「アジア平和会議」開催 ~北東アジアにおける紛争回避と台湾問題への対応~

2022年1月31日

 言論NPOは、2月22日(火)・23日(水)の2日間にわたって、日米中韓4カ国の安全保障、外交専門家などからなる多国間対話「アジア平和会議」を開催します。
 今回開催する「アジア平和会議」は、言論NPOがこれまで十数年にわたって行ってきた中国、韓国、アメリカとの二国間対話の積み重ねを基礎として、この地域の安全保障環境を分析し、事故や紛争を回避し、さらには将来の平和秩序に向けた、民間側の取り組みとして言論NPOが2020年に立ち上げた多国間対話です。
 米中対立が深刻化し、北東アジアに緊張感が高まる中、対立する米中両国が同じテーブルにつき議論する、アジアや世界でも初めての試みであり、この地域の信頼醸成の仕組みづくりになるものと考えています。

 初日の2月22日は開幕を記念して、4カ国の専門家のアンケート調査による「22年度版北東アジアの安全保障リスク」を公表し、それに基づいて4カ国の参加者がこの地域の安全保障リスクを公開で議論します。
 この初日の議論の模様を、youtubeにて中継いたします。日米中韓4カ国の安全保障や外交の専門家の議論を、ぜひご覧いただければ幸いです。
 2日目は非公開になりますが、「アジア平和会議」の本会議として、「北東アジアにおける紛争回避と台湾問題」をメインテーマに、その紛争の可能性や回避などについて4カ国の参加者が2つのセッションで議論を行います。この内容は後日、言論NPOのホームページに掲載いたします。

「アジア平和会議 2022」 パネリスト略歴はこちら 22日の公開対話(録画)はこちらでご覧いただけます

「アジア平和会議」開催概要

日付:2022年2月22日(火)、23日(水・祝)
時間:午前9:00~午後1:00
会場:オンライン
メインテーマ:北東アジアにおける紛争回避と台湾問題への対応

スケジュール:

2月22日(火)※公開対話

午前9:00~午前10:00 開会式・基調講演
午前10:00~正午 特別セッション
 "北東アジアの平和を脅かす10つのリスク 2022":レポートの発表とパネルディスカッション

2月23日(水・祝)※非公開対話

午前9:00~午前10:50 第1セッション:「台湾問題の紛争回避をどう実現するか」
午前11:00~午後0:45 第2セッション:「北東アジアの安全保障リスクをどう管理するか」
午後0:45~午後1:00  まとめと閉会


参加予定者(敬称略):

【日本】
河野克俊(前自衛隊統合幕僚長)
香田洋二(元自衛艦隊司令官)
杉山晋輔(前駐米大使、元外務次官)
添谷芳秀(慶応義塾大学名誉教授)
宮本雄二(元駐中国大使、宮本アジア研究所代表)
工藤泰志(言論NPO代表)

【中国】
賈慶国(政治協商会議常務委員, 北京大学国際関係学院前院長)
楊超英(中国国際戦略研究基金会副理事長)
張沱生(中国国際戦略研究基金会研究員, 国観シンクタンク学術委員会主任)
滕建群(中国国際問題研究院(CIIS)軍備管理・国際安全保障研究所所長兼研究員)

【米国】
ゲイリー・ラフヘッド(元アメリカ海軍作戦部長)
ダニエル・ラッセル(元東アジア・太平洋担当国国務次官補)
マーク・モンゴメリ(サイバースペース・ソラリウム・コミッション会長上級顧問)
フランク・ジャヌージ(モーリーン・アンド・マイク・マンスフィールド財団理事長)
ロバート・ギリエ(パシフィック・フォーラム名誉会長、海軍分析センター上級研究員)

【韓国】
崔剛(アサン研究所副所長)
安豪栄(元駐米韓国大使)
ホ・テグン/ Heo Tae-keun(元韓国軍准将)

「アジア平和会議 2022」 パネリスト略歴はこちら 22日の公開対話はyoutubeで中継します