![]() | 野田政権誕生から1ヶ月 聞き手:田中弥生氏 (言論NPO理事) |
田中:工藤さん、こんにちは。大変お久しぶりです。
工藤:今、「on the way Journal」というラジオ番組に出演していてその番組内での議論は流していますが、私自身も発言はしないといけないと思っていました。「北京-東京フォーラム」という大きなフォーラムが8月にあり、その後、疲れていて止まっていましたが、10月に入り次に向けた動きを言論NPOは始めましたので、今回「工藤ブログ」を再開させていただきました。
田中:この間大きな出来事として野田政権が誕生しましたが、言論NPOとして野田政権に関してのコメントをお伺いしてよろしいでしょうか。
工藤:野田政権の評価自体は、100日間はハネムーン期間ですので、それを経て100日後にきちんと評価しようと思います。ただ私が野田政権をどういう風に見ているかといいますと、前の首相が辞任をして党内の選挙で首相が変わっただけですので、何かをこの政権が日本の政治を安定させて次に続くとは見ていません。つまり、日本の政党政治がここまで崩壊してしまって、その中で日本が課題解決に向かえず世界から孤立している。この状況は首相が変わったから、それでなおるというものでもありません。ただ、新政権の誕生は日本が大きく変わる中で1つの大きな転機になる可能性が高いとは思います。
