「 『名目成長3%・実質成長2%』、『2年で2%の物価上昇』 を実現する目途はついたか」有識者アンケート結果

2014年10月31日

問2.あなたのアベノミクスへの期待度は、1年前と比較してどう変化しましたか。【単数回答】


問2SQ.前問でそのように回答した理由を具体的にお書きください。

期待が増した

  • 大臣の辞任など問題も出ているが、支持率を大きく引き下げるに至らず支持基盤は依然としてしっかりしている。 これを背に政策の実行力を保持しているので、今後に期待している。(男、80代以上、企業経営者・幹部)
  • 民主党政権時代の『負の遺産』を克服し、国益を重視した政策の実現に向けてよく頑張っている。(男、60代、学者・研究者)
  • 設問が足りないように思います。私の真意は「期待が続いている」というものです(男、50代、その他)
  • 適当な選択肢がない。5つのうち、3つまでが否定的選択肢であって、回答を誘導しようとする意図が感じられ、アンケートを取るものの公平性、客観性を疑う。(男、40代、地方公務員)
  • 世界経済が縮む中で、日本のみ変化(成長)することは難しい面があると思うが、方向性は正しく、頑張っていると判断する。地方再生(ローカルの活性化)政策と効果を期待したい。 まさに国内経済が円滑になることが重要なので、朝日をはじめマスコミが非難一辺倒ではなく、応援にまわり、国民心理が楽観に変わればもっと早く、良くなると思うが、思い込みか?(男、70代 NPO・NGO関係者)
  • 一貫したメッセージを発している点を評価しているから。支持率も低下しているとはいえ、まだ主体的に政策運営できる水位だと判断しているから。(男、20代、会社員)
  • 金融政策や成長戦略における規制緩和などの取り組みが評価できるため。(男、40代、会社員)
  • 昭和35年頃の状況を思い出します、池田首相は所得を10年間で倍増すると言っていました。当初は信じていませんでしたが結果はそのようになりました。九州でも少しずつ動いてきているように思う。(男、70代、企業経営者・幹部)
  • 人手不足の世の中になり、若者がブラック企業への就職を心配しなくてよくなっているから。(男、60代、学者・研究者)


