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 「治安」に関する安倍政権の実績評価 点数の根拠 / 政策課題の妥当性

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言論NPOでは、これまでに安倍政権が行った政策の実績評価をしました。

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実質評価
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5/10
8/10
8/10
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8/30
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12/20
5/30


政策課題の妥当性 8点/30点中

形式評価 6点/20点中


【「世界一安全な国、日本」復活を理念に、地域社会との連携・犯罪取締りを掲げています】

 1)政権構想では「政権の基本的方向」の中で「安心と安全を国民の手に取り戻す」を柱の一つに立てながらも、治安問題への言及はありませんでした。

 2)所信表明では「健全で安心できる社会の実現」を謳い、治安関連では「子どもが犠牲になっている凶悪事件や飲酒運転による悲惨な事故が相次いでいる」、「国民の安全を確保するのは政府の基本的な責務」との認識の上に、「世界一安全な国、日本」の復活を理念・目標に掲げ、その手段に「地域社会との連携の強化」、「取締りの徹底」を挙げています。

3)施政方針では、「世界一安全な国、日本」の復活が繰り返され、その手段として、①防犯ボランティアのパトロールなどの活動の支援、②2007年春までに「空き交番ゼロ」を実現、が掲げられています。

4)「進路と戦略」でも「世界の模範となる安全・安心な国づくり」が掲げられ、地域社会との連携、組織犯罪や国際的な犯罪への対応などに言及されました。

【施策の体系がなく、「世界一安全な国」の実現に向けた具体的な目標もみられません】

評価の対象になるような施策の体系はなく、治安の確保に向けたハードで有効な施策の約束は見られません。また理念・目標である「世界一安全な国」は、何をもって「世界一」とするのかが曖昧で、感覚的な表現に過ぎないものです。
確かに、「犯罪」の定義が各国によって異なるという事情があり、その定義づけは困難であるとしても、これを理念のレベルの目標として掲げるのならば、その下にそれを補うようなより具体的な目標を設定すべきです。
マニフェストらしい部分は、達成時期と数値目標を明示した「空き交番」に係る記述だけです。

実質評価 2点/10点中


【治安問題の力点が低下し、実質的な課題設定もなされませんでした。】

小泉政権時の与党マニフェストに比べ、治安問題への力点の置き方が明らかに後退しました。足元で治安情勢には幾分かの改善が見られたためにひところのような危機意識は薄れているのかも知れません。また、かつての日本が実現していた「世界一安全」な「世界の模範となる」国を掲げることに、意味がないわけではありません。

しかし、日本の治安情勢が「危機的状況」から完全に脱却した証拠は示されていません。さらに、治安は一旦手を緩めればその崩壊は容易であることに鑑みれば、安倍政権としても、より強いトーンと位置づけでの課題設定をこの分野に与えるべきでした。いずれにせよ、安倍マニフェストでは治安分野について実質的な課題設定はなされませんでした。



2007年06月25日 15:07

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