言論NPOは、2月22日(火)・23日(水)の2日間にわたって、日米中韓4カ国の安全保障、外交専門家などからなる多国間対話「アジア平和会議」を開催します。
今回開催する「アジア平和会議」は、言論NPOがこれまで十数年にわたって行ってきた中国、韓国、アメリカとの二国間対話の積み重ねを基礎として、この地域の安全保障環境を分析し、事故や紛争を回避し、さらには将来の平和秩序に向けた、民間側の取り組みとして言論NPOが2020年に立ち上げた多国間対話です。
米中対立が深刻化し、北東アジアに緊張感が高まる中、対立する米中両国が同じテーブルにつき議論する、アジアや世界でも初めての試みであり、この地域の信頼醸成の仕組みづくりになるものと考えています。
初日の2月22日は開幕を記念して、4カ国の専門家のアンケート調査による「22年度版北東アジアの安全保障リスク」を公表し、それに基づいて4カ国の参加者がこの地域の安全保障リスクを公開で議論します。
2日目は非公開になりますが、「アジア平和会議」の本会議として、「北東アジアにおける紛争回避と台湾問題」をメインテーマに、その紛争の可能性や回避などについて4カ国の参加者が2つのセッションで議論を行います。
報道関係者の皆様には、22日の公開対話に加えて、23日の非公開対話も含めてzoomにて中継いたします。
- ぜひご覧いただき、日米中韓4カ国の安全保障や外交の専門家の議論をご取材いただき、取り上げていただければ幸いです。
※23日の会議は原則非公開のため、記事にする場合はチャタムハウスルールでお願いします。
※米中韓のパネリストはオンラインでの参加となり、会場には日本側の参加者が集まります
※感染拡大防止のため、席数を削減しています。現地での参加をご希望の方はお早めにお申し込みください
※場合によっては、現地でのご参加の希望に添えない場合もございます。あらかじめご了承ください
「アジア平和会議 2022」 パネリスト略歴はこちら
「アジア平和会議」開催概要
日付:2022年2月22日(火)、23日(水・祝)
時間:午前9:00~午後1:00
会場:東京(国際文化会館「講堂」)及びオンライン
メインテーマ:北東アジアにおける紛争回避と台湾問題への対応
スケジュール:
2月22日(火)※公開対話
午前9:00~午前10:00 開会式・基調講演午前10:00~正午 特別セッション
"北東アジアの平和を脅かす10つのリスク 2022":レポートの発表とパネルディスカッション
2月23日(水・祝)※非公開対話
午前9:00~午前10:50 第1セッション:「台湾問題の紛争回避をどう実現するか」午前11:00~午後0:45 第2セッション:「北東アジアの安全保障リスクをどう管理するか」
午後0:45~午後1:00 まとめと閉会
参加予定者(敬称略):
【日本】
基調講演:未定 (日本政府関係者)
河野克俊(前自衛隊統合幕僚長)
香田洋二(元自衛艦隊司令官)
杉山晋輔(前駐米大使、元外務次官)
添谷芳秀(慶応義塾大学名誉教授)
宮本雄二(元駐中国大使、宮本アジア研究所代表)
工藤泰志(言論NPO代表)
【中国】
賈慶国(政治協商会議常務委員, 北京大学国際関係学院前院長)
楊超英(中国国際戦略研究基金会副理事長)
張沱生(中国国際戦略研究基金会研究員, 国観シンクタンク学術委員会主任)、他1名
【米国】
ゲイリー・ラフヘッド(元アメリカ海軍作戦部長)
ダニエル・ラッセル(元東アジア・太平洋担当国国務次官補)
マイケル・シファー(アメリカ上院外交委員会民主党委員上席相談役兼アドバイザー)
マーク・モンゴメリ(サイバースペース・ソラリウム・コミッション会長上級顧問)
フランク・ジャヌージ(モーリーン・アンド・マイク・マンスフィールド財団理事長)
ロバート・ギリエ(パシフィック・フォーラム名誉会長、海軍分析センター上級研究員)
【韓国】
崔剛/チェ・カン(アサン研究所副所長)他、外交・安保専門家及び元政府関係者登壇予定