2012年を迎えての、新たな決意

2011年12月28日

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2012年を迎えての、新たな決意

聞き手:田中弥生氏 (言論NPO理事)


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田中:工藤さん、あけましておめでとうございます。

今年2012年はどのような年になるのか、お聞かせいただけますか。

工藤:2012年は僕たち有権者が日本の課題や未来にきちんと決断しなければならない年だと思います。

田中:何を決断しなければいけないのでしょうか。

有権者自身が国の未来を考え、決断する年に

工藤:昨年震災や原発事故が起きて、これまで日本が棚上げにしてきた問題がはっきり分かりました。原発の問題、それから社会保障や財政の問題。これらはこのままでは非常に厳しい状況です。実はこれらの問題は、課題としてこれまでずっと認識しながらも先送りにしてきたものです。一方で、今の政治の混乱を見て、日本の政治にはこういった問題に対して、きちんと解決をする能力も取り組む意思も無いのではないか、と多くの人が考えたはずです。しかし、政治というのは政治家だけの問題ではなく、民主主義の社会では有権者がその政治家を選んでいるわけですから、有識者にも責任があるのです。つまり僕たち有権者自身が、国の未来に関してきちんと考え、決断する。その結果今のような課題解決に向かい合えない政治を変える、そのような大きな変化を起こさないといけない年だと思います。

田中:その点でお伺いしたいのは、有権者側の議論としてよく出るのは、「今の政党や政治家にはがっかりしているけど、ほかに選択肢が無い、選ぶものが無い」という意見をよくお聞きします。この点を工藤さんはどう考えますか。