やや期待が萎んだ

  • 3本目の矢の成長戦略の実効性に大きな疑問があります。 経済のグローバル化の進展に応じた構造改革や規制改革が目標になっていません。 とりわけ規制改革委員会の答申は、従来と同じように各省庁が受け入れ可能な小粒の措置ばかりで、規制改革委員会の独自の視点に基づく施策を各省庁に要請する視点が欠落しています。(男、70代、自営業)
  • 経済が既にグローバル化している現在、日本の政策だけで世界が動くわけがない。偶々、安倍政権が発足した頃の世界経済が、アベノミクスの経済政策を是とする方向に動いていただけのこと、フォローの風が吹いている間は良い結果が得られるが、アゲンストの風が吹けば、悪い結果に成るのは、自明の理であろう。真の専門家の意見に謙虚に耳を傾ける態度に欠ける現政権には、このような考えを期待する事がそもそも無意味かも。安倍総理が、日本の人々の生活を本当に考えているのであれば、手前勝手の「思い込み」を止めて、自らのチカラと国が置かれている大変の状況(経済に及ぼす東日本大震災の影響は計り知れないものがある事)への真摯な対応と、真の経済復興政策を執られるよう、切に望むものである。(男、70代、自営業)
  • 第三の矢である成長戦略の実現性にやや不安を覚える。(男、70代、企業経営者・幹部)
  • 三本目の矢が弱い。周囲に自己の利益誘導を図っている人間が居り、首相の目を曇らせているのでは。「美しい日本」のあり方を問うた前回政権時のスタンスに期待していたが、例えば派遣労働についての業界寄りの政策や、カジノに頼る経済政策などは、日本及び日本人弱体化政策ともいえるもの。もっと自信の信念に沿った骨太の政策を自身で判断(本当に信頼できるスタッフと熟考し)して毅然と国民に訴えて欲しい。(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 現実に実感できない。(男、70代、 自営業)
  • 異次元の金融緩和等にもともと期待した(期待しないという選択は日本人としてはなかったと思う)し、まだアベノミクスに全く期待できなくなったということもないのだが、期待が増すほど、成長戦略が強力に推進されているとは、言えないから。(男、40代、NPO・NGO関係者)
  • 第3の矢、成長戦略に対する懸念。(男、50代、企業経営者・幹部)
  • 三つの基本方針(三本の矢)の、特に民間投資による成長戦略の動きが鈍い。(男、70代NPO・NGO関係者)
  • 第一に、日本を取り巻く国際環境が、政治的には不安定さを増し、経済的には問題含みとなっているから。 第二に、三本目の矢の成長戦略が、抵抗勢力の反撃もあって、捗々しいものとなっていないから。(男、80代以上、各団体関係者)
  • 大胆な金融・財政政策により、もはやデフレから脱却したことは十分評価に値するものの、第三の矢である「民間投資による成長戦略」の成果を現段階では肌に感じられない。特に農業分野での規制緩和の実現性など今後も注視していく必要があると考える。(男、50代、会社員)
  • 金融緩和(男、70代、自営業)
  • 安倍政権は株価が上昇に転じた就任直後、「これから民間企業の賃金に跳ね返る」としたが、いっこうに改善の兆しがない。(男、30代、メディア関係者)
  • 農業改革(規制撤廃、企業参入など)、TPP締結などの重要な事項についての政策が遅々として進まない。金融緩和、円安によるインフレ誘導だけでは実質賃金の低下になるだけで特に消費者にとっては意味がない。(男、70代、各団体関係者)
  • 現実問題として、原発を停止しているために、電力料金の上昇、膨大な燃料費の海外流出などが日本経済の足を引っ張っているが、そのマイナス要因を考えるとおおむね良くやっていると思う。 落ち込まないように、現状維持でも良くやっていると思います。 例えば、 原発操業は100m/hで走ってきた車を停止するのに、ブレーキではなく、壁にぶつけて止めるようなことをしている。こんな無茶なことを平気でしているのだから、国を運営して行く方は大変であろう。(男、70代、その他)
  • 消費税増税などで景気がよくなった実感が日常生活で感じられないから(女、20代、NPO・NGO関係者)
  • 足元のGDP成功率の低下は、予想以上のもの。(男、80代以上、各団体関係者)
