日中間に大きな問題が存在している今だからこそ、対話をする意味がある。
日本人の訪中への懸念解消につながるような議論もしていきたい / 山口廣秀(日興リサーチセンター理事長、元日銀副総裁)

2023年9月04日

yamaguchi_s.jpg 4年ぶりに対面で開催される「第19回東京-北京フォーラム」。その経済対話への参加を予定している山口廣秀氏はその発言の中でまず、福島第一原発の処理水や、経済安全保障をめぐる問題など、日中間に難題が存在している今だからこそ、対話をする意味が従来以上に高まっていると切り出しました。

 そして、幾多の困難を乗り越えて今年19回目を迎えた「東京―北京フォーラム」では、民間対話ならではの自由と俊敏性を活かしつつ、率直に言うべきことを言い合うことで、相手側の"構え"を変えていくような議論を展開していきたいと表明。山口氏はその具体的なテーマとしては、日中平和友好条約45周年という節目の中で日中関係のあり方を見直したり、米中対立の狭間の中で日本の立ち位置を探るような議論、さらには日本のビジネスマンの間で、訪中への懸念が広がっていることを踏まえ、この解消についても話し合いたいなどと意気込みを語りました。

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