お久しぶりです、工藤です

2006年3月08日

工藤ブログが始まってから、
なんだか躊躇して、なかなか書けませんでしたが、
映像だけではなく、文字でも言いたいことを書けという
お叱りを各方面からうけたこともあり、これから適宜、私は今進めている
言論の試みを書きたいと思います。


今年はすべてが夏に向けて動いています。
自民の総裁選があり、次の総理が事実上、決まる。
そして中国との対立を招いた靖国参拝の季節があり、
これが政局と絡み合って動こうとしている。
実はこの夏に向け、私たちもすでに議論作りのため準備を始めています。

3月8日はその意味で何とか間に合ったというのが、今日の私の心境です。
この3ヶ月間作業を続けてきた「マニフェスト評価ブログ」が何とか今日開業しました。
まだまだ第二弾、第三弾といろいろ準備は進めていますが、
これで政治を監視する仕組みが言論NPOのウエッブでもできることになりました。
党首選はイギリスでもそうですが、マニフェスト型政治サイクルのまさに始まりの部分であり、
選出された党首の公約が政党の公約となり、政権の公約となるものです。
その意味では、総裁選では、政策の対立軸をはっきり描き、
日本を結局、改革の結果、どんな社会にすることを目指すのか、それを各候補にはっきり示してもらわなければなりません。

実はまだ正式ではないし、日程も決まってはいませんが、今年、私たちは、昨年立ち上げた中国との民間版の新しいコミュニケーションチャネル
「北京―東京フォーラム」を東京で開催するための準備を行っています。

日中間やアジアの将来のために、本音の議論をしようという民間側の試みは昨年は大成功となりましたが、今年は、東京に舞台を移します。
中国から大勢の政府関係者や有識者が来日することになりますが、
昨年立ち上げたとき以上に、今年は困難が予想されています。

しかし、私は、これ以上中国と緊張と対立を続けることは、アジアに潜在的に存在する巨大な可能性、日本の将来にとっても、かなりまずいと考えています。また、中国と日本の間でくすぶる偏狭なナショナリズムを議論の力で抑え込むことも大切だと考えています。

実は明日、北京に向かう予定で、明日から中国側との協議が始まることになります。それにしても、マニフェスト評価ブログのアップが間に合ってよかった。

これで安心して旅立てます。
また報告します。

工藤 泰志