【時事通信】共に4割が印象悪化=竹島・歴史問題で、日韓世論調査

2013年5月07日

時事通信 2013/5/7 18:10配信

 日韓両国民の4割がこの1年で相手国に対する印象を悪化させていることが両国で行われた世論調査で分かった。日本の民間団体「言論NPO」と韓国の民間シンクタンク「東アジア研究院」が共同で調査し7日、東京都内で結果を発表した。国民間の印象悪化は、昨年8月、李明博韓国大統領(当時)が竹島に上陸して以来の両国関係の冷え込みを反映しているとみられる。

 調査は3~4月に実施され、日本人1000人、韓国人1004人の回答を得た。

 発表によると、この1年の相手国に対する印象の変化について、日本人の39.6%、韓国人の46.7%が「悪くなった」と答えた。

 相手国に対する印象では、日本人は韓国に対して「良い」が31.1%、「良くない」が37.3%。韓国人は「良い」12.2%、「良くない」76.6%で、悪い印象が圧倒した。

 悪い印象の理由については、日本人の5割、韓国人の8割が竹島問題か歴史問題を挙げた。領土と歴史認識をめぐる対立が互いの印象を悪化させていることが改めて浮き彫りになった。