【vol.160】「安倍首相はご自身の流儀で行くべき」 石原信雄氏の発言公開中!

2007年3月28日

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■■■■■言論NP0メールマガジン
■■■■■Vol.160
■■■■■2007/3/28

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●INDEX
■ 日本NPO学会 分科会 「自立に向けたNPO法制度の見直し」において、熱い議論を展開!
■ 「日本の知事に何が問われているのか」アンケート、ご回答がまだの方はぜひ宜しくお願い致します!!
■ 「安倍首相はご自身の流儀で行くべき」 石原信雄氏の発言公開中!
■ 言論ブログ・ブックレット「安倍政権の100日評価」好評発売中!
■ 言論NPOのブログにどしどし参加しませんか?


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■ 代表工藤が出席した日本NPO学会で「自立に向けたNPO法制度の見直し」に関する
  激しい議論が行われました。その全文を4回に分けて公開します!
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2007年3月18日、日本NPO学会(第9回年次大会)の「自立に向けたNPO法制度の見直し」を
検討する分科会において、言論NPO代表 工藤が司会を務めました。

現在、量的には3万団体を超すNPOは、拡大しつつも、質の面では様々な問題が存在すること、
それがNPOの信頼を失わせかねない事態を招いていることなどが問題となっています。
国民生活審議会を舞台に、NPO法見直しに向けての議論が行われていますが、
これらの議論は初めからNPO法のマイナーチェンジを前提に議論が行われ、
今のNPOが直面する課題を真正面から解決するための議論になっていません。

この日のフォーラムでは、NPO法の見直し論議を巡って参加者間で激しい議論が行われました。
このセッションのパネラーは、司会の工藤のほか、堀田繁氏(内閣府大臣官房審議官)、
山内直人氏(NPO学会会長)、田中弥生氏(NPO副学会長)、井上優氏(宮崎文化本舗 副代表理事)の他、
会場には審議会のメンバーが顔を揃えました。


本日は、その議論の中から一部をご紹介いたします。

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第1話:審議会の議論はNPOが直面する課題を抽出できているのか

工藤 今日の議論は2つあります。1つは、NPO法の改正をする前提となる、
NPOの現状に対する課題の認識についてです。おそらくこの認識について、
議論をしている人の間で大きなずれがあるのではないかと私は思っています。
もうひとつは、この課題の認識と言う点である程度定まったら、それに対して
答えをどうやって出すのかという段階に議論を進めます。
現在、政府の審議会が答えを出す方向で議論を進めているのかは疑問に思える
点もありますが、私たちは少なくとも答えを出す方向で議論を目指したい。

(中略)

田中 私自身が特に関心を持っているのは、規模が500万円以上の中でも、
きちんとこれから質の高い公共サービスを継続的に提供していくための
経営マインドを持っているNPOの人たちに対し、経営環境を整えるために
どういう制度設計をしていったらいいのかというところです。
ここに重きを置くことでNPOセクターの発展があるのではないかと考えています。
しかし、先ほど堀田審議官からご説明があった制度の内容、見直しの内容においては、
どこに照準を置かれているのか、そして何を課題としているのかということに
ついては、公開された資料からでは、いまひとつ理解していないところがありますし、
少なくとも、私が今、提案させていただいたこととギャップがあるのではないかと
感じております。

(中略)

堀田 どちらかというと、NPO法はまさに市民の中から生まれてきたものですから、
余り詳細に法律の中でさまざまな細かな規定を置くのはふさわしくないのではないかと、
NPO審議会の方でも、法律をつくった当初の考え方に立ってやっていく前提で、
現在の審議が進められているのではないかと思います。

(中略)

山内 NPO法人に対する国民の信頼というのがどうなっているか。信頼できると
はっきり言っている人が6.5%しかいないわけです。おおむね信頼できるというのが
24%あって、これを含めても3割です。余り信頼できないというのが11%、
信頼できないというのが4.7%。もっと興味深いのは、どちらとも言えないというのが
40%もいることですね。ですから、この40%の人たちが、これからNPOを
信頼する側に回るのか、信頼しない側に回るのかによって、NPOに対する信頼性が
大きく変わってくるという意味で、非常にクリティカルなところにいるのではないかと
考えています。


▼ 全文を読む
https://www.genron-npo.net/opinion//002141.html


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■ 緊急アンケート「日本の知事に何が問われているのか」
ご回答がまだの方は、ぜひ宜しくお願い致します!!
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現在、「全国の知事に何が問われているのか」という緊急アンケートを行っております。
これは前回の「安倍政権の100日評価」に続く、第2弾キャンペーンの議論です。
すでにお答えくださいました皆さま、ご協力をいただきまして誠にありがとうございます。
様々なご意見に目を見張るばかりです。

「国と地方」の問題は、私たちが真剣に考えるべき段階にきていると思っています。
知事の一連の不祥事と地方の疲弊。そして進む高齢化と人口減少と地域間格差。
そうした状況だからこそ、「国と地方」そして「分権と自立」を今問うべきだと考えます。 
しかし、統一地方選は本番を迎えているにも関わらず、その争点は未だ曖昧なままです。

「地方」は自立を本当に求め、それをどう実現しようと考えているのか。
私たちはまず改革の担い手であるはずの知事に問われる課題を明らかにしたいと考えます。
地方への分権改革の議論をもう一度大きく動かし、地方に問われている課題に答えを
見出すため、統一地方選挙のアジェンダ(課題)を明らかにしたいのです。
そして、こうした議論を作り出すためにも、さらに多くの皆さんのご意見をお聞かせ
願いたいのです。

まだアンケートにお答えいただいていない方は、是非、宜しくお願いいたします!

