課題解決の意思を持つ輿論」に基づいた日本の政治、
外交に取り組む決意を -舞台はアメリカから日本へ
工藤:言論NPOの工藤です。
最後は、リンカーン記念館のリンカーン像の前に来ています。ここの壁には、「人民の人民による人民のための政治」と記されています。私は、これまで行ってきた「言論外交」というものは、単なる外交というものではなくて、デモクラシーの問題だということをアメリカの人たちと議論してきました。つまり、多くの有権者が自分たちの問題として、自分たちが課題解決に向けて挑んでいくというプロセスの中で「輿論」というものが強くなっていく。そうした「輿論」に支えられた政治がデモクラシーだと思います。そして、その「強い輿論」に支えられた外交ということを私たちは目指しています。そうした「輿論」の力によるアジアの平和と安定的な秩序づくりに取り組みたいと思っています。
