あなたのNPO(非営利組織)に対する印象はこの2、3年で変わりましたか

2013年9月26日

問2.あなたのNPO(非営利組織)に対する印象はこの2、3年で変わりましたか

各回答とその理由

良い印象に変わった

○非営利組織として実行できることや世の中に影響を与えることができる。 これは、環境改善、災害対策、国家間問題の改善、高齢者活用など、ほとんどすべての分野において可能である。
○特に若い人の経営する団体で、マネジメントに合理的な方法を取り込んで実績を上げる傾向が散見されるようになって来ていること。 例えば、フローレンス・ACE・PLAS・かものはし等。営利会社ではあるが、マザーハウスも。
○(抽象論ではなく)個別具体的な社会的課題に対し、解法を示した上で、解法に沿った活動によって着実に成果を上げ、国の政策にまで影響を与えるNPOの存在を知るに至ったから。
○社会問題の解決に向けて、熱い思いだけでなく、組織や体制面の整備を整えている団体が増えてきたと思うから。
○テレビ番組やインターネットで言論NPOが提供するデータを目にするようになったため。
○震災をはじめとする様々な社会課題への対応に感銘を受けたため


どちらかと言えば良い印象に変わった

○活動が見えるようになった. 指定管理者で公的施設の運営をして実績を上げている。
○震災関連で活躍するNPOの人たちと会い、彼らのやる気、真剣度を肌で感じたから。
○言論NPOがメディアに取り上げられるようになったことで、活動状況が分かってきた。
○大学で学び、以前よりNPOについての知識がついたからです。
○そもそもNPOに対する認識は薄かったが、東日本大震災を機に、被災者支援を行なうNPO関係者と知り合い、NPOに対する認識が深まったため。
○東日本大震災でNPOを通してボランティアに参加し、その運営(人、資金)自体が非常に大変である事を知った。
○社会課題と経済を両立させる事業家が出てきたこと。
○最近メディアでNPOの会の方々が、草の根運動できめ細やかな対応と、官では手のとどかない部分で活躍している。
○東日本大震災への対応で、縦割りの行政では対応できない支援をしているのを知ったため。
○NPOが法制度により数多く出てきた15年前~10年前は、中間法人的なコンサルが暗躍したこともあって、未成熟な法人があったように思う。また、事務手続きに追われて本来の活動がうまく回らなくなった法人も出てきたように感じている。最近はそのようなイメージは無くなり、自主財源をしっかりベースにした健全な活動を展開している法人が増えてきているという印象を持っている。
○いろいろなNPOが全国に成立しているので、すべてが良心的な活動をしているかは、一般市民にすべて判断できるわけではない。しかし多くは良心的な活動が行われていると想像しているから。
○震災復興への協力やHPでの広報の印象、さらにマスメディアでの露出度が増加していることが影響しているように思われる。
○所期の目的を着実に達成しているNPOをよく見受けるため。
○真に公共の利益を考えているNPOに出会ったから
○信用できないNPOが多く出てくるのではないかと危惧していたが、それほどではなかった故。
○当初は善意だけは疑わなかったけれど、実力(実行力)については半信半疑でした。3.11の地震以来その実力に感心しています。たとえ中には自己陶酔のための自己陶酔みたいな組織が存在していることは事実にしても。
○東北支援を目的としたNPOの活動を目にしながら、具体的な活動内容が目に見えるようになってきたから。


どちらともいえない

○あまり具体的な場面に遭遇していない。
○NPOに対する期待や必要性については、理解できるし頑張っているNPOも多数存在する。しかしながら、多くのNPOは寄付会費など自己財源の獲得に努力しているかというとそうではない。本気で活動をやろうとしているのか疑問不安になることがある。また、情報開示や評価にしっかりとりくんでいるかということこれまた不十分である。いま、NPOは自らのかつどうについて謙虚に評価に取り組むべきである。
○役割の拡大に加えて、プレーヤーの拡大


