【朝日新聞】 日本の自己評価 「政治」自信なく

2004年3月16日

2004/03/16 朝日新聞
きょうNPO調査もとにシンポp040316_asahi.jpg

大衆文化や科学技術は他国と比べて圧倒的に進んでいるが、政治は弱い――。政策議論の場を設ける活動をしている「言論NPO」が行った、日本の強さと弱さをどう自己評価しているかを探るアンケートで、こんな姿が浮かび上がった。同NPOではこの結果を踏まえ、16日都内でシンポジウムを開く。

 

「日本のパワーアセスメント――日本の将来選択に向けて」と題されたアンケートは、同NPOのメンバーとなっている経営者や学資経験者らを中心に約100人から回答を得た。政治、経済、大衆文化、社会・教育。食料資源など10分野について「影響力」「強靱性」「先進度」の三つの観点から、合計30項目について、日本の将来にとって、それらの分野が持つ戦略的重要度について、「大」「中」「小」に分けて回答をもらった。

「圧倒的に強い」という答えが一番多かったのが、大衆文化、環境、科学技術、経済の4分野の「先進度」。うち環境と経済は戦略的重要度も大きいとされた。せいじは三つの観点すべてで弱かった。

シンポジウムは16日午後0時半から、東京都千代田区大手町の経団連会館で。問い合わせは同NPO(電話03-6229-2818)まで。

 

2004/03/16 朝日新聞
きょうNPO調査もとにシンポ