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 「少子化」に関する安倍政権の実績評価 点数の根拠 / アカウンタビリティー

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言論NPOでは、これまでに安倍政権が行った政策の実績評価をしました。

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アカウンタビリティー 10点/30点中

 【一定の説明責任は果たされましたが、政策体系の選択肢は示されず、それと少子化対策についての安倍政権の思想の整合性も説明されていません】

「重点戦略会議」の議論は公開されており、基本的には、政府がどのような課題に取り組んでいるか、見える形にはなっています。また、制度やシステムの大きな変更は別として、前述のように19年度予算を始め個別政策のレベルでは、相当の施策がプログラム化されています。これらに基づいてマニフェストを策定すれば一定の説明責任は果たせるでしょう。
しかし、重要なのは、この分野で安倍政権として何を新たに打ち上げて国民にアピールしようとしているかということです。重点戦略会議の中間報告は基本的な認識を確認するにとどまり、そこまでの踏み込みはみられませんでした。
 問題は、本格的な少子化対策に要するはずの財源論が秋まで封印されていることであり、その限りにおいて、少子化対策についてのアカウンタビリティーが十分に果たし得るかは疑問です。国民の合意が本当に必要な分野であるなら、選挙の段階で、負担論も含めた具体的な問題提起と一定の政策体系を選択肢として有権者に示さねばなりません。
 もう一つの問題は、少子化対策が価値観とも関わることから、理念性や観念性の強い安倍政権の下では、現状認識→問題の抽出→目標設定と具体的な政策体系という政策策定の積み上げのプロセスではなく、いきなり価値のレベルへと議論が飛躍し、教育再生会議にみられるような混乱がこの分野でも起こりかねないことです。
確かに、少子化対策そのものには様々な形態の家族の存在を前提に取り組んでおり、重点戦略会議の基本的な考え方も『「すべての家族、すべての子供」を応援する日本』というタイトルになっているように、安倍総理自身もいかなる形態や種類の子どもや家族も全てひとしく支えるとの考え方を支持しています。

しかし他方で、「多様性は認めても、やはり標準形はある」としているように、安倍総理は健全なる民族の誇り、豊かな自然、親への敬愛と子を慈しむ親という世界観を強く持っているように見えます。
 これが政策論にどう落とし込まれ、政策体系といかに整合性を持つのかについては未だ十分に説明されておらず、こうした思想性が強く前面に出てくる過程で、そこにいかなるアカウンタビリティーが果たされるかが注視すべき課題として残されています。



2007年06月25日 15:07

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