マニフェストを軸とした政治は必要だと思いますか? -413人の有識者の声を公開します

2012年9月19日

Q.選挙では政権公約(マニフェスト)に関して、その内容自体が不十分なこと、また国民に対する十分な説明もないままに大幅に修正されるなど、マニフェストが国民に対する約束として機能しておらず、マニフェストをつくること自体に懐疑的な見解も出始めています。
あなたは、マニフェストを軸とした政治は必要だと思いますか。

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各回答とその理由

必要(67.6%)

会社役員
○おおまかな目安にでもなりえるから(30代・会社役員)
○政策ビジョン、国のあり方を国民に示すもっとも分かりやすいツールであるため。マニフェストが機能しないのは、政治家のマニフェストに対する理解や資質の不足によるものであり、マニフェスト自身の問題ではない。(40代・会社役員)
○次のリーダーは何を考え、何をしようとするのか、わからないと国民が将来を委託できると思えない。(40代・会社役員)
○政策で政治を選択しているから。(50代・会社役員)
○公約がなければ選挙で投票することができない。マニフェストは、公約だ。それを守るのが当たり前であり、反故にするのは、政治家以下失格です。(50代・会社役員)
○党という一定のグループ方針は明瞭でなければ、判断できないし、時勢の変化により後で手続きを踏んで変更したって構わないと思う。それが民意であるなら。例えば、国民が憲法をなかなか変える気にならないのは、変化に対応する気がないか、過去にしがみつくか、今後の課題に対応する政策について迷いが生じ思考停止状態にあるからだと思う。まもなく動き出す時期に来たものと思います。党にも憲法に代わりうるような今後のビジョンとルールが必ず必要だと思います。(50代・会社役員)
○少なくとも現在はマニフェストを守っていないとして、民主党の責任を問うことはできます。マニフェストがなかったらそれすらできません。また回を重ねるごとに、マニフェストの信憑性に対する見方も成熟化してくると思います。(50代・会社役員)
○実行すると表明した政策以外に政治の基軸が何かあるのだろうか。マニフェストのあり方についての考え方、扱いについては検討の余地は多いが、マニフェストそのものをなくすことはありえないでしょう。(50代・会社役員)
○政策の方向性を示すものとして重要。(50代・会社役員)
○マニフェストは重要な宣言であり、判断基準の1つ。(50代・会社役員)
○絶対必要なのですが、その運用の仕方に問題があるのは確かです。(50代・会社役員)
○国民に対する約束は必要。しかし、現在の各党マニフェストは、網羅的過ぎる。哲学重視で行くべき。(50代・会社役員)
○実際に守られるか否かは別にして、少なくとも建前は述べておいてほしいから。(50代・会社役員)
○まだ、政党の未熟さゆえに問題多いが、次第に根付いてくるとおもう。(60代・会社役員)
○民主党はマニフェスト掲げて政権を奪取したが、私の認識ではばら撒きで、ほとんど守られていない。だからといって、マニフェストを否定していない。誠実に、この国に活力を取り戻させるには多岐にわたる取り組みが必要で、マニフェストで概観しなければ、主張が判断出来ない。(60代・会社役員)
○目指すところが何なのかを示す上で有効だと思いますが、実行出来ることを示すべき。(60代・会社役員)
○政策を文書化すべきだと思うから。(60代・会社役員)
○会社で言えば、理念に基づく経営方針に相当する。国家はその柱なくして進むべき国家の事業の方向なし。(60代・会社役員)
○マニフェストを軸にしないとすると何を軸にするのか。あくまでも軸であり環境や事情の変化により変えるときはしっかり説明すればよい。(60代・会社役員)
○まだマニフェスト政治は定着していない。(60代・会社役員)
○マニフェストということで不明確さがある。政策でいいのではないか。(60代・会社役員)
○国民のために何を目指すのかあきらかにする必要がある。(60代・会社役員)
○マニフェストは、未来と未来の価値の方向性。実現できるかどうかは別にして方向性を提示するのは、政党として 絶対に必要な課題。(60代・会社役員)
○一番の選択材料です。 どのような方向性を持っているのかが分からないと投票できない。 ブームだけで当選する人たちの中身の薄いことは今迄から露呈済み。(60代・会社役員)
○時間がかかると思うが、定着させる必要がある。国民が投票に際して判断(選択)するための材料、政治(政党)の評価材料としても必須と考えている。(60代・会社役員)
○政策を実現するのが政党の役割であるから(60代・会社役員)
○マニフェストを巡る現状には、満足していないが、政党内部で徹底的な議論を行い、より良いものにしていく以外に選択肢はない。(60代・会社役員)
○日本で選挙にマニフェストを掲げ始めて日が浅い。時が経てば徐々に成熟してくることに期待。(60代・会社役員)
○政党もしくは政治家は何をするかを明示する事は国民に対する義務だと考えます。その真偽を判断するのは国民及びマスコミの良識であると考えます。(60代・会社役員)
○本来は必要なはず、という意味での選択。国民は、口当たりのよいことを並べたマニフェストをきちっと評価できる能力を身につける必要があるが、今のマスコミの迎合的な低俗報道も変わらないであろうから、絶望的と見ている。(60代・会社役員)
○当たり前。(60代・会社役員)
○公約がすべてを決する。公約が実行できなくなったら、責任を持って説明し、変更する。(60代・会社役員)
○マニフェストが政党の目標政策であるべきと考える(60代・会社役員)
○従来のマニフェストではあまり意味をなさないが、各政党の基本スタンス(安全保障への考え方、市場への接し方、社会保障と個人の自立との関係に対する考え方、政府の役割等)を明確にし、それと整合的な政策体系を提示することが不可欠。(60代・会社役員)
○公約は文字通り国民との約束だから。(70代・会社役員)
○実行して貰わねばならないが、公約は大前提だと考えるから。(70代・会社役員)
○マニフェストが無ければ判断の基準が無い(70代・会社役員)
○必要だと思いますが、余り厳密なものはいらない。どうせ客観的情勢が変われば変わるか、変えざるを得なくなるのだから。特に変な細かい数字にとらわれたり、政府が自らの責任で決定できる余地を残さない形でのマニフェストには無理があると考えます。(70代・会社役員)
○あるからこそわかる。更に詳しく国民に事前にわかるようにシステム化したい。公開討論も含めて。(70代・会社役員)
○政治選挙は公約(マニフェスト)なくして、政治家を語る資格なし。(70代・会社役員)

