同盟国米国への日本国民の信頼が後退する中で、日本外交の今後について二氏がコメント
米国と日米関係に関する世論調査結果を日本の識者はどう見たのか。日米同盟に詳しい東京国際大学教授の武田康裕氏と、2021年10月から24年10月までウクライナ大使を務めた松田邦紀氏に話を聞きました。
日本の世論は日米同盟下での外交的自立を求めている 欧州やアジアとの連携が日本における自立外交の鍵
I 武田康裕(防衛大学校名誉教授、東京国際大学教授) I 松田邦紀(前駐ウクライナ特命全権大使)
Q. 米国を同盟国として信頼しているか 第一に、「これまでは信頼していたが、今は信頼していない」(21.1%) 米国に対する評価は、昨年までは同盟国として「信頼している」 しかし、今年は「信頼していない」が33.5%(※3)であるのに対し、 米国は信頼できる同盟国から信頼できない同盟国へと劇的に転換した。 | 今回の日米同盟に関する世論調査の、同盟国である米国を信頼 日本国民はこれまでの日米外交を、極めて冷静な目で見始めた 現状の米国の行動を見ると、日本の国民の健全な判断力が反映し 米国は信頼できない。しかし、核を考えると他に選択肢はない。 これは、私がこれまで付き合ってきたウクライナ、ヨーロッパの 日本国民は...続きを読む |