「議論の力」で強い民主主義をつくり出す
2003 / 10 / 09
2003/10/9 東京新聞
エコノミストや官僚、学者らでつくるNPO(民間非営利団体)「言論NPO」は八日、東京都内で記者会見し、小泉改革に関する評価を発表した。「方向性は正しいが、実行責任から見れば決して十分ではない」と厳しい評価を下している。
小泉改革の最大の功績は、自民党の族議員が深く関与していた予算編成を政府主導に変えるなど「自民党中心・官僚主導の既存システムの破壊を試みた点」と指摘。
一方、二、三年で不良債権処理を目指すとの目標が「依然として出口が見えない」ことについて、「デフレに対する認識が甘かった」「不良債権処理と同程度以上の優先順位で、経済活性化策が実施されるべきだった」と、見通しや手順の甘さを指摘した。
言論NPOは2001年に設立、2005年6月1日から34番目の認定NPO法人として認定を受けています。(継続中)
また言論NPOの活動が「非政治性・非宗教性」を満たすものであることを示すため、米国IRS(内国歳入庁)作成のガイドラインに基づいて作成した「ネガティブチェックリスト」による客観的評価を行なっています。評価結果の詳細はこちらから。
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