネリストから紹介がなされ、それぞれが置かれている状況の違いを浮き彫りにすると同時に、共有している課題があることも再確認しました。

0B9A1667.jpg とりわけ、今回の世論調査結果でも垣間見られたような非民主的なリーダーシップを期待する世論の増加をどう考えるか、プルーラリズム(多元主義)をどう実現するか、といったテーマに関しては、「各国が考えなければならない来年以降の重要なアジェンダになる」との指摘が相次ぎました。同時に、各国世論の意識をより精緻に分析するために、「世論調査の設問を民主主義が抱える困難がより浮き彫りとなるように工夫すべき」との意見が出ました。また、年齢別の人口構成上、若い世代の有権者が多い東南アジアのパネリストからは有権者教育についての提言も寄せられました


民主主義を議論するための国際的な連携をどう進めるか

 そして、前日の非公開会議や公開フォーラムでも度々議題に上った「国際的な連携の強化」についても改めて話し合われました。そこでは、「ジャーナリスト」や「次世代の政治家」など、具体的な主体を例示した上での連携についての提言が相次ぎ、前日よりもさらに踏み込んだ意見交換が行われました。もっとも、具体的にどのような枠組みを作るか、というアイディアよりも、課題解決の意思を共有する個人がまず集まり、時間をかけて発言者の輪を徐々に広げ、そこから枠組みづくりにつなげていくべき、というように中長期的に連携を進めていくべきとの意見も相次ぎました。

0B9A1692.jpg 議論を受けて最後に、司会を務めた言論NPO代表の工藤泰志は、「一歩踏み込んで課題を共有する議論ができたことは大きな収穫だ」とした上で、来年以降の対話に向けてさらなる意欲を示し、2日間の日程で行われた第3回アジア言論人会議を締めくくりました。

⇒ 日本、インドネシア、インド、韓国等5カ国のアジアの民主主義に関する世論調査結果
⇒ 民主主義を守るため、「アジア言論人会議」のような国際連携が重要 ~非公開会議報告~
⇒ アジア5カ国 民主主義に関する世論調査結果 記者会見報告
⇒ 不完全なものだからこそ、民主主義を強くするための不断の努力が必要 ~第1セッション報告
⇒ 民主主義を機能させるため、絶え間なく点検を行う仕組みづくりを ~第2セッション報告
⇒ 民主主義は信頼を取り戻せるか ―ハッサン・ウィラユダ元外相(インドネシア)は語る
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