「第2回日韓共同世論調査をどう読み解くか」有識者アンケート結果

2014年7月17日

問2.韓国人の半数は、現在の日本を「軍国主義」と見る回答が最多となり、「国家主義」との回答がそれに続きます。また、日本人では現在の韓国を「民族 主義」と見る見方が4割を超えています。お互いを「民主主義」と見る見方は2割にすぎません。あなたは、このような結果をどのように考えますか。【1つだけ回答】


問2SQ.前問のように回答した理由を具体的にお書きください。

「理解できる」回答の理由

  • 両政府首脳の発言なり、態度が相手国の国民にそう映っている、ということだろう。(男、50代、メディア幹部)
  • 日本側は集団的自衛権行使の閣議決定がなされたことで軍国時代に戻るのではという懸念が生じるのは自然だと思う。日本国民でさえきちんと理解していないものを韓国民が理解しているとは思えない。 韓国はいつまでも従軍慰安婦などの問題をはじめ日本との関係修復に全く歩みを見せず自国の殻に完全に閉じこもっているように見える。(男、50代、企業経営者・幹部)
  • 双方の教育(マスコミによるものを含む)が、そうなっているから。(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 韓国側が共有している情報、日本側が共有している情報共に、"ベタ"な情報でしかない。(男、40代、メディア関係者)
  • 両国ともナショナリズムに対して違和感を持たず、アイデンティティを個人ではなく国に依存していると感じるから。(男、50代、自営業)
  • 安倍政権の国粋・排他主義的な姿勢(60代、メディア関係者)
  • 韓国からみた場合、軍靴で踏みにじられた植民地時代が悪夢として残っていること。 阿部政権が右傾化していると見られているので、反動が大きい。 竹島問題や慰安婦問題になると、韓国民が一丸になって日本を批判することが、民族的対抗のように 感じます。日本に対して歴史的な、民族的優位性を持っている面もあるかも知れません。(男、70代、年金生活者)
  • 韓国内での教育からして反日であり又マスコミの報道もそうである為、軍国主義と見られていると思う。 翻って日頃気にしない隣国の韓国人の事をマスコミ等の報道を見聞きして判断するのは仕方ないのではないか。(男、50代、自由業)
  • 安倍総理の言動を見れば当然。いくら言葉で「積極的平和主義」と言っても中身がなく、やっていることは軍備増強路線に思える。 植民地支配された韓国としては、安倍総理の価値観外交に反発するのは理解できるし、それを日本人が「民族主義」ととらえるのも当然である。(男、70代、学者・研究者)
  • 慰安婦問題は別として、靖国参拝、集団的安全保障の閣議決定による海外での武力行使を容認する方向は韓国や中国の立場から見れば、日本の戦後政策の大転換のように見えるでしょう。日本は中国の太平洋への進出と尖閣や南シナ海での軍事的威嚇に対する自衛力強化を言うだけで、韓国や中国への配慮と説明が欠けている。このままでは、戦後70年行事で、中国・韓国の結束を強めさせる可能性があると思う。(男、70代、NPO・NGO関係者)
  • 日本国民は平和を望んでいる。 しかし、韓国から見れば、戦後70年平和でやってきたが、いつ戦争を仕掛けるとかもしれないとするのは、 理解できる。協力して平和を維持していくような仕組みが必要。 一方日本からすれば、韓国が中国と日本と米国と北朝鮮のはざまで明確な意思をだせない被害妄想国民であると考えているのも理解できる。ある種の実態を伴っている。この状態はかなり長期間続くのではないか。この状態を脱するには教育と明確な国民の意思が必要。(男、60代、退職者)
  • 日韓メディアとも「ニュース」になる報道を価値判断で優先し、両国民をあおっている傾向があるため。日韓とも両政府が「民主主義」に基づいたニュース素材が価値が低いが、日本の集団的自衛権、韓国のサッカー日本代表ユニホームを批判、といった「国家主義」的なニュースは流れる。(男、30代、メディア関係者)