会社員
○マニフェストの内容が変わることに対して否定的に論評しすぎだと思うから。選挙前と状況が変われば当然に取り扱い方法も変わるものではないでしょうか。(20代・会社員)
○それ以外に軸が見当たらないため。(20代・会社員)
○マニフェストは各党の政策を示すものであり、選挙の判断基準となるため。大衆迎合のマニフェストではなく、重要性と実現可能性を踏まえたものであれば必要。(20代・会社員)
○マニフェストが機能していないことはマニフェスト違反後の選挙で明確な対応を出せていない国民の責任が大きいと考えているからです。マニフェストを作ることとそれを守ること、守れない場合にはしっかりと説明することが必要だと思います。(30代・会社員)
○会社でも経営計画は明示する。PDCAは政治でも一緒。(30代・会社員)
○それでも政治家を選ぶのは政策で選ぶのが本筋。政治家個人の人格はどうでも良い。漢字が読めなくても、不倫をしていても、病弱でも、どんなに腹黒い人物でも、どの政策の優先順位が高く、どこまでその政策に強い信念をもっているか、で選ぶべきだと思う。(30代・会社員)
○マニフェストの扱いについて、日本政治はまだ成熟した段階に達していないが、今後の政治の有り様を考えてゆくうえで、自政党の戦略、方向性の大略を整理して、選挙民に示すというプロセスは透明性及び選挙民に対する政党政治家の緊張感という好ましい状態を確保するために必要であるため。(30代・会社員)
○少なくとも参考材料として必要です。(30代・会社員)
○マニフェストなしでは、政策に対する投票ではなく、政治家個人への投票になってしまうため。(40代・会社員)
○エラー続きでも、それを含めて成熟社会への道のりだから。(40代・会社員)
○一時は全ての政党が「マニフェスト、マニフェスト」と迎合していたが、その後の動きでブレることが多く、信頼性を失っているように思う。但し、政権公約としては国民に対して説明されているものでもあるので、今後についても「意思のあるマニフェスト」は制作していただきたいと考える。(40代・会社員)
○政治は結果責任。何をどうしようとしているのか、事前に明らかにすることは必要。(40代・会社員)
○本来実現可能なマニフェストにより政党・政治家を選ぶべき。(現状はほとんどマニフェストが守られないという異常事態)(40代・会社員)
○マニフェストは選択する判断材料になる。結果を評価することも重要。(40代・会社員)
○マニフェストという名前でなくてもいいから、具体的でわかりやすい「軸」となる価値観、考え方そして公約はあるべき。そうしてそれは、そもそも大幅修正などするべきではないもののはずだ。間違って取り扱われた(機能していない)から、作ること自体に懐疑的になる方が心配ですわ。(40代・会社員)
○マニフェストのように国民に政党自ら約束するものがないと、政策の違いが可視化されにくいため。(40代・会社員)
○政策以外に主要な投票の判断項目はない。白紙委任をするつもりはない。(40代・会社員)
○後から評価するために必要ですが、今のところ日本ではマニフェストはうさんくさいものの代名詞になってしまっていることが残念です(40代・会社員)
○walk a talk。有権者に言質を示し、有言実行は基本。(40代・会社員)
○選挙で政党を選ぶうえで、重要なので必要だと思います。(40代・会社員)
○選挙に臨む際に、マニフェストは引き続き重要。墨守する必要はないが変えるにも説明を要するとの枠組みは作っておきたいから。(50代・会社員)
○少なくともその時点での政党の目指す方向がわかる。原子力発電完全撤廃までの道筋をどう作るのか、沖縄アメリカ軍基地をどうするのか、中国、韓国、ロシアとの国境線確定をどうするめるか、その方向性がわからなくて投票ができるとは思えない。(50代・会社員)
○マニフェストがないと政治家自身が劣化する(50代・会社員)
○「政権公約」という「目標」があるからこそ、有権者にとっては「政権公約」の「達成度合い」が明確に分かるようになり、選挙の際の判断材料となる。(50代・会社員)
○現状は、マニフェストは流行にのって「つくっただけ」という感を否めないような状態で、マニフェストに対する考え方があまりにも軽い。しかし、マニフェストもなく、政党・政治家自身が、己の目標も定めず、その時々で流動するような状態は、さらに良くないと考える。自身を縛るものとしてのマニフェストの存在は必要で、有言実行たるべく、マニフェストに真摯に向き合うようになることを切に望む。(50代・会社員)
○無ければ、何を基準に政治家を選ぶのか、分からない。 政策でなく、義理・人情、しがらみで選ぶことになる。(50代・会社員)
○政策の旗色を鮮明にするには、マニフェストに勝るものはない。マニフェストそのものが問題なのではなく、そのマニフェストが実現可能性や政治家の目的・信念に裏打ちされていないため、単なるスローガン合戦に堕してしまったことが前回の選挙後に見えてきた問題点である。HowやWhyに裏打ちされない願望程度のマニフェストしか出せない政党には、ノーを突きつけるべきだ。(50代・会社員)
○何か具体的な指針がなければ国民は選べない。マニフェスト通りにしなければ、次回からその政党は国民から信じられなくなり支持を失うのみ。(50代・会社員)
○マニフェスト(名称は問わないが)がなければ、政党の方向性すら判断できない。前回の民主党のように、マニフェストと180°異なる政策を遂行するのは、完全にルール違反。(50代・会社員) ○基本方針を明確にすることは投票の参考として必要だと思うから。実際にマニフェストどおりに実行するかどうかはその後の情勢変化によって再考すべきなので、結果が大幅に修正されることもありうると思う。(50代・会社員)
○一定の予測環境条件下を前提としたマニフェストは重要。世界経済や大災害などの環境条件変更に伴う修正はむろん許される。(50代・会社員)
○歯の浮くような公約は必要ないが、マニフェストで基本的な政策を出すことで有権者の投票向けた指針ができる。選挙前にこれが出せないような政党は、離合・集散すべきだと考える。(50代・会社員)
○政権に就いたらどのような政策をとっていくのかを国民に明らかにする必要がある。ただし、大衆受けをねらって、実現できないことを書くことは厳に慎むべき。マニフェストならぬ詐欺フェストと揶揄されることにならないためにも。(60代・会社員)
○少なくとも何を政策とするかを語ってくれないと選択できない。(60代・会社員)
○日本の政治家はマニュフェストとは、破る政策のことをいうようだが、どうせ、まもならいにせよ、一応は参考にする。(60代・会社員)
○公約は必要だったし、これからも必要。民主党も勉強したでしょうから、実現可能なマニフェストを出してくるでしょう。(60代・会社員)
○現状では、ポピュリズムに走ったり、朝令暮改の形だけのマニフェストも少なくないが、やはり政策で選挙民に信を問うマニフェスト型政治は大切である。(60代・会社員)
○事務的事項ではなく大きな思想を承知する事は重要。(60代・会社員)
○修正変更は時代に合わせて必要。修正するにも基になるものをしっかり提示することが必要。(70代・会社員)

メディア幹部
○民主党のようなことはもう、無いかもしれないが、政治と有権者をつなぐ、唯一の絆だから(40代・メディア幹部)
○選ぶ基準がなくなるから。マニフェストを変更せざるを得ない場合は、有権者に十分説明するようにしてもらいたい。ただ、今のマニフェストは党内で議論が尽くされていない。英国のように、とまではいかなくても、もっとオープンに時間をかけて練り上げてもらいたい。(50代・メディア幹部) ○いっときのブームに流されず政策で選ぶためにも、マニフェストは必要不可欠。ただ、財政状況などを無視した総花的なもの、実現不可能なものもあるため、その検証も必要になる。(50代・メディア幹部)
○あまりに事後拘束的に考えると身動きがとれなくなる恐れがあるが、あまり数値にこだわらず、政策の基本方向、この4年で達成する政策などをあげてもらいたい。そうでなければ、政党を選択できない。しかし、中小政党は合従連衡を前提にした存在であり、あまり意味がないかもしれない。人の動きがもう少し落ち着かないと、マニフェストは意味がないかもしれない。(50代・メディア幹部)
○具体的な政策目標も掲げず、選挙戦を展開されても、有権者は選びようがない。修正を迫られる場合もあるだろうから(特に情報を十分得られない状況でまとめざるを得ない野党の場合は不可避かも)、明確な検証と国民に対する丁寧な説明を「義務化」するなど、運用面の見直しは必要となる。(50代・メディア幹部)
○未熟だが、マニフェストを実行できる政治が必要だから。(60代・メディア幹部)