  • 金融政策による景気の刺激は、あくまで経済成長の触媒作用でしかなく、実体経済が成長軌道に乗るには、やはり規制緩和+地方再生が重要と思われる。 その点では、スケールが小さく、小回りの利く地方自治体の再生成功例を積み上げていくのがベターと思われるが、その成功例が極めて少ないので、まだまだ地方に自立精神が芽生えているとは言い難い。(男、50代、各団体関係者)
  • 規制緩和の取り組みが遅れがちとなっていることを懸念。(男、70代、企業経営者・幹部)
  • 成長戦略が実現できていない(男、60代、会社員)
  • 1.第三の矢である成長戦略にもっとスピード感を持って取り組んで欲しかったから。 2.閣僚の辞任で、国会での法案審議が停滞すると考えるから。(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 第三の矢が明確ではない。内需と輸出の二つの牽引車が必要です。(男、60代、その他 )
  • 成長戦略が官邸・官僚主導の考えで、現地・現場に根付いた戦略に乏しい(男、60代、その他)
  • 既得権を有する勢力による反対のためか、いわゆる岩盤規制が改善されず改革が遅々として進まないので、第三の矢の「成長戦略」が描けていない。(男、50代、自営業)
  • 企業収益の改善が、一部大企業等を除き、思ったようには国内消費の大宗を占める個人消費者の給与増加につながっていない。(男、70代、その他)
  • 第三の矢である成長戦略への取り組みが弱い。(男、50代、各団体関係者)
  • 物価の上昇とそれに見合うだけの賃金のアップがないから(男、60代、メディア関係者)
  • 第1の矢によりデフレ現象に終止符が打たれ、日本経済に明るさが戻って来ているが、問題は第3の矢であり、日本経済が成長軌道に乗れるような構造改革を含む施策が打ち出されるのか心もとない。(男、70代、各団体関係者)
  • 踊り場にいるような気がする。それが踊り場なのか、ここが限界なのかはわからないのでこれ以上の予想が出来ない状態にある。まぁ去年の前半のようにそれいけどんどんみたいなことがあった方が不自然だったのかもしれないが、ひとびとは失われた20年に倦んでいたのでこのまま続くことを期待したのかもしれない。それがわたくしの中にも影響したと思う。潜在力は日本にはあるはずだからそれが花開けばいいはずという思いがあった。(男、60代、その他)
  • 今後、消費税を10%に引き上げるタイミングを考え直さないと景気回復は望めないと思いますが期待は持っています。(男、50代、その他)
  • いまの政策ではデフレ脱却は夢の夢。電子マネーで現金が動かなくなれば、マイナス金利を仕掛けて、現金に課税してインフレを起こす手段しかないのでしょうかねえ。(男、50代、自営業)
  • 安倍政権の政策そのものは間違いないと思うが、欧経済の弱さ・中国経済悪化懸念が足かせとなっている。 生産の海外シフトが想像以上に進んでおり、円安が輸出増に繋がらない。日本への生産回帰が必要。円相場が100円~110円圏内で長期にわたって安定するような、即ち日本に一部生産を戻しても大丈夫と確信持てる為替政策が必要。(男、60代、その他)
  • 第一、第二の矢の時間稼ぎのうちに、第3の矢の実効ある実施を期待しているが  具体策が見えない。また併せて取り組むべき財政健全化への道筋も示されていない。(男、60代、企業経営者・幹部)
  • ・円安が進行しても、以前のように株高とはならない状況がはっきりした。日本経済の局面が変わったように見える。 ・カジノ法案が目玉ではがっかりである。 ・実質賃金があがっていないので消費が刺激されていない。(男、50代、メディア幹部)
  • 海外要因など政権だけでは何とも出来ない次項もあるとは思うが、実体経済が良化しているという肌実感が感じられない。(男、50代、企業経営者・幹部)
  • 能力ではなく政治的に選んだ閣僚が早々に馬脚を表し、その結果、内閣の人気が幾分低下したから。(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 当初は有言実行であったが、その掛け声が掛け声に見えてきた。(男、50代、各団体関係者)
  • 外需頼みではなく、しっかりとした内需拡大政策を打ち出すべき。そのためにも少子化対策を時間はかかるかもしれないが対策をとるべきだと思う。やはり人口問題は国の根幹政策ではないだろうか。経済面だけでなく安全保障面でも人口減少というものは大きくかかわってくると思う。(男、40代、メディア関係者)
  • いわゆる安倍のミクス第三の矢(成長戦略)が業界、族議員の抵抗にあって期待した成果が見られない。(男、70代、その他)
