言論NPOは2021年度、2022年度のアジア平和会議事業でヘンリー・ルース財団からの助成を受けました

2021年4月12日

 この度、言論NPOは米ヘンリー・ルース財団のアジアプログラムより、今後2年間に渡り2021年度、2022年度のアジア平和会議事業で助成を受けることとなりました。 

⇒ 公式発表はこちら(英語)

 言論NPOが2020年1月に設立したアジア平和会議は、10年近い準備期間を経て、昨年1月に誕生した北東アジアの紛争回避と平和構築を目指す多国間の対話メカニズムです。

 これは、民間のイニシアチブとはいえ、米中対立が非常にきびしい状況の中で、その米中両国が参加する、アジアや世界でも初めての試みです。今回、この試みがルース財団より高く評価され、2年間に渡る長期の助成につながりました。

 2021年2月に開催した「第2回アジア平和会議」は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、オンライン形式で実施されました。

 そこでは、事前に日中、日韓、日米の二カ国間の対話を行い、2月24日に日米中韓の4カ国で「2021年、北東アジアが直面する安全保障リスクに我々はどう対応するか」、「北東アジアにルールや原則による平和秩序は可能か」についてハイレベルな専門家と議論を行い、多くの市民のみなさまにご参加・ご視聴いただきました。
 
 言論NPOは、2021年度、2022年度でこのアジア平和会議をさらに発展させ、安全保障上多くのホットスポットを抱える北東アジアにおいて紛争回避と平和構築を実現するために議論を重ねてまいります。

 また、できるだけ議論の内容を公開し、より多くの方にご参加いただけるように会議の運営を行っていきます。

 これまでアジア平和会議にご協力・ご参加を頂きました皆様に改めまして御礼申し上げると同時に、今後も本事業にご注目いただければ幸いです。


ヘンリー・ルース財団:
ヘンリー・ルース財団は、米タイム誌の共同創立者ヘンリー・ルースによって設立された財団で、東アジアにおける教育や相互理解の促進、青年交流に力を入れています。
英語サイト:https://www.hluce.org/