メディア
○前回の公約は詳細すぎたが、政権運営の方向性自体は知らないと投票できないので。(20代・メディア)
○政党や政治家ではなく政策を選びたいため。(30代・メディア)
○確かに不十分だが、後になって検証の材料があることは重要。(30代・メディア)
○政策を提示するのは当然の義務であり、100%実現可能な政策だけ示すぐらいなら選挙もいらない。(40代・メディア)
○政策が最も肝心だから。マニフェストと異なる政策を取らざるを得ない時もあると思うが、まずは有権者との契約が必要だ。(40代・メディア)
○民主党政権の失態のせいでマニフェストは「詐欺の代名詞」となってしまったが、それは、日本の政党のマニフェストづくりの未熟さに起因するものだと思います。有権者に選択肢と政党評価の物差しを提示するものとして、マニフェストの意義は失われておらず、マニフェスト選挙の再定義こそが求められていると考えます。(40代・メディア)
○約束がないと選べない。ただ、かつての民主党が作ったような人気取りのためのマニフェストではなく、責任のあるものを作ってほしい。(40代・メディア)
○マニフェスト自体は、政策を基準に選ぶ場合には、やはり必要だから。マニフェストを守らない場合は、次の選挙で支持しなければいい。(40代・メディア)
○マニフェストが機能しないのと、マニフェストが必要ないのとは別問題。マニフェスト導入時の問題意識を思い起こすべきで、今回ほどマニフェストが重要な選挙はないと思う。(40代・メディア) ○約束を出さねば、破ったか破らないかもわからない。少なくとも不定愁訴のような理念を掲げてそれでよい時代は終わった。(40代・メディア)
○政策論争の活性化がよりよい政治をつくる。(40代・メディア)
○修正するのは構わない。選挙時の判断軸、その後の評価軸として、明文化されたマニフェスト(その名で呼ぶ必要があるかは分かりませんが)は必要だと考えます。(40代・メディア)
○選挙後修正されたとしても、各党がどう考えているかを判断するには、現時点ではマニフェストが最善と考えるから(40代・メディア)
○民主党の問題はマニフェストに値しないいい加減なものを掲げた点にあり、マニフェスト選挙に問題があったかのように言われるのは筋違い。むしろ、各党のマニフェストをさらに深化させることが大事と考えます。(40代・メディア)
○基本的に必要であるということです。ただし、今回の問題になったようにマニフェストへの捉え方にも柔軟に対応していくことを学んだと思っています。(50代・メディア)
○公約を掲げるのは選挙の大前提。(50代・メディア)
○マニフェストを守らない政党人が問題であり、マニフェストに罪はない。(50代・メディア)
○政策で選ぶ選挙でなければ成らないと思うからです。(50代・メディア)
○マニフェストは作ることそのものより、何がどこまで出来たのか、出来なかった理由は何か、どう改善するのかといった検証作業の方がより重要である。(50代・メディア)
○民主党の迷走によりマニフェストへの信頼性が失われているのは確かだが、各政党が考える「国家のあるべき姿」を可視化するうえで貴重な情報にはなり得ると思う(50代・メディア)
○政権構想→実績→評価→投票というサイクルは、ぜひ作り上げなくてはいけないと思うから。(50代・メディア)
○とことん議論して公約をつくり、それを実行しようとすることが政党の使命だと考えるから。(50代・メディア)
○破られるにしても、まず公約は必要。(50代・メディア)
○マニフェストがなければ、マニフェストを大幅修正した政党を排除することもできない。(60代・メディア)
○政党が何を政策目標とするかを綱領およびマニフェストで明らかにすることは政党としての当然の義務である。(70代・メディア)
○選挙民に約束し達成に努め、かなわなかったら責任を取る、という本来のマニフェスト推進が日本の政治に不可欠だから。(70代・メディア)

国家公務員
○マニフェストは、その政党の基本的な政策を知る重要な資料となるため、必要。但し、マニフェストに縛られず現実に即した柔軟な政策を取ることも必要であるが、その際には十分な説明が必要。一方で、メディアや国民も単にマニフェストを守れないことを批判するのではなく、それが守れなかった原因を追及するべき。(30代・国家公務員)
○政権をとったら何をするかを明らかにすることは当然。ただし、マニフェストブームのような形で、実現できない選挙用の公約が出される現状は、日本の政党政治の未熟さの反映であり、その責任は問われるべき。(40代・国家公務員)
○前回の選挙で民主党はおよそ守れもしないし、守る気もない大量のマニフェストを掲げて選挙に勝ち、多くの国民を騙した。守れない約束などいらないので、これだけはやるという選挙公約を3つ程度掲げるだけで十分である。(40代・国家公務員)
○政策こそが選挙の最大の争点と考えます。(50代・国家公務員)
○大きな方向性は必要だから(50代・国家公務員)

地方公務員
○マニフェストがなければ何をやろうとしているのかが分からない。(30代・地方公務員)
○マニフェストに問題があるのではなく、守る姿勢がないことが問題。守れないなら解散、総選挙して民意を仰ぐべき。(30代・地方公務員)
○マニフェストに比較がしやすくなり、政策選択に効果がある。(30代・地方公務員)
○マニフェストの変更を含めた達成度は、次期選挙の判断材料となるから。(40代・地方公務員)
○大枠の考え・主張は必要だが、新しい社会情勢に対応し、議論をつくすことで、途中で修正されることはあってもいい。(40代・地方公務員)
○政権公約として重いものと考えているから。(40代・地方公務員)
○マニフェストは完全なものではないが、マニフェストに変わる国民の対する代わりのものが今のところ、見あたらないから。以前にような曖昧な選挙公約はよりは、マシだと思う。(40代・地方公務員)
○政権運営するための目標が必要である(40代・地方公務員)
○公約のない選挙は、民主主義ではない。 問題なのは、政党が公約違反をしても罰せられないことだ。(40代・国家公務員)
○証拠になるから(50代・地方公務員)
○『公約』は、やらなくてもいい約束、との共通認識が社会に定着している。今回も、マニフェスト違反だと言って政治責任を問えているが、『公約』だったらここまでの議論にもならない。(50代・地方公務員)
○昔は公約と言い、今はマニフェストと言っているが、どちらも政治家が自らやろうとしている仕事の内容を表明したものである。さまざまな国政課題について、どのような考え方を持ち、どうしようとしているのかは、政治家を選ぶ重要な判断材料であるから、政権公約は必要。(50代・地方公務員)
○これまでのマニフェストの内容が不十分であったことが問題であり、マニフェストは必要。政策は必ず利益が得る人と、不利益を得る人が発生する。国家として必要な政策であっても、過半数以上の国民が反対する政策がある。痛みを負う国民に対して、その政策の必要性と、合意形成を図るプロセスの提示がなければマニフェストとしては不完全。(「迷惑施設を造ります」だけでは、予定地の反発で頓挫するのは歴史的に明らか。税も、TPPも構造は一緒。こうゆうプロセスと補償の基本的方法で政策(候補地)を確定して、施策(迷惑施設を作ります)を展開します。このプロセス(決め方)に問題は無いので、候補地となった国民には従ってもらいます。そのかわり約束どおり補償します。云々の説明が必要)(50代・地方公務員)
○マニフェストによる政治は必要性であると考えてはいるが、これまでの民主党政権を通して、多くの国民は既にマニフェストに対して不信感を持っており、日本のマニフェストを軸とした政治は、出だしで大きくつまずいてしまった。 現在のマニフェストは、予算的な裏付けも不明確で、示された内容についてもポピュリズムに走っている感が強い。その結果として、実現性の乏しいものとなっており、次回の選挙で、あらたなマニフェストが示されたとしても、その内容を基に、或いは信頼して投票する国民は、極めて少ないのではないか。(50代・地方公務員)
○政権の行動が、マニフェストに従うのか、どれだけ乖離するのか、明確になる。(50代・地方公務員)
○政治家の政策を最も端的に示す方法である。(60代・地方公務員)
○個別具体的な政策より基本方針を明確にすべし。(70代・国家公務員)

学者・研究者
○いつまでに、何を、どれだけするという、未来への約束を表明することは立候補者に求められる条件である。自民党(連立期を含む)長期政権が続いたため、他党の過去の実績を投票の基準とすることができなかった。未来を先取りして政治的権力の資源とすることは、政権交代・政権奪取の手段として、いまだに有力である。(30代・学者/研究者)
○日本は課題解決を必要とする状況にある。 マニフェストがなければ、一人のリーダーの資質に委ねなければならない。逆に言えば、リーダーが変われば課題解決が道半ばで変更されることになる。日本はリーダーが容易に変わる構造的問題を抱えているため、リーダーに依存した政治では前進が難しい。そのため、リーダーが変わろうとも課題解決が一貫して行われうるマニフェストが必要と考える。むしろ、マニフェスト政治を定着させることが大切であろう。(30代・学者/研究者)
○「マニフェスト」そのものは、必要だと思う。日本においては、マニフェストに基づいた政党選挙がまだまだ根付いているとはいえないので、政党も国民も試行錯誤しながらそれを進めていく段階である。(40代・学者/研究者)
○マニフェストが悪いのではなく、マニフェストの作成手続きを確立できていない政党の問題が大きい。(40代・学者/研究者)
○メディアのフィルターを通さず、ダイレクトに政党がめざす国家ビジョンがわかるから。(40代・学者/研究者)
○政治方針と政策は明確にすべき。結果の検証が大事。(50代・学者/研究者)
○マニフェストでも選挙公約でもよいが、それ以外に国民と政治を直接つなぐ道はない。(50代・学者/研究者)
○マニフェストは選挙時点での見解表明として大事。しかし、所詮、上等な絵に描いた餅みたいなものなので、政権運営において機械的に拘泥するのはあまりにも稚拙。(50代・学者/研究者)
○機能していないことは問題だが、説明責任の一環として、結果の反省のために必要だと思う。できなかったことだけが問題なのではない。(50代・学者/研究者)
○マニフェストは、政権公約であり、政策の基軸をなすものである。政策を軸にしない選挙、政治などありえないのではないか。(50代・学者/研究者)
○マニフェストでは上記3.で列挙されているような争点についてのスタンスを明らかにすべき。ただし、状況の変化に応じて弾力的に対応することも必要。(50代・学者/研究者)
○政党は政策綱領を発表して、選挙に臨むのが当然である。(60代・学者/研究者)
○マニフェストと言うかどうかは別として、公約的なものは当然必要。(60代・学者/研究者)
○マニフェストがないと党が選びやすい。党はマニフェストに沿った政策を行うべき。マニフェストの内容が実施できないときは国民に説明すべき。(60代・学者/研究者)
○マニフェストの妥当性、実効性などを有権者が判断する能力を身につけるには、まだまだ時間がかかる。ここで諦めては、民主主義を放棄することになる。(60代・学者/研究者)
○支持者の声を踏まえて、マニフェストをどのように作るのか。政権を獲得した場合を想定して、どの程度、具体的に書くことが可能なのか、あるいは書くべきなのかについて考え方を明示した上で、マニフェストを提示すべきである。(60代・学者/研究者)
○何を目指す政党なのかを党内外に明確に示す必要がある。民主党の今回の事例は、余りにも幼すぎる稚拙な失策であり、早く本来のマニフェストとして機能するものをシッカリ作り出して行くべきだと考える。同マニフェストにより党員を基本方針で縛るという機能もはっきりすべき。(60代・学者/研究者)
○少なくとも、重要課題についての議論の触媒となる。(70代・学者/研究者)
○政治そのものが、国民との約束で成り立つべきと考えるから。(70代・学者/研究者)