  • 第三の矢である成長戦略が見えてこない。地方創生や女性活用などでは達成できない。アイディア不足が案じられる。もっとしっかりしたブレーンがついていないと先細りになってしまう。(男、80代以上、その他)
  • 円安株高賃上げと事例としては成果を上げているかのように受け止められているが、国民全体が恩恵を受けて積極的な消費活動につながっているとは言えない。むしろ、一部の人々に恩恵が集中し、多くの国民は実感を得られていない。(男、50代、会社員)
  • 成長戦略の実効性があがっていない。(男、60代、その他)
  • 想定外の事が勃発したこともあるが、事態は急速に悪い方向に向かっている。(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 急激な円高によるネガが明確に出てきた。 原発について、世界の指導的な立場になるチャンスだが、経済的を優先している。 まだまだ、市場開放、権限委譲が進まない。(その力はあるのに)(男、60代 、会社員)
  • やはり「第3の矢」の実現には時間がかかる。(男、60代、各団体関係者)
  • デフレ脱却に向けての動きは評価できるが、いわゆる「第三の矢」でその動きが失速している。そもそも急テンポが進んでいる人口減少・労働力不足への対応も、まったくできていない。中韓との関係改善も進んでいない。反中、反韓の姿勢をとっている以上、仕方がないが。内閣改造にも失敗し、政治の潮目も変わってきた。消費税をアップするしないにかかわらず、経済の失速で安倍政権の支持率も下降線をたどる。その時期は来年の統一地方選の前かあとかで、安倍政権の寿命が決まる。(男、60代、自営業)
  • 消費税見送りの予兆。(男、40代、会社員)
  • もっと成長戦略的な新しい施策が出てきて新しい産業等を期待していたが、まだ出てきていない。(男、60代、その他)
  • 円安効果が全体としては表れない産業構造になっていることが明確になり、アベノミクスの効果はごく一部の企業に限られていることが分かった。財政赤字はさらに悪化し、さらに経常収支の赤字にも、あまりにも無頓着で危機感すら抱いていない様子は既にリーダーの体をなしていないと思う。アベノミクスは民主党時代の体たらくとの比較論で支えられているのだろうが、財政、経常の双子の赤字と異次元の金融緩和のツケは覚悟しなければならないだろう。(男、50代、メディア関係者)
  • 第3の矢の成長戦略が全くの期待外れ。(男、60代、自営業)
  • アベノミクスの三本の矢の残り二本は成果出せずに、自民党の古い体質を打破できず、官僚の保身を許して骨抜きの政策になっている。 これを打破しなければ失速するが、やらなくてもいい内閣改造で自民党のガス抜きなど旧自民党体質を引きずったままでは無理であろう。安倍氏にはそこまでの覚悟はないことが、明らかになった。(男、60代、その他)
  • 消費税増税の影響が自分が想像していたよりも大きかった。(男、20代、会社員)
  • 経済的には元々厳しい状況である。少子高齢化の成熟経済下、多くを期待する事は無理である。 ただ、ムードメーカー的役割は果たしているし、まだ規制の岩盤へのドリル役を果たせば可能性はあるが。(男、60代、自営業)
  • 異次元の金融緩和に続く第三の矢が明確でない。(男、60代、 企業経営者・幹部)
  • 経済の実態(男、70代、学者・研究者)
  • ・3本目の矢に、まったく具体策を打ち出せていない。そして、財政の健全化への努力が全く見られない。 ・10年後には団塊世代が全員後期高齢者に突入する。それまでに、具体の少子高齢化福祉制度、必要な社会インフラを作り上げなくてはならないが、考えているのだろうか。 ・少子高齢化人口減少社会の将来像を描こう、持とうとしていない。(男、60代、その他)
  • 成長戦略の具体的な強いメッセージが出し切れていない。(男、その他)
  • 改革はまだ始まったばかり。頑張って欲しいと思います。(男、50代、その他)
  • 依然としてデフレの危険性は残っているにもかかわらず、消費増税を推進しようとしているように見える。  外交と安全保障がうまく行っているので、経済で失敗して欲しくない。(男、60代、地方公務員)
  • 財政再建や地方創生は掲げるものの、地方も含めた財源や地域社会の観点からの、持続可能な社会づくりに向けた取り組みが具体化されていないと思う。(男、30代、メディア関係者)


