増田 寛也

増田 寛也氏発言

 歴史に残る政権交代が実現し、マニフェスト型選挙は一段落進歩したと言えよう。とは言え、マニフェストの策定過程、その実効性、修正可能性などについて議論すべき課題は数多い。今問われるのは、政権交代後の日本がどこに向かうのか、その航海図を明確にすることではないか。各政党はもちろんのこと、各界各層が責任ある主張を戦わせることが必要である。国民の前に分かりやすい選択肢を示す上で、言論NPOの活動に大いに期待している。



増田 寛也
前岩手県知事、前総務大臣

1951年生まれ。77年東京大学法学部卒業後、建設省入省。建設省河川局河川総務課企画官、同省建設経済局建設業課紛争調整官等を経て、95年から2007年まで岩手県知事。07年から08年9月まで総務大臣。退任後、09年より現職。