皆様からいただきましたコメントは、本アンケートの結果や分析と合わせて、
言論NPOウェブサイト「キャンペーンブログ」の、参加型議論の場で公開させて
いただきます。

回答期限は3月31日までと、大変短い期間ではありますが、
より多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

なお、今回から、ウェブサイト上でフォーム形式による回答も可能になりました。
ウェブ上でのアンケートはこちら http://genron.salon.ne.jp/ から
ご回答ください。


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■ 「安倍首相はご自身の流儀で行くべき」 石原信雄氏の発言公開中!
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ウェブサイトのキャンペーン企画「安倍政権の100日評価」議論編では、
佐々木毅氏(前東大総長)、竹中平蔵氏(前総務大臣)、
成田憲彦氏(元細川政権首席秘書官)、松本健一氏(麗澤大学国際経済学部教授)
の発言に続き、石原信雄氏(前「国家安全保障に関する官邸機能強化会議」座長)の
発言を5回にわけて公開中です。

本日は、その中から一部をご紹介いたします。
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●第5話:安倍首相はご自身の流儀で行くべき

今までは、「チーム安倍」も横の連絡がうまくいっておらず、ばらばらという
イメージを与えていますが、それぞれ一生懸命やっていますし、総理自身も慣れて
くれば、官邸にいろんなものをつくったのですから、その使い方も上手になるでしょう。
安倍政権はスタート時点では若さもあるし、閣僚経験も余りない人が多いので
慣れない点があったのも無理からぬところがありますが、だんだん慣れてきているのでは
ないでしょうか。

官僚も含めて、今の官邸のやり方はうまくいかないのではないかという疑念を
持っている人が多いということですが、大事なのは全体をコントロールするところです。
具体的に言えば官房長官です。
後藤田さんのときには、各省の役人が後藤田官房長官に呼ばれると、それは緊張していました。
変なことを言えない雰囲気で、閣僚すらもそうでした。
官房長官は、そういうすごみが出てこなければなりません。
閣僚や官僚がそれぞれ勝手な議論をしているのをほうっておくようではいけません。
後藤田さんのような官房長官がいれば内閣はぴりっとすると思います。
内閣が強くなるのも弱くなるのも官房長官次第なのです。
だから、塩崎さんには頑張ってもらいたいのです。頭も人柄もいい人なのですから。

官房長官は内閣の大番頭ですから、誰かがわがままを言ったら、総理になりかわって
わがままを言わせないだけの開き直りが大事です。
補佐官と各省がうまくいっていないのであれば、官房長官が乗り出してそこのところを
調整すべきです。

今回、総理補佐官として広報担当補佐官ができたのは初めてのことです。
これまでは役人としての内閣広報官に、内閣のスポークスマンとしての役割が
期待されていましたが・・・・


▼全文を読む
https://www.genron-npo.net/campaignmani_article/002128.html
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「私も発言したい!」という皆様からのコメントを随時募集しています。
多数のご参加をお待ちしております。


▼「私もコメントする」はこちらから
https://www.genron-npo.net/campaignmani_article/002048.html
▼「過去のキャンペーン一覧」へはこちらから
https://www.genron-npo.net/campaign.html


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■ 言論ブログ・ブックレット「安倍政権の100日評価」好評発売中!
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昨年末に行った、中央官庁の官僚や現場の新聞記者、有識者、大学生を対象にした
アンケート調査結果から浮かび上がる「安倍政権の100日」評価とは
一体、どういうものであったのか・・・。

有識者350人の声と言論NPO代表工藤の分析を、この機会にぜひご一読ください!

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【ブックレットの詳細】
◆『安倍政権の100日評価』(本体800円+税)
 サイズ:A5判
内容:言論NPOでは、安倍政権の誕生後100日を経た時点で、この政権をどう評価するか
について、中央官庁の官僚や現場の新聞記者、有識者、大学生に緊急アンケート調査
を実施した。
アンケート結果分析から浮かび上がる350人が見た「安倍政権の100日」。
評価は果たして期待通りだったのか。
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また次号として、言論ブログ・ブックレット「安倍政権の100日評価」議論編の作成中です。
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現在、言論NPOサイトトップページで実施している「クリックアンケート」
に多数のご協力をいただき、ありがとうございます。

有識者の発言は皆さんへの「問題提起」とし、
今後も、皆さんとの様々な議論の場を設けたいと考えております。

現在も様々なコンテンツに向けて、準備を進めておりますので、
多くの皆さんの参加をお待ちしております。

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