NPO/NGO関係者
○マニフェストは、当選した際に何を目標として政治活動を行うのかを示す大事な指標です。もちろん、世界情勢・国内情勢は、時間と共に変化し、修正を余儀なくされるところはでてくるでしょう。しかし、大義のない政治が私心を満たすための単なる道具と化するように、羅針盤のない政治は一貫性がなく、この国の将来を大きく誤る実害をも生み出します。マニフェストでは、細かな数値的目標よりも、政党・政治家としての大きな大局観を示してもらいたいものです。(最も、新人や新政党以外は、これまでの政治活動からある程度その資質がわかり、私自身もよほどの新しい価値機軸が示されない限りは、支持する個人や団体を変えるつもりはありません。日本維新の会には投票の有無はともかく老朽化し制度疲弊をおこしている今の日本の社会システムを変えるための起爆剤として、期待しています。)(30代・NPO/NGO関係者)
○マニフェストが問題なのではなく、それを扱う政党・政治家のモラルが問題だと考えています。 状況が変われば当然マニフェストも変化するべきですが、なぜ変わったのかを説明することなくマニフェストをないがしろにするような現状が問題だと思います。(30代・NPO/NGO関係者)
○何をやりたいか、どのような将来像を描いているのか、ということを有権者に示して、選挙に臨むことは当然のことだと思うから。(30代・NPO/NGO関係者)
○国民に対して何を重点項目においているのか説明が必要(40代・NPO/NGO関係者)
○何らかの形を明確にすることで無責任な発言ではなく責任ある発言と行動が伴ってくるとおもいから(40代・NPO/NGO関係者)
○まず、選挙公約を有権者に訴えずに立候補はありあえないと考える。(40代・NPO/NGO関係者)
○政権公約は以前の選挙公約と異なり、PDCA評価の対象となることが重要である。ただ、本家の英国の労働党などのマニフェスト作成過程では1年から2年かけて党内の意見集約を行い、いつでも政権交代ができるように体制が整っている。日本の政党、特に民主党はマニフェストの形式的要件は満たしつつも、党内調整も不十分のまま、実現可能性もないのに必要以上に数値目標を掲げるなど問題が多い。英国でも数値目標は少ない。体裁ではなく、この財政状況で、国民の負担も含め内容重視で政権公約を競うことが望まれるから。(50代・NPO/NGO関係者)
○機能不十分でもないよりはよく、作成をやめるのではなく、機能させることに努めるべきである。(50代・NPO/NGO関係者)
○懐疑的な面もあるが、マニフェストを掲げないとさらに見えにくいと思う(50代・NPO/NGO関係者)
○政策が判断要素の一番になるから。(50代・NPO/NGO関係者)
○マニフェストが機能しないのではなく、民主党が実行出来なかった。(60代・NPO/NGO)
○政権の行動を明らかにするとともに、一定のコントロール機能があるということは重要である。(60代・NPO/NGO関係者)
○各党の基本政策は明示すべきである。(60代・NPO/NGO関係者)
○民主政権も結局マニフェストの呪縛から脱しきれず、その意味でマニフェストは政治家や政党の独断・独走への歯止めとなり、マニフェストの枠内を大きくはみ出せない(60代・NPO/NGO関係者)
○守られないとしても、ある程度は国の行く先がわかるから。(60代・NPO/NGO関係者)
○選挙公約は、必要であり、それを守る方向で努力することにし、経過説明していくべきである。(60代・NPO/NGO関係者)
○マニフェストに対する評価が投票者に浸透していないうちに、この役割を放棄すべきではないと思うから。(60代・NPO/NGO関係者)
○マニフェストを守れるかどうかは、時の政治状況によるが、マニフェストを政党としての公約と考えれば必要でしょう。(60代・NPO/NGO関係者)
○何をするのか明確に出してほしい。約束を理由もなく守らなければ、次回の選挙でアウトにできる。(60代・NPO/NGO関係者)
○やはり言葉で表し、行動することが大切です。それにより、計画したこと、約束したことがどれだけできたか?できなかったことは何故やらなかったか?変更したことは、何故か明確にして、政治も見える化して、その理念の具体化プロセスを整理して、実行可能な施策にしてゆくことが必要です。マニフェストとして見える化することが大切と考えます。東日本大震災のような特別な非常事態が起こっても、その点を踏まえて、変更の観点を明らかにしてマニフェストを前進することが求まられます。腹芸や暗黙の了解、雰囲気で政治は進めて欲しくありません。(60代・NPO/NGO関係者)
○マニフェストを厳守する必要がある(70代・NPO/NGO関係者)
○マニフェストにより広く基本的な考え方を示すことが必要。変更する必要があればきちんと理由を示して、新しいマニフェストとして公表していく。継続性をきちんと示すこと。(70代・NPO/NGO関係者)
○マニフェストを守らない政党が次回の選挙では負けるような行動を選挙民が取れば、次第に意味のあるものに成長すると考えている。(70代・NPO/NGO関係者)
○ビジョンと具体的な構想を示すべき。達成できない場合は説明責任を明確に。(70代・NPO/NGO関係者)
○投票と支持を得る為の基本と考える。履行の評価はきっちりすべきですが、マニフェストなしは考えられない。(70代・NPO/NGO関係者)

各団体関係者
○マニフェストが悪いためではなく、マニフェストを玩具のように扱っている政治家の問題だと思われるため。(30代・各団体関係者)
○政党の政策・考えを知る参考資料が他に無いから。(40代・各団体関係者)
○マニフェストはキチンと説明ができれば変更してもいい。マニフェストを作る過程で政策論争がなされ、それぞれの政治家の意見がクリアになればいいのではないか。時間が経過すれば、状況も変化する。柔軟な思考が、政治家には要求されるものと考える。(40代・各団体関係者)
○これだけ政党が乱立すると、政権公約なしでは何に信を置く党なのか分からない。(40代・各団体関係者)
○マニフェストをどこまで実現できるかが政治家の力量であって、マニフェストそのものが必要でないとは言えない。(40代・各団体関係者)
○選挙公約ですから当然です。ただ、マニフェストに明記されているとかいないとかで問題にするのは如何か。明記されていない問題も臨機応援に対応する事が大事である。(50代・各団体関係者)
○マニフェストが全て実現するとは思わない。しかし、何を目指しているかを明確にすることは政党の義務だと思う。(50代・各団体関係者)
○マニフェストは政党の政策を知る上で重要、方向性を判断するのに重要。しかし、政権党が実際に統治していくにはマニフェストに縛られていては国民の要請に十分に対応できない。単独多数を形成できないならば、連立政党間の妥協になるが、国の行く末を十分に認識した上での現実的な妥協が必要。マニフェストは必要、原理原則も必要であるが、選挙が終わったらその細部に縛られることはない。(60代・各団体関係者)
○民主主義選挙のためには必要であるが、被選挙人も、組織としての政党も、その能力も意欲もほとんど無いのが実情。(60代・各団体関係者)
○マニフェストがなければ、投票する根拠となる情報がないに等しい。(60代・各団体関係者)
○政党が日本の現状をどう考え、どんな国にしたいかを示し、外交内政の主だった柱について国民に何を訴えどんな約束をしているか明確にすることは民主政治の基本だと思うから。各政党のマニフェスト・公約を比較できて初めて一票が意味を持つと思うから。(60代・各団体関係者)
○議院内閣制を採る我が国において、政党の存在は不可欠。その政党がいかなる政策を持っているかを国民に示すのは、政党の義務。政策のお題目を唱えるだけでなく、いかにして実現するか、その具体策をできるだけ数値目標も含めて明らかににすべき。(60代・各団体関係者)
○マニフェストに責任を持つ仕組みにすべし。(60代・各団体関係者)