  • すでに韓国は日本を仮想敵国と考えているというアンケート結果も出た。中国を意識した日本の防衛力強化を、韓国に対する脅威と妄想するので、韓国のアンケートの「軍国主義」は客観視したものではなく、日本も韓国を仮想敵国と考えていると考え、当事国意識で脅威の増加、すなわち「軍国主義」化していると非難したい結果と考える。 韓国人は、自己文化をルーツだとする虚偽の主張、東南アジアでの人との接し方等で、非常に「民族主義」的な主張の仕方、態度をとっているとの非難のメッセージが多いし、日本でも、日本人をレイシストと非難しつつ、レイシストそのものの行動をとる人に遭遇する。 「集団的自衛権」の行使を、憲法改正の手続きを経ずに進めようという現政権の性急さは、日本国内でも「民主主義」的でない手法だとする意見も多く、韓国からは反民主主義が進行していると見える(非難するための言葉の選択)かもしれない。 韓国は、軍の独裁政権時代に比べれば民主化が進んだが、自由の言論を封殺しても多数による正義の執行という面は却って強まっていると思うので、「民主主義」の国家とは言えないと思う。(男、60代、NPO・NGO関係者)
  • 併合された歴史を持つ隣国から見れば、安倍政権の暴走に不安を覚えるのは当然でしょう 竹島に対する韓国民の感情的な反応は民族主義的に見える。これも理解できます(男、50代、メディア関係者)
  • 現在の政権の発言や行動を見るとそのように韓国の人々の多くが感じるだろうとおもわれる。 日本人の友人や日本理解が相当深くないと、日本人の多くは「軍国主義」ではないのだという認識には 達し得ないだろう。日本人からみても現在の政権には多くの疑問を抱かざるを得ない。憲法の問題、集団的自衛権の動きを見ていると韓国人は危惧するのは当然とも言えるのではないか。(男、70代、退職後、地域活動に参加)
  • 最近の安倍政権の言動(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 安部政権は戦前の日本を望んでいるのかと、戦後の新憲法を学んだ世代(1935年生まれ)には思えるほど、右傾化しているから。残念ながら戦後70年になろうとしているのに、日本には自らの手で勝ち取ったのではなく、アメリカ進駐軍から与えられた民主主義が身についているとは言い難い国民がいまだに多い。この責任は戦後の文部省の責任が大きい。(女、70代、年金生活者)
  • メディア(とくにタブロイドやテレビ)による、ゼノフォビアをあおる記事が国民感情をエスカレートさせているのが主因。(男、60代、学者・研究者)
  • メディア(とくにタブロイドやテレビ)による、ゼノフォビアをあおる記事が国民感情をエスカレートさせているのが主因。(男、60代、学者・研究者)
  • 日本は確実に軍国主義の流れに向かっている。  本当の事を言いにくい風潮を感じる。  若者が政治。社会について真剣に考え行動しているように感じない。 歴史を見れば、韓国。朝鮮は日本を指導してきた立場。いつから現在のような残念な姿になったのか? 裏返しの感情で日本に反感はを表し民族的な行動に走らざるを得ない状況と思う。  本来、朝鮮民族は文化レベルも高く誇り高い民族のはず。真に世界に向けて誇れる「何か」を手にすれば 現状から脱却出来るのでは??(男、70代、退職者)
  • 韓国の結果について 韓国内での政治家の発言、メディアの姿勢、反日教育などが反映されているとみる。(男、60代、自営業)
  • 日本も、「肩書」や」「慣習」、更には「空気」という縛りが強い社会である。 韓国は、虚妄に基づく自己顕示が先行して冷静な議論が通らぬ社会である。 理念と利益に基づく論理的議論が通用しない点では、両者ともに非民主的「社会」であると言える。 双方共に、自己の「非民主的部分」を直視する必要があろう。(男、50代、学者・研究者)
  • 韓国での言論がゆがめられていることが日本側では理解されているということ。(男、50代、各団体関係者)
  • マスコミの報道やインターネット上の言説によるところが大きいと思う。韓国人が日本の再侵略を恐れる気持ちもよく分かるし、日本人が韓国の民主主義について十分理解しないのも、「嫌韓論」が横行する現状ではやむを得ない。(男、50代、学者・研究者)


