何のための選挙なのか、日本が抱える中長期の課題についての議論もなされておらず、専門家は厳しい評価で一致した

2026年2月6日


I 成果がなく、選択する材料がない総選挙
前田浩智氏(毎日新聞論説特別顧問、前主筆)

成果をもとに有権者が選択するのが選挙だが、高市首相就任から三カ月しか経っておらず、成果が何もない。首相は「私が首相でよいか問う」と言っていたが、国民にしてみれば選択する材料がないというのが正直なところだ...全文を読む


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I 自民対中道の二大勢力になるのか、多極化がさらに進むのかが今回の選挙の注目点
大川千寿氏(神奈川大学法学部教授)

成果も争点もない中では、高市首相は「自分か、それとも野田氏・斉藤氏か」という構図に持っていくしかなかったのだろう。もっとも、小選挙区制導入以降の衆院選は実質的に誰が総理としてふさわしいかを選ぶ選挙になっている。それが非常に露骨な形で出ているのが今回の選挙だ...全文を読む


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I 経済も外交もしなければならない議論がなされていない
藤井彰夫氏(日本経済新聞社論説主幹)

今回の選挙は勝てるタイミングでやった単なる党利党略の選挙だ。何かプラスの側面があるとすれば、国際情勢が非常に厳しい中で政権基盤をきちんと固めてから外交をやっていく、ということがある。それができるのであればいいと思うが、それでも有権者から見ればやはりなぜこの時期なのか、と思う人は多いだろう...全文を読む