イベント・フォーラム一覧

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【記者会見のご案内】
―私たちが考える「エクセレントNPO」の姿を明らかにします―

「エクセレントNPO」は、政府の「新しい公共」に対する、民間側からの提案です


 非営利組織評価基準検討会(国内外の有力なNPO・NGO、および研究者計10名が参加)は4月12日に記者会見を行い、優れたNPO(非営利組織)を「エクセレントNPO」として提案するとともに、「市民性」「社会変革」「組織の安定性」の3つを軸とした「エクセレントNPO」の評価基準の詳細を公表いたします。
 私たちは、質の高い活動を行うNPOが社会的な信頼を獲得し、市民の資源がそこに向かって動いていくような「良循環」をつくることで、非営利セクター全体の底上げを図りたいと考えております。そのためには、目指すべき望ましいNPOの姿を明らかにし、非営利の世界に、多くのNPOがより望ましい姿を目指していくような変化が必要なのです。
 私たちはそのような望ましいNPOを「エクセレントNPO」として提示し、今回、その評価基準を公表いたします。この評価基準の公表をきっかけとして、強い市民社会をつくるための大きな議論を始めたいと考えております。私たちの提案はまさに、検討会が2年にわたって行ってきた議論の集大成であり、政府の「新しい公共」に対する、民間側からの提案なのです。(詳細は別紙の資料をご覧ください)
 会見には非営利組織評価基準検討会のメンバー9名が出席し、「エクセレントNPO」とその評価基準について説明させていただくほか、皆様からのご質問にもお答えしたいと考えております。
 お忙しいとは存じますが、ぜひご参加いただければと思います。なお、お申し込みにつきましては下記をご覧ください。
なお、記者会見終了後には、検討会メンバーをはじめ、NPO・NGOの関係者や各界の有識者などが参加する「強くて豊かな市民社会を考える対話集会(仮)」の開催も予定しております。あわせてご参加いただけますと幸いです。


【概要】

日時: 2010年4月12日 17:00~18:00(受付開始16:30)
場所: 日本プレスセンタービル(東京都千代田区内幸町2-2-1)
内容: 「エクセレントNPO」の定義、および評価基準の発表
参加者(予定):
片山信彦(ワールド・ビジョン・ジャパン常務理事・事務局長)、加藤志保(チャイルドライン支援センター事務局長)、工藤泰志(言論NPO代表)、関尚士(シャンティ国際ボランティア会事務局長)、武田晴人(東京大学大学院経済学研究科教授)、多田千尋(東京おもちゃ美術館館長、日本グッド・トイ委員会代表)、田中弥生(大学評価・学位授与機構准教授)、堀江良彰(難民を助ける会事務局長)、山内直人(大阪大学大学院国際公共政策研究科教授

参加をご希望の場合は、下記までメールをいただくか、こちらの申込用紙に必要事項を記入後、FAXにて言論NPO事務局までお申し込み下さい。
◆メールアドレス:info@genron-npo.net  ◆FAX番号:03-3548-0512(TEL:03-3548-0511)

お申し込み締切りは2010年4月2日(金)となっております。
なお、本件に関するお問い合わせは、言論NPO事務局の宮浦、勝田までお願いたします。


「非営利組織評価基準検討会」とは

 NPO法制定から10年以上が経ち、NPO法人の数は約4万団体にまで増えました。しかし、この国の市民社会は本当に強くなったのでしょうか。市民参加の受け皿となり、強く豊かな市民社会のための旗手となることを期待されたNPOは、その役割を果たせているのでしょうか。
 非営利組織評価基準検討会は、「非営利の世界に、強い市民社会をつくるための変化を起こすにはどうすればいいのか」との問題意識のもと、国内外で活躍する有力なNPO・NGO関係者や研究者たちによって立ち上げられました。優れたNPOを軸として市民社会が強くなっていくような「良循環」こそが必要と考え、NPOに対する実態調査などを通じて優れたNPOの要素を抽出し、それらを評価体系としてまとめるため議論を行ってきました。

【メンバー】
非営利組織評価基準検討会には、片山信彦氏(ワールド・ビジョン・ジャパン常務理事・事務局長)、加藤志保氏(チャイルドライン支援センター事務局長)、工藤泰志(言論NPO代表)、関尚士氏(シャンティ国際ボランティア会事務局長)、多田千尋氏(東京おもちゃ美術館館長、日本グッド・トイ委員会代表)、堀江良彰氏(難民を助ける会事務局長)の6名のNPO・NGO実践者と、大学評価・学位授与機構准教授の田中弥生氏(主査)、東京大学教授の武田晴人氏、大阪大学教授の山内直人氏、日本NPOセンター代表理事であり法政大学教授の山岡義典氏の4名の研究者が参加しています。


「エクセレントNPO」とは

 「強い市民社会」とは、市民ひとりひとりが当事者意識を持って政治を選び、社会の課題解決にも自発的に参加し、そうした動きが尊重されるような社会だと、私たちは考えます。そのような社会を実現するためには、市民社会の受け皿となる非営利組織こそが強くならなければなりません。
 非営利組織評価基準検討会では2年間の議論を経て、多くの市民の参加を得ながら、経営やガバナンスにおいて一定の安定性を維持しつつ社会の課題に挑み、成果をあげるNPOを「エクセレントNPO」として定義するに至りました。今回公表する「エクセレントNPO」の評価基準は「市民性」「社会変革」「組織の安定性」の3つを軸としています。「エクセレントNPO」を目指してNPO同士が切磋琢磨し、そのようなNPOが市民から信頼され支えられていくような「良循環」が、強い市民社会をつくっていくのだと考えています。

更新日:2010年03月30日

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