第2回エクセレントNPO大賞の意義とは

2013年10月03日

 小倉 和夫氏
(第2回エクセレントNPO大賞審査委員長、
国際交流基金顧問)

「第2回エクセレントNPO大賞」
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非営利組織の「見える化」こそ、市民の自己責任を高めることにつながる

 いま日本の社会で一番問題なのは、政治不信が蔓延していることだと思います。しかし、政治不信というのは、市民一人ひとりが自己責任をもっと持っていくということの必要性と、実は表裏の関係にあると思います。

 では市民が自己責任を持っていくには、どうしたらいいか。一人ひとりではこれはできないので、課題解決型の色々なNPOとか市民の組織というものができていく。それが結局、市民の自己責任、自分の意識を高めることにつながっていくわけです。

 では、NPOのような形で組織をつくっていくとして、今、組織のガバナンス、組織のあり方などが、実はあちこちで問題になっています。

 ですから、本当に良いもの、一種のロールモデル、つまりNPOのあり方、理想的なNPOがどういうものかを示すことが実はNPOが立派に育っていく、さらにひいては、市民の意識が高まっていく基になるのだと思います。

 そう考えると、どういう組織がロールモデルとして良いのか、ということを考えて、そういう組織を表彰して、賞を差し上げる、ということが、社会的意味を持ってくる。こういうふうに感じているわけです。


組織を自分たちで評価することこそ、この表彰の本来の意味

 「エクセレントNPO」の評価基準というのが、色んな方の努力で数年をかけて出来上がりました。この評価基準を広めていくということを考えると、単に評価基準やその解説を読んでも仕方がない。それを実践していただかないとダメです。

 だから、この評価基準を自分たちの組織に当てはめ、自分たちで評価してもらい、その結果、良い組織を表彰することで、みんながそれを共有していく。そういうプロセスがとても大事なのではないか、と思っています。