どちらかといえば良くない印象に変わった

○震災を悪用した私物化
○非営利であっても、組織は、会社並みにしっかりしなければならない。ましてや、経営も。 残念ながら、形だけNPOという法的な存在でも、中身が整っていない、いい加減なNPOがあまりにも多い。 「非営利」とは、利益を求めないのではなく、利益が出ても、社員に配分しないということ。 甘い考えで作ったり、運営しているNPOが多すぎます。
○1 営利企業がバックにいるNPO、特定の政治団体の別働隊NPOなど、本来の非営利市民活動法人の趣旨にそぐわないNPOが増えていること 2 被災地で自治体業務の受託を受けて不祥事を起こしたNPOなど、ガバナンス(特に財政経理面)に問題の多いNPOが出てきていること など、NPOも「淘汰選別」の時代に入っているように思う。
○独立性がない
○怪しげな活動をしているNPOの話が時に出てくるため
○NPOを明らかに悪用しているケースも知り、NPOだと言う信頼感の前に疑う気持ちもどこかに持っていないといけないとの認識にかわりました。
○問題を包括的に捉え、他のNPOと提携したり、発展的解消と統合を模索するような動き、すなわち組織を大きくしていく流れができないから。
○NPOを称していても、実態は営利企業の受け皿を用意して税制面等の恩恵を受けている建設業系NPOが多くなっている。
○ある業界人だけのメンバーでで作って、結果として自分たちに有利な仕事を受注するなどとという「インチキnpo」もたくさん現れてきているから。
○自らの雇用のためにビジネス志向が強く本末転倒になっていたり、公的支援を悪用するスキャンダルが相次いでいる。また、謙虚に多様な意見に耳を傾けず、バランスを欠いたシングルイッシューに拘り、説得力を欠いた活動も少なくない。


良くない印象に変わった

○届け出はあるも、実態がなかったり、運営が好い加減な団体が見受けられるため。また行政主体で設立されたとしか思えない団体もあり(選挙目的という面もある)、本来の目的趣旨からは離れつつある。


変わらない

○この2-3年でNPO活動が大きく変化したとは思わない
○自らの我を通したがる団体が多いように思うから。
○よいものとそうでないものが混在し、よいものは残っている。
○NPOにも、問題のある組織はもともとあると思っていたから。
○社会にとって役に立つNPOも増えましたが、逆のものも数は少ないが、悪影響の度合いが大きいので。
○NPOも玉石混交だと思うが、貴団体を含め、自身が関わっているNPOは、いずれもしっかりとした行動理念と活動基盤を有しており、NPO一般に対する心証に変化はないから。
○我々真面目に実践しているNPOは、頑張っていますが、そうでないNPOも多く、世間的評価は 如何でしょうか?その意味で全面的に「良し」の評価が出来ないでいる。
○活動内容が表に出る機会が少ないため。
○定年後、あるNPO発足から立ち上げまで理事として活動したが、この団体は今現在も以前と変わりなく 運営されているが、会員が年々高齢化するに伴い法人の運営が難しくなっている。 団塊世代の参加が少ないのもその一因と思う、これは生活に余裕が無いのも一因ではないか?
○周辺で特に目立った変化がないから。
○特に印象が変わるような具体的な出来事が身の回りに起きていない、と思われるから。
○活動の内容がどうこうということは分かりますが、 組織の仕組み上、NPOはどのようになっているのか? 公益社団、財団とどう違っているのか等も含め私自身がNPOの仕組みを不勉強で 恥ずかしながら質問にお答えできない。
○かつてからポジティブな印象を持っていた。震災等でNPOが色々な意味で報道されているが、それにより大きく変わった感じもない。
○NPOの活動に接する機会が無いため、マスコミ等で報道されるものしか情報が無い
○社会のシステムが、まだまだNPOを受け入れていない。
○NPOの活動は一層、目に見えるようになったが、良い面と悪い面は変わってはいない。
○NPOに登録(?)した法人がその目的とは異なる行動を行っているとの報道がある。登録(?)を受理した機関はその法人の活動を第三者機関の監査などを通じてウオッチする必要があると考える。
○NPOについての情報や認識に変化が無いから。
○自分自身がNPOを設立して運営している
○NPOと言っても玉石混淆で、すべてのNPOを知っているわけではないので。
○以前からいい印象を持っている。
○NPOとなのる団体の実態がつかめない▼ある議員のように都合の良いときだけNPOに参加するため
○特定非営利活動法人法ができたときから、玉石に二極化していくと予想していました。その予想どおり進んでおり、この2~3年では特にこの見方に変化はありません。
○元々NPOに対して良い印象を持っているが、「良い印象を持っている」と断言するほど全てが良いと感じているわけではない。
○非営利につきる
○以前から良い印象は持っていたし、3・11以降も活躍するNPOが増えていると感じている。
○あまり期待していないから。
○中小零細が多く、力がないため存在意味がわからない


わからない

○東日本大震災を契機として、さまざまな非営利団体がそれぞれ持っている力を発揮したように思うから。