【発言】周基仁氏 20年後の中国経済はパワフルに

2004年6月10日

zhou_q040316.jpg周基仁 (中国北京大学教授)
Zhou Qiren

1950年生まれ。82年中国人民大学卒業。82年から89年まで国務院農村発展センター発展研究所研究員。89年から95年イギリスのオックスフォード大学、コロラド大学、シカゴ大学の訪問学者を経て博士号取得。95年北京大学教授。中国の改革に深く関与し多くの論文を執筆。97年北京大学で最も学生に人気のある教授に選ばれる。

概要

改革開放を進める中国が、いま、年率8%前後の高成長を見せているが、20年後の中国経済はどこまで進むのだろうか。中国北京大学の周教授は、経済が大きな変革を遂げ、とくに都市化が進んで人口全体に占める都市人口が70%に及ぶこと、工業化と合わせてサービス産業も活発になり、GDP(国民総生産)は日本に並ぶのは確実とみる。ただ、経済発展に合わせ他の国々との貿易摩擦などが起きかねず、関係強化の努力が必要という。


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 改革開放を進める中国が、いま、年率8%前後の高成長を見せているが、20年後の中国経済はどこまで進むのだろうか。中国北京大学の周教授は、経済が大きな変革を遂げ、とくに都市化が進んで人口全体に占める都市人口が70%に及ぶこと、工業化と合わせてサービス産業も活発