「どちらかといえば理解できる」回答の理由

  • 韓国メディアの日本に関する報道ぶりを見れば、日本を「軍国主義」「国家主義」とみる韓国国民が増えてしまうのは理解できる。(男、50代、メディア幹部)
  • 日本はサッカーなどでの熱狂振りで、韓国はメデヤや政治家発言。いずれも相互訪問もしない国民がマスコミ、政治家に踊らされている、   韓国は昔から4,5回の侵略された国である国民性を判って付き合うべき。(男、70代、企業経営者・幹部)
  • 日韓の国民が相手の国を軍国主義、民族主義とみていることの現状を認識することで、その問題点を解決するために両国が何をすべきかを考える出発点として、理解したい。(男、60代、会社員)
  • 韓国人が日本を軍国主義、国家主義とみるのは韓国政府、マスコミがそのように宣伝しているから。(男、50代、企業経営者・幹部)
  • 互いに相手国のことをよく知らないからメディア等で報道される内容でイメージをつくっているので(30代、会社員)
  • 韓国における反日教育により、現在の日本を戦争中の日本の軍国主義、国家主義と同様と思っている。日本人は、最近の韓国の状況(政治のみならず、スポーツ、社会現象)を通しテ判断している。(男、70代、自営業)
  • お互いの国を理解する努力が不足しているため。(男、40代、会社員)
  • お互いに信頼関係が無いのだから、互いを悪く見ようとするのは当然だと思う。(男、60代、定年退職者)
  • 両国ともメヂィアの影響が大きくそうなるのは理解できる(女、80代以上、NPO・NGO関係者)
  • 両国共、民主主義の手続きがきちんと守られている様に思えないから。(男、30代、自営業)
  • 日本の人達は現在の日本が軍国主義とは思っていないと思います。しかし、韓国の人がそう思えてしまうのは当然かもしれません。安部首相の側近及び個人の考えに、多くの人が振り回されていると思います。日本人の私にもよく理解出来ないのですから、韓国の人がそう思えてしまうのは当然かもしれません。自民党の中から反対の意見があまり出てこないのは不思議です。周りの人が「阿部さんが言っているのだから」と、あまり反対意見が出ないのは問題です。国民の声も、賛成、反対で割れているのです。与党自民党の中で反対の声がでてこない。ここに最大の問題があります。韓国の人も政治もおかしくなってきていると感じるでしょう。(男、60代、NPO・NGO関係者)
  • メディアの報道に意図的偏向があること、政権がメディアに影響受け、反日・歴史問題・領土問題を政権維持のために利用している面がある為。(男、60代、大学講師、社外取締役)
  • 韓国に対する日本の見方は妥当なような気がする。実質的に民主主義が根付いているとは思えない。 日本に対する軍国主義、国家主義という見方が多いのはショックであったが、現在の安部政権のせっかちな動きを外から見るとそういう見方もあるのかなという思いもある。(男、70代、各団体関係者)
  • この結果は設問上の問題も大きいと思われる。外から見た特徴を誇張して選択した結果ではないか。また、軍国主義は曖昧なので設問の際に定義をしておく必要がある。(男、70代、自営業)
  • 両国のジャーナリズムの質が低いことが原因では。 マス・メディアが表面的で、センセーショナルな報道をしたり、安易にカテゴライズ(親日、反日)シたりすることが強く影響している用に感じる。(男、20代、フリーター)
  • 日韓共に為政者とメディア(ネット・マス・雑誌)が 夫々に対して「国家主義」、「民族主義」と呼称する場面が多すぎ、それに引っ張られる影響が大きい。また、日韓共に「民主主義」の形成がまだ未成熟である。今回の様なアンケート等の試行錯誤を双方が重ねて初めて「民主主義」の多様性を理解し身に着いて行くと考える。随分前にNHKのサンデル教授の白熱教室において日中韓の学生による日中韓の問題を論じた番組があったが、お互いが求める所と反発・共鳴が錯綜していた。但し、争うことの克服を論じる姿勢は「民主主義」への道であった。これを他のメディアが批評していない。日本で言えば、個々のメディアが他のメディア(同業者)の記事や番組を評することが少な過ぎる。また批評は批判・否定が殆どと言える。メディア自体がお互いに論じ合う姿勢「民主主義」が欠けている。当然であるが、為政者(政権党)と野党の間もそうである。言葉を生業としている政治家とメディアがこの様に欠いた姿勢である限り「民主主義」は覚束ない。(男、70代、技術コンサルタント)
  • それぞれの国の過去の歴史を引きずっているから。(男、50代、地方公務員)