全く期待できなくなった

  • 一番重要な期待の第3の矢が現実には出ておらず、景気回復に向けた熱が冷めている。(男、60代、その他)
  • 総花的政策ではなく人口減少傾向に対する子育て支援や教育費補助など判りやすい政策実現を目指すべきだ。(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 国の根幹を成すのは人口である。少子高齢社会が深化しているにも拘わらず対処療法的施策に終始し人口増加の為の強力な具体策が全く執られていない。高齢化は止められなくとも少子化は国民の意思で止められる筈。例えば高齢者医療費は抑制してでも子供の医療費や育児手当は増額すべきだ。1000兆円を超える厖大な赤字を放置したままの減税など論外だ。人口減少の中政府が率先して行政のスリム化のロードマップを国民に示すべきであるにも拘わらず国会議員の削減すら実現していない。Etc...(男、70代、その他)
  • 株価の高騰や業績の回復など、大企業や一部の富裕層に恩恵をもたらしただけで、国民全体には何ら効果が伝わっていない。 地方には景気回復の実感がない。(男、50代、地方公務員)
  • 無理な政策で気分的に働き掛けただけであるから、その気分が萎えれば尻すぼみになってしまう。(女、60代、その他)
  • 目先の景気回復だけで、将来を見据えたヴィジョンでないから。(男、50代、自営業)
  • ・閉塞感が漂っていたので、世の中が住みやすくなるようなことを期待していたが、国内も国外も悪い方へ向かっていると感じている。(男、60代、NPO・NGO関係者)
  • 金融緩和、財政出動に永続性はなく、鍵は成長戦略の有効性と見ていたが、打ち出せた戦略への評価は乏しく、期待感は消えつつある状況。(男、50代、メディア幹部)
  • 成長戦略の実行力や新規雇用を生み出す政策がよく見えないことや、低所得者対策なども後回しになっている感があるから。(男、40代、メディア関係者)
  • アメリカ流の経済政策が日本人にそのまま受け入れられるのか。竹中平蔵氏の失敗、特に郵政改革にみられる国民の利便性を無視した改革と同じ流れの政策は、最初から疑問符をつけてみていた。経済が国際的に動いている以上はやむを得ない点はあろうが、内需拡大はそれとは別で、日本人の国民性を考慮する必要があろう。(男、70代、学者・研究者)
  • 第一の矢は言わばカンフル注射、第二の矢は一時的バラマキ政策。第三の矢が民間の活力強化、活性化に結びついてないように感じられる。(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 金融、財政以外の政策がないから。(女、60代、NPO・NGO関係者)
  • 第3の矢という成長戦略が全く見えない。(男、50代、会社員)


