「日韓未来対話」の意味とは ~第2回日韓未来対話 日韓パネリスト直撃インタビュー~

2014年7月19日

「"日韓未来対話"の意味」
聞き手:工藤泰志(「第2回日韓未来対話」日本側主催者)


[韓国側パネリスト]  申 珏秀 (シン・ガクス)氏
(韓国国立外交院 国際法センター所長、前駐日本国大韓民国大使)



「韓日関係には国民レベルでの考え方が非常に重要」

工藤:「第2回日韓未来対話」は成功しましたか。

申: 今回の対話は、非常に良かったと思います。私は色々な議論に参加していますが、議論の仕方、また雰囲気も調子よく運営されていました。非常に集中した議論が出来たと思います。この調子で第3回対話の開催に向けて、一つのプラットフォームとして成功させてほしいです。
 韓日未来対話の目的は、やはり民間レベルでの目線で韓日関係を考えるという試みですから、そういう面では非常に活発な議論でしたし、そこに韓国の一般の方々が参加し、その中で熱意を持って韓日関係を議論でき、非常に成功したと思います。

工藤:この対話の特長である「世論調査をベースに国民目線で議論すること」が生かされました。

申: そうです。政府レベルで韓日関係を見る傾向がありますが、もともと国民レベルでの考え方が非常に重要なのです。なぜなら、民意がメディアを通じて実際の政策に反映されてこそ、民主主義国家といえます。そういう意味でこういう対話が大事だと思います。

工藤:意識をもって有権者側に立たないと、自分の考えを持たないまま政府と同じ見解を持ってしまいがちです。

申: (外交の)対応は政府が行うものだから、そういう傾向はあります。

工藤:市民や有権者がしっかり当事者意識を持たないと民主主義は強くならないということですね。

申: そうです。ですから政府と民間はお互いにいい方向に働きかけながら、いい方向に向かっていくことが大事だと思います。特に今は政府間関係が芳しくないですから、こういう対話がより重要だと思います。


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