  • 韓国は過去のしがらみにとらわれすぎている。日本人はこういう韓国に対して嫌気を感じている。なんでも反日であれば正義と思うような国民と付き合う気になれない。従って韓国に対する関心も下がってくる。(男、80代以上、年金生活者)
  • 韓国は中国との関係を経済的にも重視しているため。(女、60代、各団体関係者)
  • 互いの国の意見に多様性のがあるということが全く伝えられていないから。(男、40代、会社員)
  • 安倍政権の言動は、真意はともかくとして外国には「忠君愛国日の本」と映るのは当然であろう。また、朴政権の行動も、内政の危機に対する国民の関心を外に向けさせようとする意図があるように見受けられる。(男、80代以上、年金生活者)
  • South Korea の教育は事実の歴史を教えず、教育字体がpropaganda に堕している模様であり、日本にもそれに同調する無知な人が居る間は相互に事実認識が難しいのではないか。(男、70代、自由業)
  • 現状認識と歴史認識の相違(男、70代、年金)
  • 日本の右傾化は進んでいると見られてもやむを得ない。 韓国は日本に対しては肩肘を張らねばならず、その場合民族主義的な色彩が強くなるのは必然だろう。(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 我が国にとっての価値判断を別にすれば、韓国に安倍政権の外交姿勢がこれまでの日本の政権変化していると映っているのであるからやむを得ない。従軍慰安婦の問題は日本が正しいとも思わないが韓国の主張も国を捨てるほどのテーマ化といいたくはなる。集団的自衛権の問題は日本国民の中にもまだこの進め方に十分腹落しができているとは言い難いなか急ぐ姿はましてや韓国国民には理解できないのかもしれない。(男、70代、企業経営者・幹部)
  • 日韓両国政府の取っている態度は強硬であり、批判的な見方が広がっているのはやむを得ないと考えるから。(男、50代、メディア関係者)
  • メディアに責任を転嫁したくはないが。 1.メディアの報道は、文字通りの報道+記者の判断・見解が入っていることが多い。国民の見方は報道に左右される事が多い。多くの国民の情報源はメディア報道しかない。 2.メディアの報道は、記者の判断・見解を入れるべき時にそれが無く、記者の判断・見解を入れるべきで無い時に 入っている、と言う逆のケースが多いと感じている。 3.メディアの報道に左右されるのは、それだけメディアの報道が信頼されているからであり、メディアは記事を書く  時には何時もその事を念頭に置いて欲しい。(男、70代、無職の年金生活者。)
  • 世論の現状を反映した結果ではないでしょうか。(男、40代、メディア関係者)
  • 双方の指導者が相手の感情を理解しようとしていない(男、60代、各団体関係者)
  • 韓国政権の中国急接近の成果として、韓国国民の中での中国への親近感が急増している現状からして、中国の「日本軍国主義」のプロパガンダが韓国国民に浸透し始めていることを危惧する。設問にあたっては「軍国主義」とは何を意味するのかを整理しておく必要があるのではないか?(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 双方の国民に映る相手国のイメージはメディアを通してのもの。安倍首相の靖国参拝、安倍政権の秘密保護法制定、武器輸出禁止原則の緩和、集団的自衛権への取り組みなどを見れば、「軍国主義」は行き過ぎにしても、安保・軍事力整備に前のめりになる日本という印象になっても無理はない。他方、韓国の朴政権の動向、中韓による安重根記念館をめぐる強調や米国で韓国系市民が続ける慰安婦像建立の動きも、日本人の目には同様に「民族主義」的に映る。メディアがnews-worthyと直感的に考えるものを伝え続けるだけでは、底流の一般国民の意識やとくに戦争を知らない若者の意識などは相互に伝わらない。(男、70代、NPO・NGO関係者)
  • どちらの政府もそのように見える発言、行動を行っている。(女、50代、各団体関係者)
  • 個々の国民感情というよりは政治面からの押しつけの流れが反映しているものと考える。(70代、金融関係団体の退職者)
  • 特に韓国における日本に関する情報流通・教育で、事実や実態との乖離があると容易に想像できるから(男、30代、会社員)
  • 日本の現政権が軍国主義である事は火が見るより明らか。 韓国の儒教を含めた精神性(国民性?)は、今の日本では民族主義に映るのもわからないでもない(男、30代、メディア関係者)
  • 韓国では真面目にいつか日本が攻めて来ると信じている人達が居る。 このような状況を理解して物事の解決に当たる必要があると考える。(男、60代、企業経営者・幹部)