主婦/主夫
○それぞれの選挙区から出るのはあくまで個人であり、その力量を見極めるのも大事だろうが、その人物のスペシャリティ以外の政策に対しても意見がある場合には政党ごとにあらゆる分野が網羅されたものが必要。(20代・主婦/主夫)
○有権者が選ぶ指針として政権公約は必要であると考えるから。(30代・主婦/主夫)
○政党を選ぶ一つの判断基準。(30代・主婦/主夫)
○たとえマニフェストが忠実に実行されていなくても、マニフェストと違うとか、マニフェストに書いてない、などマニフェストが政党を評価する際の、判断基準のひとつになっていると思うので。(40代・主婦/主夫)
○マニフェストに対する理解がないまま、用語だけの解釈になっている。マニフェストリテラシーが普及したうえでのことだが、マニフェストは必要と思う。(60代・主婦/主夫)
○マニフェストが選挙民との公約であるということを政治家にしっかりと学習させ、党の全員でしっかり党議を積み重ねて、選挙民に提議するものであるということを学習してもらうことが、まず必要。(70代・主婦/主夫)
○立候補の根拠・大前提・信条...等、有言実行が職務遂行・使命でしょうから(70代・主婦/主夫)

自営業
○マニフェストを否定したら、選挙がただのキャラ人気投票になる。(40代・自営業)
○不必要とするような事態に陥れたした政党自体を次期選挙にて断罪するだけです。(50代・自営業)
○選挙は公約の是非を有権者に問うものだから。(50代・自営業)
○政策の方針を示すマニフェストは必要。裏付けがあるのかどうか、判断しながら読まざるを得ないが過去の実績で判断せざるをえないと思う。(50代・自営業)
○政権公約がないと、その政党の目指している方向性が分からない。ただし情勢が変わっていてマニフェストの変更が必要な場合は、きちんとした説明をして変更することをためらわないことも必要かと思います。(50代・自営業)
○国が転機に立っている時、とくに意見対立がある政策課題については、マニフェスト+選挙で方向を決めないと、国論の決定が出来ないから。(50代・自営業)
○政治は理念であるから。(60代・自営業)
○国民に約束事をより具体的に提示することは必要。それを実行する、しないは別の判断。マニフェストが結果として虚偽だったと判断されたら、国民はそのけじめを選挙でつけるはず。(60代・自営業)
○マニフェストにたいして、PDCAを行いながら説明責任を果たすことが必要である。(60代・自営業)
○マニフェスト提案後の結果はどうあれ、今の状況では、政党の国家像はマニフェストに頼らざるを得ない。(60代・自営業)
○マニフェストは彼らの行う政治の基本方針と考えている。それが、なければ、判断材料がない。 但し、掲げたマニフェストが実行できない、と過ちを認めた時の対応が最大の問題である。選挙以外に責任をとらせる方法が考えられない(80代以上・自営業)

学生
○公約を守らない政治家がいるという事実によって語られるべきは公約の要不要ではなく、そのような政治家の要不要であるから。(20代・学生)
○マニフェストは必要だが、現状の制度に問題があるという認識である。ぜひ今回の選挙ではマニフェストを機能させなかった与党に国民として制裁を加えたい。(20代・学生)
○マニフェストは政権を選ぶ時の参考になるから。(20代・学生)

その他
○民主党に騙された、という気持ちはあるが、この失敗から学び、この国を将来どうしたいという展望と共に、きちんと目標を示すべきだと思う。(40代・その他)
○現在の法律の下での選挙においては、政党や候補者の考え方を知るためにマニフェストは必要だと思います。 そして、選挙後にマニフェストが修正されることも、日々変化してゆく情勢に対応していくためには必要なことだと思っています。 ただし、国民への充分な説明と民意が反映できる仕組みは必要だと思います。 民間企業の株主総会のように、税金を納めている国民は国の株主と見立て、株主総会のようなものを開催して、民意が都度政策へ賛否を投票できる仕組みがあると良いと思います。(40代・その他)
○不十分なマニフェストは改善すればいい。そもそも各政党がマニフェストをつくる時に十分な党内議論を経ているのか、今までの状況をみると疑問に思わざると得ない。それらの点を改善してマニフェストを発表してほしい。マニフェストというもの自体は非常に重要で必要なものだと思う。(50代・その他)
○マニフェストのPDCAサイクルによる評価を発表すべきである。(50代・その他)
○マニフェスト自体未成熟なるも、やはり必要で選挙前に公約すべきと考えます。(60代・その他)
○カイゼンもせずにうまく行かなかったらすぐ放棄では進歩はない。マニフェストの変え方とか今までに出た問題点をひとつひとつ解決していきながら信頼されるマニフェストへと努力していく必要がある。これさえもなくなれば単なるイメージ選挙か単なる利権がらみの古くからの選挙に逆戻りである。(60代・その他)
○まだマニフェストは機能していないが、機能させるべきで、マニフェスト自体は必要・重要。(60代・その他)
○次善の策ながら、現実的な対応。(60代・その他)
○選挙時点で最も正確な情報だから。各政党は変更する場合も含めて説明責任を果たしてもらいたい。(60代・その他)
○政党の基本的な理念・目標・方針・工程表など知りたいから。(60代・その他)
○マニフェストに沿って確実に実行するのが政権政党の義務。(60代・その他)
○現状の変化に対応しながら、マニフェストを修正する自助努力も要る。日本に定着させることは政党の使命と思うから。(60代・その他)
○政権公約を発表しておかないと政策の方向が曖昧になる。状況変化で公約修正はあってよい。(60代・その他)
○マニフェストは、もう少し時間をかけて見直すべきだから。(60代・その他)
○「責任」を顕にする一つがマニフェストである。マニフェストがそのまま実現するとは誰も思っていないはず。紆余曲折を経た上となるが、そのプロセスが「責任」を政治家に迫り、取捨選択となる。マニフェストの定着に10年掛かっても仕方がない。(60代・その他)
○PLAN-DO-SEE(CHECK-ACTION) サイクルのPLAN(目指すべき目標)にあたるから。(60代・その他)
○実行できるかを判断します(60代・その他)
○今までの反省を活かしたマニフェスト選挙とすべきとき。(70代・その他)
○公人になるものは、政策を公言し、政策で争うことがあたりまえ。(70代・その他)
○政権公約が注目されるようになったが、まだまだその内容は未成熟である。しかし政権公約自体は必須と考える。その内容をどのようにすべきか、どのような性格のものかを試行錯誤しながら練り上げていく必要がある。マニフェストというような外来語を使うことについては、懐疑的かつ不快感をもっている。(70代・その他)
○党の綱領とマニフェストが示されなければ、その政党が政権に就いたときにどんな政治、政策を行うのか、判断のしようがない。(70代・その他)
○個人としての、政党としての選挙公約を守る・守らないに全く関係ない、とする日本の政治の現状を考えると、「マニフェスト違反だ」「マニフェストには、そのようになっていないではないか」と賑やかに議論が繰り広げられたが、その内容、無駄な時間など問題があるにせよ、選挙公約を問われないことより、よっぽどましである。740人の政治家の中で、国民の税金をふんだんに使いながら、実際に政治をしているのは40数名にすぎないといわれる現状がある。つまり、自分の所属する政党の掲げる政策が何であるかを問われて答えられない700人の政治家達にとっても、「マニフェストで明確にすること」は最小限必要なことであると考えるから。(70代・その他)
○政策を明示してそれを選択するのは当たり前のこと。設問自体がはばかげている。(70代・その他)
○国民との中で絶対修正・反故にしてはならない約束事であり、その意味合いを尊重しない、今のマニフェストなら必要ないが、本来の意味でのマニフェストは必要である。(70代・その他)
○政策本位で政党を構成し、政策、理念を提示して、しっかりマニフェストとして定着させることが大切。(70代・その他)
○政権公約は、不充分なものであっても、それは政権政党の行動を制約する。国民はその実現行程について、もっと関心を持つべきであり、結果について厳しい評価を下すべきだ。政権公約が単なるスローガンになり、軽んじられるのは、国民の関心が低いことも大きな原因でもある。国際政治の環境変化によって、政権公約を修正せざるを得ない場面も発生する。その場合は、環境変化の事情と政策対応の変更に関して充分説明すればよいことである。政権政党が公約の変更を認めないままに、政策変更を強行することが公約の意義を低いものにしてしまっているように感じる。(70代・その他)
○マニフェストが方向性を示すから。問題は実行されない場合の問題で、されない場合の制度を明確にする必要がある。(80代・その他)
○マニフェストは必要。ただ、これは絶対に変えてはいけないものでなく、状況の変化など、変えなければならない事情を説明して、変えることを妨げるものではない。(80代以上・その他)
○マニフェストがなくては政党が選べない。(80代以上・その他)
○政党を選べない。(80代以上・その他)
○投票に際し本来はマニフェストが最重要の基準であるべきである。(80代以上・その他)
○マニフェストはその人の人となりを示す。(年齢・職業未記入)
○50年後の理想・夢・目標・目的・指針・シナリオの設計図は必要。そして、1年目で何を、2年目でこれ、といった4年間の実効設計図をつくること。ただしできないこと能書きだけの偏差値優等生の紙っぺらはごめん。(年齢・職業未記入)


