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 「外交・安全保障」に関する安倍政権の実績評価 / 評価の視点

「言論NPOの評価基準」をみる

言論NPOでは、これまでに安倍政権が行った政策の実績評価をしました。

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評価の視点

【 安倍政権に問われる課題 】

 小泉政権を継いだ安倍政権の外交・安全保障政策の課題は次のように整理されます。

【1】小泉政権が強力に推し進めた対米協調路線の成果(安全保障における日米グローバルパートナーシップやイラク問題などで世界に示した国際貢献、良好な日米関係が日本にもたらした国益)の上に立って、これをさらに進展させること。

【2】他方で、小泉外交の欠陥がもたらした歪み(極端な対米一辺倒路線の下での、①地政学なども踏まえた独自の戦略性の欠如、②「これはこれ、あれはあれ」手法の下で失われた外交の体系性と全体への目配り、③靖国問題で最悪化した中国、韓国との関係などアジア外交)を是正すること。

【3】そして、小泉政権が達成できなかった課題(①安全保障の論理立て、②国連安
保理常任理事国入りの問題、③東アジアなど経済共同体、④北朝鮮問題の解決、⑤外交・安保の意思決定メカニズムの整備)の解決に向かい合うこと。

なお、 これらに対して安倍政権が示した理念やビジョン、スタンスは以下のとおりです。


安倍政権の外交ビジョン

 「安倍マニフェスト」(=政権構想+所信表明+施政方針)をみると、全体ビジョンである「美しい国」のうち外交・安保に関わる中身については、「世界に信頼され、尊敬され、愛される、リーダーシップのあるオープンな国」を国際社会の中で実現することが安倍政権の基本的な外交ビジョンであり、その下に、

1)世界に向けた日本の魅力のアピール
2)日本の強さを生かした積極的貢献
3)世界の中で活躍、貢献する日本人を育てる

を3本柱として掲げ、また、「美しい国」の実現に向けて新たな国家像を描くべく、「戦後レジームの見直し」を打ち出しています(政権構想)。


基本理念

 これらのビジョンは外交以外の幅広い政策分野に関わるものですが、上記ビジョンを実現する外交・安保に関わる理念としては、「主張する外交で強い日本、頼れる日本」を政権構想で打ち出し、所信表明では北朝鮮の動向や国連決議に至った流れを踏まえて、「新しい思考に基づく、主張する外交へと転換する」としてこれをさらに強調しました。

 施政方針では、

イ.自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値観を共有する国々との連携の強化
ロ.オープンでイノベーションに富むアジアの構築
ハ.世界の平和と安定への貢献を3つの柱とし、真にアジアと世界に貢献する」

という形で「主張する外交」を更に推し進めると再整理されています。

さて、安倍政権は成立以来、冒頭の課題に対して応えてきたのでしょうか。
政策課題の妥当性、実行プロセス、実績、アカウンタビリティーの各項目にわたって評価します。


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2006年12月05日 20:16

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