「どちらともいえない」回答の理由

  • 現在の日本が「軍国主義」「国家主義」である、という韓国人の見方については、そうではなく、むしろあまりに「平和主義」「個人主義」である、と、日本人として言うことができるので、理解できない(韓国の教育による偏見で、現在の現実の日本ではない)。 現在の韓国が「民族主義」と見る日本人の見方については、理解できる(他方で少子化等から国を開放する努力も顕著であると思うが)。 お互いを「民主主義」と見る見方が少ないのは、どちらかといえば理解できる。現在は制度的に民主主義であっても、日本・韓国お互いに、軍が強かった時代より、アメリカ等に比べて政治が必ずしもうまくいっているように見えないからでは、と思う。(男、40代、NPO・NGO関係者)
  • 韓国の人は、尖閣をはじめとする日本人の中国への脅威をわかっていないようだ。 われわれ日本人の韓国に対するイメージは、マスコミによる一方的な反日報道によっているのではないか。(男、60代、無職)
  • メディアに流されている人がおおいのでは。(男、70代、自営業)
  • 日本は安倍さんが約束した以上、米国には従うことになるでしょう。 中国の支配と米国を比較すれば、安倍さんの選択は、仕方がないこと。(男、50代、自営業)
  • 日本側の見方はおおむね妥当だが、韓国の見方はかなりおかしい。しかしこれはプロパガンダの結果であり、日本も現在のようにプロパガンダをよしとする政権が長く続けば、韓国と同じような問題が生じるだろう。(男、50代、メディア関係者)
  • 私は、両国の大手マスコミの報道の仕方に問題があるのではないか(政府報道のたれ流し!?)と思います。その影響を受け、両国民は、互いの国について漠然とイメージしているのではないかと考えます。(男、50代、企業経営者・幹部)
  • 要は両国国民とも相手のことをよく知らないという話ではないか。(男、70代、企業経営者・幹部)
  • いずれもマスメディアの報道の影響が大きい。(男、40代、会社員)
  • アンケートに回答した内容と、実際の生活レベル、経済界の実情などとは大変差があり、社会全体の傾向を反映していないのではないかと考える。(男、70代、NPO・NGO関係者)
  • 外交の評価は、タイムスパン次第だ。 瞬間風速的な評価は、外向を知らない、素人の勝手な声に過ぎない。(男、70代、国際マーケティングプロデューサ・経営コンサルタント)
  • そもそも設問が単純で画一的で不適切。答えが限られる。(男、40代、メディア関係者)
  • 断言はできませんが、マスコミとインターネットの影響が強いのではないかと思います。それぞれの国固有の「民主主義」を相手国が理解できていないのではないでしょうか。(女、70代、年金生活者)
  • どちらの国にも、過去の歴史的関係にこだわりを持ち続け、未来志向に転換できないグループがある。 この人たちの言動は過激であり、大衆はそれに引きずられやすい。 残念ながら、メディアの中にも「事実の報道」と称して、ことさらクローズアップする向きがある。 冷静な見方をすることができる両国民が、相互理解のチャンネルを維持し、少しずつパイプを太くする努力を、あきらめずにコツコツ重ねていくしかない。きっとどこかで両国政府をその方向に促す機運が生み出されることにつなげたい。(男、60代、メディア関係者)
  • 韓国の在野団体 (社) 民族問題研究所の会員ですが、所謂知識層でも、日本が集団的自衛権容認に舵をきり、不信感つのっています。(男、70代、無職)
  • 国民感情の変化の本当の理由は安倍ノミクスによる経済の変化によるダメージがそのような理由にして現れているだけです。(男、70代、企業経営者・幹部)
  • 日本は占領政策により、本来持っていた相談して物事を決めるという傾向が一層強められたので、日本人は民主主義的な日本の現状に一応の満足をし、また日本人は、朴大統領の父親の時代とそれに続く軍人大統領の時代まで、韓国が完全に独裁的であったことを知っているので、韓国が民主主義国家だとは見ていないことの結果であろう。 韓国メディアが煽っているために韓国民は自国のことは棚に上げて、安倍政権の安全保障政策に着目して日本を軍国主義とか国家主義と決めつけているのが大きく影響している。さらにこれには日本の国内のメディアが、占領後の平和主義で育てられた50歳代60歳代の主幹級のメディアが政府に批判的な立場に立っていることが大いに影響して、安倍政権の安全保障政策に反対していることも影響しているというべきだろう。(男、70代、学者・研究者)
  • 現在の日本には未だ民主主義が定着していないことは歴然としているし、現政権が超「国家主義」的であることは否定できないが、「軍国主義」とは言えないであろう。一方、韓国では、飛躍的な経済発展を背景に、従来の漢民族優越主義」を復活させたような発言や行動があり、今の韓国を「民族主義」と捉えることは、あながち誤っているとは言えない。(男、60代、無職年金生活者)
  • 両国の一般国民は、普通の生活人であり、普段は両国関係のことを左程意識していないが、 メディアの論調等には左右されやすい。(当たり前のこと) 日本から見た場合の韓国メディアは全ての面において、目先現象面ばかりに囚われず、今少し 客観的な(グローバルな)視野に立たれることを願いたい。(男、70代、年金生活者)
  • 医療・介護分野に限定しているが、韓国の人達と交流があり、報道から透けて見える韓国の国情に違和感を感じる。(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 大多数の、個人的な相手国の人々を友人として、付き合う相手として、持たない人々にとっては、メディアから情報を受けて、回答している。メディアが人々の中にある一定の方向を拡大して(助長して)報道する傾向がこうした反応をもたらしている。(男、60代、学者・研究者)