必要ではない(13.1%)

会社役員
○マニフェストは選挙に向けた宣伝パンフレットにすぎず、政党が想定する国民に最も受けると思われる政策を羅列しただけの、実行案を伴わないものなので。(50代・会社役員)
○定義不明の言葉に左右される必要はない。日本語で「公約」と言えば済む。その中身を改善すればいいだけの話だから。(50代・会社役員)
○本来、政権公約(マニフェスト)的なものは必要と思うが、現在のマニフェストは完全に選挙対策に堕しており、意味がないどころか、有権者に過大な期待を抱かせる無用の長物である。(50代・会社役員)
○有権者による政策の判断のためには基本的な政策は必要だが、非現実的なマニフェストが政権与党の政策を縛るのは大変大きな問題。(50代・会社役員)
○方針や戦略は必要だ。しかし戦術を政権公約にしても外部条件が変われば、政権公約の政策の重要度が変化し、戦術を変える必然性が起こるから。(60代・会社役員)
○守れない、実行できないマニフェストに意味を感じない。(60代・会社役員)
○全く信用出来ないから。(60代・会社役員)
○マニフェストは結局大衆迎合的な性格を帯び、その後の政策に好ましくない制約を課すというネガティブな結果に終わっている。提言する側も受け止める側も成熟度に欠ける。(60代・会社役員)
○掲げたマニフェストに全てに対してYes又はNoということは有り得ない。また、民主党政権の結果を見ても、マニフェストの都合のよい所だけを取られてしまう可能性が高い。国家にとっての最重要政策は、国民投票にすべきと思う。(60代・会社役員)
○作成時と政策実施時と状況が異なる場合でもマニフェストに拘わる又は拘われと周囲が騒ぎ的確な対応ができない。(70代・会社役員)

会社員
○多くの有権者がマニフェストの内容を理解しておらず,また比較もしていない場合にはマニフェストが選挙運動の役にたっていないと考えられるから.(20代・会社員)
○その状況に応じ、最適な判断や合意形成を行っていく必要があるから。ただし、概念的な政策は必要だと考えている。具体的な数値などは入っていなくても、今後、国内外において、どのような姿の日本を目指していくのか、など。(30代・会社員)
○策定されたマニフェスト自体の有効性は変化のスピードがますます速くなる時代環境において、むしろ束縛になるデメリットもあるため。(40代・会社員)
○基本的は方針が理解できる。出来るかどうかは別だが。(50代・会社員)
○マニフェストが選挙での得票目当てにかたむきがちであるため。(50代・会社員)
○どうせ守れない公約など意味がない。(50代・会社員)
○信頼感が無い(50代・会社員)
○人気取りのために目標を掲げても、実現されないし、意味ない。(50代・会社員)

メディア
○マニフェストに縛られるから迷走するシーンが多すぎた。大きな判断をゆだねるときには解散総選挙を約束できればそれで十分。(40代・メディア)
○公約が守られておらず、単なるスローガンに堕している。(50代・メディア)
○マニフェストの意味が本来違う。国民に示すものでなく、実行する際の役人への指示書がマニフェスト本来の趣旨のはず。こんな言葉など意味は無い。公約でよい。そのかわり着実に行ってもらいたい。民主党もマニフェストは守りもせず、謝罪もない。自民党以下だった。(50代・メディア)

国家公務員
○民主党の裏切りと虚構をみて(40代・国家公務員)
○マニフェストがこれまで定義づけられてきたような、行政の細かな施策にまで及ぶ、定量的な目標を持つものであれば、選挙後、「約束した、しない」「約束を破った、破っていない」といった次元の議論に終始するだけで、建設的で意味のある議論の展開を阻害すると考えるため。この点、90年代以降、マニフェストという「カタカナ」を礼賛し、日本の民主主義の質的向上にとって有効不可欠だと唱えてきた識者・団体も猛省すべきだと思う。選挙がオールマイティーだとする考えや風潮の広がりは、国民の利益、世界の平和と繁栄にとって脅威となる可能性が高い(すでになっているかもしれない)。思慮深い曖昧さを選挙という白黒がはっきりする仕組みにおいてどのように維持していくかが、民主主義にとって最も重要であり、マニフェスト選挙は単に手法の問題にすぎないと考える。(40代・国家公務員)
○英国のように、与野党が事前に政策のフィージビリティーをHMT(財務省)と協議する場もなく、また、多くの国のように、政権取得後、柔軟に不適当であった事項を変更出来ない世論環境では害の方が大きい。実際、今のマニフェスト案は極めて大衆迎合の危険なものとなっている。(40代・国家公務員)
○不十分な情報に基づく公約の実行が自己目的化して国を過つくらいなら必要ない。(50代・国家公務員)

地方議員/秘書
○バラマキにしか繋がらない。(50代・地方議員/秘書)
○預けた党の、政治姿勢で十分。預けた期間中に何が起こるかもしれないのに、生活周辺の約束事にのみ汲々として、こぢんまりとした政治をして欲しくない。国会議員たる政治家は、もっと大きく、世界をいつも見ている、国際的にも通用する政治家であって欲しい。今の多くの政治家は国会議員の資格が無い政治家が多い。石破さんや安倍さんのような、もっと国益を毅然と、そしてしっかり主張できる人ばかりになってもらいたい。小粒な政治家は、良識ある人たちの集まりである「国民審査会」で、首にして欲しい。(60代・地方議員/秘書)

学者/研究者
○計画は良いですが、事情の変化に伴い、政策を調整するのも必要(20代・学者/研究者)
○マニフェストが達成できた実績がないため(30代・学者/研究者)
○国際情勢は日々変化しており、アクションプランは立てにくい状況にある。数値目標にとらわれることなく、日本が今後向かう方向性(5~10年後)を明確に示すべきである。数値目標はその中で自ずと決まる。(50代・学者/研究者)
○グローバル化時代の変動は激しく、『消費税率』引き上げ問題のように、マニフェストに行動を縛られては、適切な政策は遂行できない。但し、基本中の基本として、今後日本はどのような国造りを目指すのかかは、どうしても表明する必要がある。(60代・学者/研究者)
○マニフェストという言葉自体が信用を失った。(60代・学者/研究者)
○マニフェストと横文字で書いたものと選挙公約とどう違うのか。地震対応のような突発的な国政、相手がある外交は状況に応じて臨機応変に変わるべきものであり、マニフェストなるものにこだわるのは、愚の愚である。横文字で表現したり、外国の真似をしたりするのが最上と考えている政治家は、しっかりした調査研究に基づかないで自分の考えをもたない票が欲しいだけの政治家であろう。(70代・学者/研究者)

