2003年01月04日[ 政治に向かいあう言論 ]
道路関係4公団民営化推進委員会は、終盤に来て委員長が辞任するほど激しく紛糾した末に、12月6日に小泉首相に最終答申を提出した。なぜ、委員会内部においてこれほど意見が対立したのか、また、民営化の議論が中途半端になったのはなぜなのか。小泉首相の責任も
2003年01月04日[ 政治に向かいあう言論 ]
12月にまとまった道路公団の民営化推進委員会の最終答申は、新規建設に歯止めをかけるなど、評価すべき点はあるが、「民営化」という視点からは大きくかけ離れる内容となった。最後まで委員会が混乱したのは、委員の「民営化」に対すると認識が希薄なまま、高速道路の新規建設も
2003年01月04日[ 次の日本をつくる言論 ]
底なしの株価下落、一向に減らない不良債権の山、疲弊しきった銀行――いま日本の金融システムが重大な局面にさしかかっているのは間違いないであろう。
2003年01月04日[ 次の日本をつくる言論 ]
日本経済再生に不可欠なのは、不良債権処理に加えて企業の復活だ。伊藤元重・東京大学教授と福川伸次電通顧問・元通産次官に産業再生の条件を聞いた。伊藤教授は事情に詳しい流通業の実情を踏まえ、多様な企業再生ファンドが必要と主張した。一方、行政の立場で
2003年01月04日[ 次の日本をつくる言論 ]
現在のデフレが金融的で現象であり、また需要不足に基づくものという議論に榊原英資慶応大学教授は真っ向から異を唱える。榊原氏はそれをグローバリゼーションの中で世界的に進行している構造的な現象とし、世界経済は構造デフレの時代へと大転換しており、政策目標は激し
2002年12月27日[ 次の日本をつくる言論 ]
工藤 今の日本経済の停滞に民間側の経営者の変革期における挑戦力、やる気のなさを指摘する見方が結構あります。実際、多くの企業が経営の建て直しに時間がかかり過ぎており、国が産業再生に乗り出すという段階になっています。また新しい企業が
2002年12月27日[ 次の日本をつくる言論 ]
柳井 私は、日本はもう本当に追い詰められて、最後のところにきたと思っています。つまり、新年は何が起きてもおかしくない。言論NPOでも年末にデフレの議論を行っていますが、恐慌になる可能性も非常にあるのではないかと思いますし、金融自体も非常に混乱している。
私は新年の一つの挑戦の形としてNPOの問題で口火を切ろうと思っています。
これまでは住民が要求し続けることが民主主義で、それに対して打ち出の小槌を振り続けることが政治行政の役割だと思われてきました。そうしたこれまでの日本の民主主義が、根底から