「どちらかといえば理解できない」回答の理由

  • ある一面だけで判断していると思われるから。(男、40代、各団体関係者)
  • 国家が自衛のために防衛力を持つのは当然。現状の両国がその原則を逸脱しているとは思えず、歴史的経緯から来る過剰反応が大きく取沙汰される傾向にあるため。(男、40代、会社員)
  • 阿部総理の靖国参拝は不用意だったが、かといって、軍国主義と呼ばれる覚えもない。(男、60代、各団体関係者)
  • 一部のマスコミの報道に過剰に影響を受けていると思われる。(男、30代、NPO・NGO関係者)
  • 韓国は「民族主義」的側面はあるが、我が国は、「軍国主義」「国家主義」ではない。 韓国側の歴史的教育がそのような結果をもたらしているのではないかと思われる。(男、70代、年金生活者)
  • 首相が靖国参拝をしただけで、軍国主義と言っているなら、他の状況を見なさ過ぎ感がある。 また、国民の顔が見えにくい、市民が弱い、という意味では、民主主義に見えなくてもわかる気がする。 国民優先というより、相変わらず、国の産業(会社)優先的ですから。 韓国の民族主義は、よくわかりません。(男、50代、会社員)
  • 一面的な理解だから(男、70代、年金生活者)
  • アンケートを取れば、大手メディアの拡声器通りの反応が帰ってくので、それをそのまま信じてしまうのは如何なものか?(男、60代、会社員)
  • マスメディアがセンセーショナルに取り上げることが多く、判断が歪められている。(男、50代、会社員)
  • 本当にそうなのか実感できない。質問がバイアスしているのでは?(男、60代、NPO・NGO関係者)
  • 下記の設問に対する回答と同じ。(男、50代、国家公務員)
  • いまの日韓関係の悪化は、台頭する中国への対応、将来起こりうる北朝鮮の崩壊など東アジアの構造の変化が底流にある。軍国主義、民族主義などという一言で言いきるほど、簡単な話ではないので、日韓両国民の解答にこだわる必要はない。(男、60代、メディア関係者)
  • 確かに阿部政権の対応は性急かつ右寄りに過ぎる感はあるが、韓国の反日教育のほうが問題と思われる。(男、60代、会社員)
  • 韓国側の対日意識は偏見。(男、80代以上、NPO・NGO関係者)
  • 相互の情報宣伝不足と最近の両国関係の傾向が極端に考えられているため。(男、60代、学者・研究者)
  • 韓国の報道、学問、大学レベルでも冷静な分析、判断よりも、対日悪感情の噴出が著しく、その雰囲気で育ててきた世代が増えている現在、今後も冷静に日韓間を議論することは難しい。日本を軍国主義や国家主義ととらえ、歴史認識を言上げする一方で、現在の中国にその言葉を一切言わないのが韓国の現状。 朝鮮戦争や文化大革命や天安門事件や中国の人権状況には意識的に目をそらせている。これは民主主義国家の認識から大きく外れているし、その非常識が韓国の皆さんには理解できないとすれば、同じ価値観を共有する社会とみなすべきではない。今の韓国は、事大主義であり、民主主義・自由主義の物差しがない国とみなすべきであろう。(男、60代、企業経営者・幹部)


