衆院選後の4年間、有権者は政治にどう向き合えばいいのか
~2014年衆議院選挙の総括~

2014年12月19日

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衆院選後の4年間、有権者は政治にどう向き合えばいいのか
~2014年衆議院選挙の総括~

聞き手:田中弥生氏 (言論NPO理事)


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田中:工藤さん、こんにちは。先週、衆議院選挙が終わりました。今回の選挙結果を受けて、工藤さんのご意見を伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。

今回の選挙で合理的な判断をした有権者

工藤:有権者は合理的な判断をしたと思いました。経済学で「価格は誰が決めるのか、それは神の手だ」と言われます。今の政治状況では、野党に政権担当能力がないわけですから、結果として今の自公政権の継続を認めざるを得ないだろう、しかし、大勝させることは不安だ。そうした有権者の思いもあり、自民党は大勝せず、反対勢力の共産党の議席が増えるという結果でした。

今回の局面では、有権者はこうした結果を消極的に判断せざるを得なかった。それぐらい、日本のデモクラシーが追いつめられているわけです。こうした現状をふまえつつ、次をどうしていくのか、私たちも含めて準備しなければいけないというのが私の感想です。