もともと期待していなかった

  • アベノミクスの「3本の矢」政策の実効性にもともと疑問だったから(男、60代、メディア関係者)
  • 金融緩和に頼っただけで金融業、輸出企業は一時的には良かったかも知れぬが外国の経済状況が良いとは言えず、国内も公務員大企業と一般企業との格差があり勤労者の正、契約社員との差別あり又その差別を拡大しようとする政策では将来を期待できない。数値上経済成長が3%になったとしたら職種、雇用形態の差別化がより進んだ事になると思える。(男、70代、その他)
  • 6年前のリーマンショックを経て、アメリカを中心とした資本主義社会のお金の流れが、約20年前の日本のバブル崩壊とあまり変わらなく思え、期待はほとんどしていなかったため。(女、60代、その他)
  • 今日の日本のデフレは貨幣現象ではないから。(男、40代、学者・研究者)
  • 破綻するのは最初からわかっている。小手先政策では騙されない。不都合で深刻な局面を見据えて、国策をとって欲しかったのだが。(女、40代、会社員)
  • 中毒患者に治療を施すどころか更に酷い中毒状態にする政策はそもそも大間違い。(男、30代、メディア関係者)
  • 時代に合わなくなっているシステムを根本的に改革しないと改善は望めない。人口減少社会で、トレンド成長率が下がっている中、成長はほとんど望めない。(女、50代、その他)
  • 成長を目的とする経済政策は現在及び今後の日本社会の現状とあり方を考えると間違っているため。(男、40代、学者・研究者)
  • 金融緩和と財政出動は麻薬。構造改革こそが口に苦い良薬。これまで安倍政権がやってきたことは、麻薬を注射することばかりで、口に苦い良薬は飲んでいない。(男、50代、メディア関係者)
  • 日本経済は2%成長のポテンシャルはない。 そのことを前提に経済運営をすることが肝要。(男、60代、会社員)
  • 安倍総理にとって、アベノミクスとは自らの政権への支持を強固にするための手段。高い支持率を背景に、外交、安保における強硬路線と復古的教育の推進を図ることが目的。しかも消費税増税のタイミングを誤ったため、当初の目論見は失敗に終わると予想する。(男、50代、その他)
  • 金融緩和などは、一種のショック療法であり、本格回復につなげる道筋が元々はっきりしていなかった。(男、50代、メディア幹部)
  • デフレ脱却の為のカンフル剤としての金融政策は良かったと思うが、安定的な物価上昇を起こす事ができるような政策や方向性がもともと見えにくい(もしくは無い?)ので、期待はしていなかった。(男、40代、会社員)
  • 広く国民の経済社会生活に資するような改革ではなかったから。(男、70代、メディア幹部)
  • 金融緩和、財政出動は一時的なもの。本当に必要な構造改革は後回しであること、またそれを成し遂げる力が阿部総理にはない。(男、50代、会社員)
  • 日本を経済破綻へ導く手法をとっているとしか、思えない。 時間の問題であるとはといえども、自滅するのはいやだ。(70代、その他)
  • すべての対策はマクロ指標上昇と経済の短期的回復を図るもので根本的な解決になっていない。 すべて政権のプロパガンダを主目的としているとしか見えない。政策は自民党旧体質の域を出ず、世界や日本の情況の推移を踏まえた対応とは考えられない。根本原因は政治家の質の低さとそれを助長した日本の民度の低さである。国民は臣民型ではなく参加型民主主義を意識すべし。政府は一般国民に顔を向けた長期的な視野に立った政策をとる必要があり、国民も私利のみを考えず大局的に物事を判断できるように努力すべき。(男、70代、その他)
  • 金融緩和については、それに見合う資金需要があるのか、疑問があった。公共事業はこれまでと同じ、カンフル剤で終わる恐れを感じていた。成長産業の育成に成功するか否かが、今後のカギになる。(男、50代、メディア幹部)
  • デフレ脱却予算と金融緩和のアナウンス効果で、破滅的な円高から脱却しつつあり、これらによって景気が回復基調にあるのだと思う。日銀から市中銀行への締め付けは緩和されているが、市中から民間への資金は、バブルへの過剰反応から作られた金融法(護衛船団方式から出港制御方式?)によって厳しく制限されている。バブルの混乱期に、潰さなくても良い企業を沢山潰してしまったが(内容を吟味しないで、必ずしも経営実態を正確に反映している訳ではないことは周知であった決算状況で機械的に分類し)、その反省をせずに、金融法はそのままに、新しい産業分野、新規創業に盲目的にのめり込んでいるように見える成長戦略なるものが、短期間に大量の就業者を吸収するわけがない。バブル以降、20年も同じことを言い続け、目指し続けていることを思い起こして欲しい。(男、60代、NPO・NGO関係者)
  • 金融に過度に依存した経済運営は一時的でかつ格差拡大を生みかねない。金融を発動して経済に火が付く環境がいまだ整ってない段階では効果は薄い。少子高齢化や一極集中などをはじめ経済の根底にある日本の課題をどう克服していくか方向性が全く見えない中では異次元の金融緩和は負の遺産を残しかねない。代わり映えのしない成長戦略を描くよりもこの局面では日本の構造問題に対する改革戦略を提示すべきだが、政治家や一部を除いた官僚は自分たちの過去の無責任なばらまきが齎した付けでも大衆受けしない戦略などは描かないだろう。(男、70代、企業経営者・幹部)
  • 経済成長するので、大企業を中心に支援していけばトリックルダウンで一般市民も潤うと言う基本認識が間違っているので。(男、70代、各団体関係者)
  • 官邸にたむろする官僚の思い付きで、やれそうなことを試してみただけだから。(男、50代、学者・研究者)
  • 有効な成長戦略を立てることができるとは思えなかったから。(男、50代、メディア関係者)