「理解できない」回答の理由

  • 両国ともに民主主義国家を謳っているのに、この評価。マスコミやプロパガンダに流されすぎ。(男、50代、地方公務員)
  • 互いの悪感情がそのように回答させているのではないか。日本は軍国主義ではないし、韓国もとりたてて民族主義というわけではない。韓国人が日本を見るとき、日本人が韓国をみるときだけ、一種の悪口としてそう言っているのだと思う。(男、40代、メディア関係者)
  • イメージと実相がかけ離れている。なぜイメージ先行になってしまうのかを解き明かす必要がある。(男、40代、メディア関係者)
  • 安倍内閣の政策はごく当然の国民の意志の実現であり、「軍国主義」のレッテル張りは間違いである。韓国のマスコミの偏りもさることながら、日本政府、とりわけ外務省の努力も足りないのではないか。(男、70代、学者・研究者)
  • 沢山有りますが、絞り込むと、韓国は、真実に基づいた日本擁護に聞こえる発言をすれば、暴力によって封じ込められ、民主主義とは程遠い国。 日本は、国会を取り囲み、ヘイトスピーチを繰り返しても、何ら制限を受けない民主主義国家。 この一点を考えても、韓国に内政干渉する訳にもいかず静観が現状の策だと考える。(男、50代、)
  • 両国とも、直接であれ、間接であれ、選挙によって国の代表が選出されているのに、民主主義と思われていないのは理解できない。(男、50代、会社員)
  • 感情としては理解できるが、事実認識としては極めてお粗末。(男、50代、学者・研究者)
  • 経済情勢等の問題を他国への避難で隠蔽せんとする典型的なポピュリズム政権が選択され存在しているということ自体が民主主義を標榜していたはずの隣国での事実である点が理解不能である。(男、50代、)
  • お互いに冷静に相手の状況を見れば、このような答えにはならないと思うから。(男、40代、学者・研究者)
  • マスコミ報道に振り回されている両国民が、まあ、困ったものです。(男、60代、自営業)
  • 今や韓国自体が日本を潜在敵国と見做しているような軍備体制を整えているように見えるが、少なくともにほんは対韓国といてそういう考え方はない。(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 双方とも、実態に合わない結果が出ていると思う。マスメディアの影響?(男、70代、無職)
  • この結果については、かなり情報の偏向があり、本音を語っているとは言えないと思うから(男、70代、年金生活者)
  • 軍国主義、民主主義、民族主義に対する定義がバラバラでしょう。(多分)(男、70代、企業経営者・幹部)
  • 良識ある国民の間ではこのような見方は多くありません(男、70代、企業経営者・幹部)
  • 相手に対する理解を欠いた見方だから。(男、60代、各団体関係者)
  • 韓国を民族主義的と考えるのは理解できる。逆に日本が軍国主義とか国家主義というのは全く理解できない。戦後70年近くにわたって戦争をしていない国を軍国主義と言うのは、世界の誰が聞いても理解できないと思う。韓国のメディア、知識人たちが日本の姿を客観的に伝えられていないと疑わざるを得ない。 韓国は制度の上では確かに議会制民主主義をとっているが、そもそも、言論の自由、人権の尊重が確立されているようには思えないので、評価しなかった。(男、40代、会社員)
  • そもそも、政治体制に関して軍国主義、国家主義、民族主義というのはミスリーディングな回答例だと考える。(男、50代、学者・研究者)
