民主党との政策討議『マニフェストフォーラム』について

2008年7月13日

 民主党の国会議員と言論NPOのマニフェスト評価委員が激突するフォーラムが、いよいよ明日開催されます。皆さんがこれをご覧になっているときはもしかするともう終わってしまっているかもしれませんが、政党に政策を直接問うという試みは、僕たちのマニフェスト評価作業にとっても初めての試みです。僕たちが特に問題視しているのは、日本の政治が日本の課題解決に取り組むよりも、選挙を意識した攻防に明け暮れていることです。特に政権交代を求める民主党の政策は支持できないという声が多いということが、僕たちの行ったアンケートからも明らかになりました。民主党はいったい何を考えているのか。そこで僕は民主党の政調会にネクスト大臣との議論を要望しました。

 内心、NPOが政党の政策を問うという試みは政治の世界では理解されないのではないかと思っていました。ところが、民主党からの返事は「受けてたつ」というものでした。

 7月14日には民主党の結党10周年パーティーが行われます。その前ならネクスト大臣を4名出せるということで、この企画は一気に動き出しました。

 言論NPOのマニフェスト評価委員は、いずれも各界の専門家の方々ですが、今回のフォーラムではその中でも、前述のアンケートで関心を集めた「社会保障」「財政」「農業」の各分野の専門家4氏が、こちらからも登場します。

 フォーラムはお昼からということで、残念ながら来られない方も多いと思いますが、そのような方々のために、インターネット中継を行い、議論に参加できるしくみも導入します。さて、民主党はこの3分野で何を国民に約束しようとしているのか、僕は明日、これを明らかにしてみせます。(これから勉強しなくては...)