  • 大企業への恩恵だけの政策というより、献金へのお返し。 大企業が全企業のわずか3-5パーセントに過ぎない、そのことを忘れて経済政策はできません。 アメリカにいる爺さん経済学者の言うことばかり聞く安倍政権は、アメリカの奴隷でしょ。 アメリカ人の友人もこの姿勢に嘆くことしきり。 中小は調査でも、最悪と泣いています。(男、60代、自営業)
  • 景気は財政のばらまきによって回復したように見えるだけ。金融の異次元緩和に民間の資金需要を喚起する効果はもともとないと考えていた。第3の矢は、方向は正しいとしても、その効果が上がるには時間がかかるし、各方面の抵抗により予定したことができない可能性もある。日経新聞がしきりに提灯をつけているが、経済の実態はかなり厳しいとみるべき。(男、70代、企業経営者・幹部)
  • アベノミクスは元々小泉政権下で行ったことを大々的にやっただけのもの。それ故、内需が全く伸びないデフレ促進型の経済政策です。 この6月に発表された政府の借金がさらに増えていることから明らかに失敗であったことが裏付けできます。 金融緩和による資金量増やしても、内需市場に回らず、株式もほとんどがアメリカの影響を受けており、日本の金融緩和は役に立っていません。小泉政権下では円安により輸出増大しまたが、現在の欧米、中国の不況では輸出も伸びていません。内部市場輸出部門とも停滞しています。 日銀も出口がありません。安倍政権は単に借金を増やし逃亡することになります。(男、50代、企業経営者・幹部)
  • 円安政策が企業を牽引する」という考え方は時代に即していないことが一番大きい。(男、60代、自営業)
  • 株価が上がったのは金融緩和の成果ではない。(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 国民の視点における政策ではないから。(女、60代、自営業)
  • 民主党政権時節よりも一部の人は恩恵にあずかっているかも知れないが、地方は悪くなるばかりである。トリクルダウンというのは間違いと思う。(男、70代、その他)
  • 目先のことばかりで、10年20年を見据えた政策を考えていると思えなかったから。(女、50代、学生)
  • マネーゲームを扇動しているだけだから。(男、50代、その他)
  • 世界には収益を上げるために機会を狙っている人が大勢いる。彼らは生きた経済感覚を持って活動している。 一方特に日本の経済政策スタッフは官庁のエコノミストであり、生きた経済感覚を持っているかどうか大いに疑問がある。 それらのエコノミストに依存する経済政策が期待できるとはとても考えられない。 高橋是清に匹敵するエコノミストはいるのだろうか ? 在野の一匹狼の様なエコノミストを探し出し、そういう人を活用するべきだ。 いまの政治家は誰を取り上げても「無能」以外の何者でもない。 大体アベノミクスの中身が、策定した人間だけが理解する、具体的でない文章の羅列であり、何をしようとしているのか一般国民には分かり難い。(男、70代、その他)
  • もともと2パーセントのインフレ率達成は不可能に近かったから。消費税の効果を除いたGDPデフレーターインフレ率はまだプラスになっていないため、デフレからの脱却も達成していない。(男、60代、学者・研究者)
  • もともと「富裕層」にしかおこぼれがいかないと思っていたから。(男、50代、学者・研究者)
  • アベノミクスは異次元緩和をはじめ禁じ手ばかりで、副作用が大きい。 円安も劇薬で日本経済には逆作用!! マイナス成長の中で、格差は拡大するばかりです。(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 以前と変わらない財政出動ばかりの内容であり、経費節減や議員定数削減など税制規律等の規制が全く議論されない状態であった。また、昔と変わらず大企業を優遇する政策を優先している。現状、今の大企業は世界的な変化について行けず、自らの重さでつぶれつつある賞味期限のものが多いのに、そこに注力しても事態は変わらない。また、高給の域の給与を上げても事態は変わらない。クールジャパン施策も一部を除きピント外れであり、結局昔の自民党に戻っただけであり、政権が何故交代してしまったかの原因と課題に政策がほとんど対応できていないから。(男、50代、企業経営者・幹部)
  • 日本政府の経済政策だけで日本経済がよくなるとは考えられない。 隣国との厳しい外交関係は日本経済にも悪影響となっている。(男、60代、会社員)
  • 相変わらずの成長戦略だから(男、70代、その他)
  • 全て 財政へのしわ寄せ(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 過去のデータから判断して、増税等の影響を除き、2%のインフレを達成するのは非常に難しいため。(男、40代、学者・研究者)
  • まず、消費税を上げるだけで、他の国民に対する有効的な政策はない。物の値段があがるばかりで、有名企業以外の給料は全く上がってない。そもそも国民の大半を占める一般年収の国民の意志は全く汲み取っていないのではないだろうか。ただ単に上による、上のためだけの政策としか思えない。値段の上昇にそって、それなりの待遇があれば、国民も納得するし、経済活動もそれなりに増えるはずだと思う。しかし、現在の状況はそうではないと、私は思う。これ以上消費税を上げるのは一、国民として苦しいし、日本の経済の息がより詰まる結果を招くのではないだろうかと感じる。(女、20代、学生)
  • 増税(男、40代、学者・研究者)


わからない

  • 「今までとかわらない」という選択肢がないので(男、70代、各団体関係者)
  • 元々 効果がゼロとは考えていなかったが アベノミクスで全てが解決できるとも思っていなかったので ある意味「期待通り」(男、50代、学者・研究者)
  • 期待が変化するほど、判断する情報がない。また、時間が短い。(男、20代、学生)
  • 変わらないという選択肢がないのはおかしい。(男、70代、企業経営者・幹部)


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