  • 徴兵制度もなく、竹島を占領されても反撃もできず、国連軍にもまともな参加が出来ない日本を何故軍国主義と呼び、非難するのか?一方的な歴史観を小学生から植え付け、日本の植民地政策に加担したと言われている人たちを今だ糾弾し続ける国民性が理解できない。私は米国に長く住んだが、親日の韓国人がいる半面、日本人とみると言いがかりをつけてくる韓国人や、謝れと喚き続ける韓国人が多く、つかれた。しかも彼らと話してみると、日本が韓国を植民地化した際にロシアが満州を占領し、韓国(朝鮮)も狙っていたという単純な歴史事実も知らず、知ってから「日本に占領されてまだよかった」とつぶやく連中が全員であった。そして米国では、大嫌いなはずの日本料理屋の看板を使って韓国人が韓国料理を日本料理と称して商売している。韓国では国民的な日本に対する甘えの構造があり、それを愚かな政権が悪用しているとしか思えない。特に北朝鮮が核武装してから、国民的に発狂状態にあり、この甘たれた自分勝手な人たちに今まともに対応してはいけないと思う。(男、50代、企業経営者・幹部)
  • 日本が軍国主義ではない事は明白であり、事実を理解できない韓国の国民とそういう世論に導いている韓国のマスメディアの非論理性にはあきれている。また、教育界が新北朝鮮勢力に主導されており国民の草の根まで反日が宗教のようにはびこっている。彼らは既に論理の域を超えており、理解できる範疇にはない。(男、50代、企業経営者・幹部)
  • 日本の実情を見る限り、軍国主義、国家主義など当てはまるはずがないのに、彼らをそのように信じさせている何か(マスコミ?、政府の宣伝?、相手を曲解したい劣等感(文明レベル)?etc.)の存在に驚く。 逆に、我々もマスコミに踊らせられ、相手を誤解しているかもしれないが・・・・・・(男、70代、NPO・NGO関係者)
  • 日本のどこが軍国主義なのか。日本人からすれば確かに日本国内で今までにない動きがあるが、それと今の状況とはずいぶん異なる。しかも韓国の人は日本にたくさん来ている。従ってこの問題はマスコミのあおりが極めておおきいのではないかと思う。なにしろこうやって冷静に回答している私自身があえて韓国に観光旅行に行こうとは思わないからである。むかし30年くらい前にソウルに行った時、地下鉄の駅のプラットホームでそこにいた人から「イルボン?」と聞かれ「ネー」と答えてそれだけだったが、今なら突然殴られたり、怒鳴られたりするのではないかと思える。そういう報道がされているし、ソウルの居酒屋でからまれたという報道も聞く。そういう中であえて火中のクリを拾いに行く気はないと思ってしまう。これは本当にまずいと思う。ますます疎遠になる。(男、60代、年金生活者)


「わからない」回答の理由

  • 無防備憲法(平和憲法)を制定している国を軍国主義視するのは精神病者である。(男、70代、ECONOMY(理財)・財務・政冶・社会保障研究者)
  • 日韓ともに国民の半数以上は、政治とはかけ離れた日々の生活に関心があるように思う。即ち、一家の生計(遣り繰り)が最大関心事だろう。経済(家計)に重きを置く結果、愛国心とか戦後の日韓の懸案事項の精算とかを政治家が声高に唱えても、必ずしもピンと来ないのではなかろうか。20世紀に勃発したアジア太平洋戦争の結果、両国民が民主主義思想を手に入れたとはいえ、いずれも敗戦の結果、苦労せずに先進国(欧米文明)から転がり込んできた思想、との感が強い。従って、人々が民主主義思想(政治制度)を自らの権利・義務意識を伴ってホンモノにするには、まだまだ時間が必要だろうと思います。民族主義も国家主義も、同根(同じくナショナリズム)と思われますが、如何。歴史家、評論家(文明・政治)などの有識者の見解を知りたい。(男、70代、企業経営者・幹部)


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