NPO/NGO関係者
○「マニフェストを守る、守らない」だけが、政権の価値であるかのように議論されること自体が時間の無駄である。政党自身もそれに束縛され、自由な議論ができなくなり自滅する。今の政治には、自由な議論が不足している。消費税はなぜ10%にすべきなのか、原発はなぜ全廃(あるいは存続)すべきなのか、など雰囲気だけの意見をいくら吸い上げても意味がない。(50代・NPO/NGO役員)
○実行していない。(60代・NPO/NGO関係者)
○意味がない。すぐに反故にする約束はしない方がいい。(60代・NPO/NGO関係者)
○そもそもマニュフェスト等を守ったためしがない。小異を捨てて大同に就く、もっと大局的なスローガンが必要。(70代・NPO/NGO関係者)
○口先がうまい政治家を評価する方式は「実績評価方式」が正常な手法だから。とくに民主党の大嘘マニフェストで我が国が4年間混乱し仕組みが崩壊し続けているのを見れば、マニフェスト方式の欠陥は明らか(70代・NPO/NGO関係者)

各団体関係者
○拘束的な国民との契約条項としてマニフェストを扱うことに反対だから。 政治家個人(とりわけ国会議員)のマニフェストは全く無意味。(40代・各団体関係者)
○もはやマニフェストになんの意味もない。(40代・各団体関係者)
○マニフェスト選挙になって、何も良くならないし、自分の言葉で語らずに雰囲気だけで当選する議員ばかりになった。(60代・各団体関係者)
○マニフェスト方式が激動する世界と市場に対する対応力を欠くものだから。(70代・各団体関係者)

自営業
○机上の空論(40代・自営業)
○政党が裏づけ・ロードマップのない各論をマニフェストに掲げても、東日本大震災のようにイレギュラーなことに対処仕切れず、絵に描いた餅になってしまうから。政治を為す者として何が目的で何を目標としているのか、今何が問題なのか、それをどのような手段・方法で解決していくのか、そのためには何が必要なのか、論理的に説明できなければマニフェストではないと思うのだが...。(50代・自営業)

学生
○政策決定は時勢に対し柔軟に決定するものであり、前もって示した約束に価値はないから。 必要なのは然るべき時に適切な判断ができる力である。(20代・学生)

その他
○全く信用できず、そもそも、すべての人が投票しているわけではないので、民意を反映していない。(40代・その他)
○マスコミが騒ぎ立てた流行かぜのようなもの。今の政治家には大衆迎合主義が強すぎる。(60代・その他)
○政治はビジョンを語り、展望を示すことで、具体の政策は行政として「官僚」を動員させることが、政治主導ではないか。マネジメント能力がないからとカモフラージュするために、ガバナンスを蔑ろにしてはだめ。(70代・その他)
○しっかりした政策体系を持たない政治屋がつくる「マニフェスト」にどんな意味があるのか。「選挙公約」の表現を変えるというなら、その中身が問題になるべきだ。とにかく、ウソで固めて恬として恥じない民主党がそれを裏切った。だから言葉だけのマニフェストは詐欺だ。要らない。(80代・その他)


どちらともいえない(17.8%)


会社役員
○鳩山さんは約束だといったが、約束にはならなかったので。マニフェストの重要性が薄れている。(30代・会社役員)
○基本的にはマニフェストは必要だと思うが、しばられすぎて政争の具になるくらいなら、なくてもよいかとも思う。(40代・会社役員)
○そもそも、社会経済情勢によって政策は変化する。(50代・会社役員)
○マニフェストの内容次第(50代・会社役員)
○マニフェストは必要だと思うが、それが守られなくとも、厚顔無恥に行動されたら国民はどうしようもない。(60代・会社役員)
○民主党の前回衆議院選挙に掲げたマニフェストのように、単なる人気取り政策の羅列であれば、全く無用の長物というよりも、無い方が良いでしょう。マニフェストに掲げられた政策が、相互に矛盾せず実行される理由を明確にするのであれば、それなりの意味はあると考えます。(60代・会社役員)
○外交のような国家の基本方針があいまいで、高速道路の無料化などをマニュフェストの掲げて、どんな意味があるのか。衆愚政治やポピュリズムを助長する単純なマニフェスト主義は大いに疑問。現下の状況は国家の基本戦略をどうするかを政党や政治家が掲げるべき重要な局面。(60代・会社役員)
○「何をするのか、したいのか」の傾向だけは判明出来るが、過剰な期待は禁物であるので。(60代・会社役員)
○マニフェストは、政策の大きな軸について書くべき。高速道路の無料化や子供手当など具体的政策メニューは国際政治経済環境に応じて考えるべきで、マニフェストに含めるべきではない。(60代・会社役員)
○マニフェストを守るのであれば、考える参考に出来るが、人気取りだけで後は簡単に変えられるものであれば不要。(60代・会社役員)
○マニフェストに関する党内の位置付けによる。(60代・会社役員)
○現状のマニフェストは政党の票を取るための戦略に偏りすぎ、国益・国家のあり方等政治のあるべき方向を示していない。さらに国の成長戦略に於いても、輸出産業の現状が経済のグローバル化と低所得新興国の発展等消費の構造が世界で大きく変化していることにより低迷していること等を考えると(日本の技術・商品開発の方向に大きなミスマッチを感じる)、従来の延長線上の大企業・輸出産業の振興戦略ではダメで、国内内需の振興に真剣に取り組むべき。(70代・会社役員)
○マニフェストを否定する訳ではないが、各党が前回からどの程度学習したかが問題。もうひとつは、どの党も多数を獲れず、2党、3党連合になったらどうするのか、大いに疑問。(70代・会社役員)

会社員
○現状のような「こうします」というマニフェストでは目標に縛られてしまい柔軟な対応ができていない。もっと幅を持ったり漠然とした政策集で良いのでは無いか。(20代・会社員)
○今回の民主党のように4年間変えないマニュフェストというのは時代の変化を敏感に捉えるという意味でよくない。しかしある程度の信念も必要である。そのような意味でマニュフェストを作る意味はプラスマイナスがある(20代・会社員)
○マニフェストは必要だが、柔軟に変更できるような仕組みや国民への説明機会の場が必要。(20代・会社員)
○現時点でマニフェストを掲げられる程、各政党がイデオロギー的に統一されていない。マニフェストの前に、各政治家はその活動の源泉となるイデオロギーを明確化し、そのイデオロギーに立脚した政党再編が行われるべきであると考えるため。(20代・会社員)
○しかし、マニフェストそのものがなければ有権者が投票の基準にするものがなくなってしまう。民主党政権は、マニフェストが守られていない理由の説明が十分ではないため、懐疑的な見方が出ていると思われるが、選挙の結果によって、その姿勢がどうだったのかについても検証されることになるだろう。(30代・会社員)
○政権公約を明確にすることは、政権の選択に欠かせない。しかし、それを国会議員自身が理解していないようにみえる。(40代・会社員)
○信頼に足る公約が示されないことで(実行されないことで)、「仕組みの不備」とされていることが問題だと感じるから。(40代・会社員)
○「マニフェスト」という言葉の定義が曖昧。しかし政党が政権公約を立てることは重要だと考える。(50代・会社員)
○マニフェストそのものに対する法的拘束力もなく、重みが感じられない。(50代・会社員)
○守れない又は変更理由が説明できなかったり、まだまだうまく使えていないように思います。(50代・会社員)
○状況は日々変わっていくので、マニフェストにこだわりすぎても、何も出来なくなる。 国民一人ひとりに日々の変化を説明納得してもらうのは難しい。(50代・会社員)
○民主党をみても顕著なように、よく言えば理想を好き勝手に書くことはできるが、課題は実現可能かどうかであり、絵に書いた餅では意味がない。(50代・会社員)
○守られる公約なら意味があるが、守られない、守る気のない公約はプロパガンダと変わらない。(50代・会社員)
○マニフェストが単なるスローガンの提示に終わっているから。(60代・会社員)
○本来は国民とって厳しい事も含め、国として早急に解決すべき課題に対し実行できるマニフェストを作成して政党間でその内容を競うべきだが、選挙用のポピュリズムに徹したマニフェストとなり本当に課題の解決になるのか不明なものや実行可能性を考えていないものが多すぎる。(60代・会社員)

メディア幹部
○大きな方向性を示すマニフェストは必要だが、今までのような細かな公約を盛り込んだマニフェストは、状況に応じた政治の対応を難しくするため、むしろ有害と考える。(50代・メディア幹部) ○もうマニフェストを信用する国民はいないかもしれない。不幸な政治状況である。しかし、いやしくも政権を狙う政党は基本政策ははっきりと国民に公約しなければならない。(50代・メディア幹部)

メディア
○結局マニフェストの定義が不明確なため、一概に言えないから。(30代・メディア)
○判断基準としてのマニフェストの必要性は感じるが、どこまで具体性を持たせるべきなのか?自分の中で答えがでない。現実の変化に対応する政策手段をしばることにならないのか懸念している。 そもそも政治家自身に説明能力があれば問題ないが、期待できない。(40代・メディア)
○政党としての政策を打ち出すことは必要。だが、マニフェストと言っても、現状は従来の公約の言い換えに過ぎない。(40代・メディア)
○本来これを公約するという旗は必要だが、財源、道筋ともに磐石でなければ意味がない。また、大衆迎合に走りすぎるきらいが出ているのではないか。(40代・メディア)
○綱領とマニフェストの両方が大事だと思う。(40代・メディア)
○あった方が分かりやすいが、だいたい守れないわけだから。(40代・メディア)
○その時その時で重要課題があるはず。(50代・メディア)
○マニフェストを実現していくための政策立案は必要だが、経済や国際情勢、国民の求めている政策は状況変化を伴うものであり、マニフェストを金科玉条のように掲げ通す必要はない(60代・メディア)

国家公務員
○今のマニフェストは細かなことまで書きすぎ。「現実を直視し、地に足のついた政治を目指す」のか、「夢を求める」のかという選択が重要だと考えている。現在の日本において各政党間の政策の違いはそれほど大きくないのに、「選挙向け」に違いを際立たせようとすると、極論を述べざるを得なくなってしまう(その方が国民の受けがよい)ので、弊害が大きい。(50代・国家公務員)

学者/研究者
○マニフェストに書いたことを法律化していくだけであれば政治家は不要である。課題ごとに国民投票をすれば良い。国内外の状況が刻一刻と変化し、突発的な事象も生じる中で最善の政策をタイムリーに実行することに議員を選挙で選ぶ意味がある。マニフェストは具体策ではなく哲学、基本方針に留めるのでなければむしろ有害。マニフェストの実施だけを求めるマスコミや団体はもっと有害。(40代・学者/研究者)
○世界情勢の変化がめまぐるしい中、具体的なマニフェスト作成のための手間と、変化に対する政策対応の変更などで、振り回され、本当にすべきことが見えなくなってきていると思う。変化に対応し得る、ビジョン、ミッション、政策を打ち出せる政治、国を活性化する政治が大切であり、マニフェストはそのための一つの手段と考える。(40代・学者/研究者)
○マニフェストは、現時点ではその存在目的に叶うように機能してはいないが、将来的に是正されることを期待しているため。(50代・学者/研究者)
○一体「マニフェスト」とは何か、全く定着していない。長期の展望と、短期の実現約束の組み合わせで国民の理解を得やすいようにすべきだ。(60代・学者/研究者)

NPO/NGO関係者
○マニフェストを策定するのであればきちんとそれに基づいた政治をすべきだが、それに凝り固まるあまり柔軟な政治ができないのであれば不要。(20代・NPO/NGO関係者)
○マニフェスト履行と政権維持が関連していないから。(40代・NPO/NGO関係者)
○そもそもマニフェストの定義が不明確(50代・NPO/NGO関係者)
○まだその役割が機能していないことは事実だが、選挙を前に党内で、しっかり議論して公式に政策を出すツールとしては必要だと感じるから。(60代・NPO/NGO関係者)
○マニフェストの内容とつくられ方による(70代・NPO/NGO関係者)

各団体関係者
○マニフェストのような基本的な政策方針を掲げることは重要である一方、日々環境が大きく変化していく中で柔軟に対応していくことが求められており、マニフェスト至上とした政治運営は行われるべきではないと考える。(30代・各団体関係者)
○マニフェスト政治が一種の流行として日本に導入されたが、有権者の耳に心地よいことばかり挙げても政治にはならない。以前の「公約」とどう違うのかもはっきりしない。果たしてマニフェストに今後可能性があるかどうか、今の時点では結論を出せない。(40代・各団体関係者) ○マニフェストがお題目的で、且つ政治家個人の本質的な思想信条まで羈束する度合いが強過ぎる。(60代・各団体関係者)
○今までのマニフェストが、色々未熟なものでしかなかったが、だからといって必要がないとは言えない。(70代・各団体関係者)

主婦/主夫
○マニフェストなどのその政党の考え方の表明は大切だと思うが、例えば状況の変化におうじてその方向性を変更せざるを得ない時の了解の取り方を決めておかないと、国会で内容の議論より「マニフェスト違反の責任論」ばかりが話し合われ、無駄な時間が多くなる。(40代・主婦/主夫)
自営業
○仮に、二大政党で大きな方向性の指標となるものであれば必要だと思うが、多数党が乱立するなかで各党から美味しそうなメニューを提示されても、有権者としては選べないから。(40代・自営業)
○マニフェストは補助的役割を持つものである。マニフェストを通じて実現するゴールを明記する。(60代・自営業)

学生
○原則としてマニフェストに沿った政権運営がなされることが望ましいが、政権をとって始めて知ることのできる情報もあるはずなので、マニフェストに絶対的に縛られるような政権運営をする必要はないし、マニフェスト違反云々で議論するより、政策専門家の目からみて正しいと思う政策を実行してほしい。(20代・学生)
○マニフェストを投票の参考にする時としない時があるから。(30代・学生)

その他
○マニフェストを中心にするかどうかは、各政党で決めればよい。 しかし中心に据えた以上は、マニフェストとともに心中するのがスジ。(50代・その他)
○マニフェストが民主党、野田政権のように扱われる以上、信頼を置くことはできない。しかし、なにもなければ、いい加減な政治家、政党がもっといい加減なことをやるだろう。(60代・その他)
○これまでのマニフェストなら、民主党がそうだったように実現可能性の乏しい人気取り政策を並べるようなものなら、まったく必要ではない。(60代・その他)
○マニフェストの内容は抽象的で実行に移す保証がない。(70代・その他)
○民主党は民主主義の最良の道具であるマニフェストを破壊した罪は大きい。誰もマニフェストを信じることが出来ない状況にあるが、それでもマニフェストを見捨てることは出来ない。マニフェストを機能不全にした政党がその責任を負う選挙結果を出すことによってマニフェストの機能を回復させる必要がある。それが次回の選挙の大きな意味であると考える。(70代・その他)
○マニフェストとは何か、ということ。大まかな政策目標で、状況次第で変更があってもよいと考える。 守られていない、批判を浴びせるのは対抗勢力の政略に乗ることと同じ。(70代・その他)
○どの政党も日本の問題点・課題を正確に知り得ない中で作るマニフェストは実行不可能の場合が多い。(80代以上・その他)
○政党の目指すゴールを明示することは必要である。しかし、選挙目当ての大衆迎合的なものになる可能性が高いので、実際のマニフェストが信頼できるものかどうかはわからない。(80代以上・その他)


わからない(1.5%)


会社役員
○嘘のマニフェストを取り締まる必要がないから(60代・会社役員)

地方公務員
○判断材料がない(40代・地方公務員)

自営業
○今のように政党も人(代表)が変われば当然政策も変わる、すぐ揚げ足を取る政党、マスコミがいるから世の中が忙しくなると思う。始めは幼稚に見えるが本当の熱意があるかみたい。(70代・自営業)

学生
○マニフェストが信用できないから。(50代・学生)

その他
○我が国にはマニフェストはなじまない、民主党のようにマニフェストでやると言ったことは実行しないし、マニフェストにないことばかり行い、国民に信を問おうとしない、早く解散しろ...(70代・その他)