言論NPOとは

言論NPOが取り組む二つの柱とは

1.  民間外交-民間から課題解決のサイクルを動かす


 私たちは、世界や日本が直面している問題に対して、その解決策を政府にただ期待するだけではなく、私たち自身の問題として向き合うべきと考えています。複雑化する社会課題に対して民間がどこまでできるのか、まだ懐疑的な意見もありますが、むしろ、民間だからこそ、政府の取り組みに一歩や半歩先んじて課題解決に取り組み、その領域を広げることもできると考えています。

 そうして始めたのが「民間外交」です。世界の知識層や世界やアジアのシンクタンクと協働し、集まった知見を国内外に強く発信するとともに各国政府へ提案を行っています。
私たちは、世界のシンクタンクと連携し、アジアの紛争回避と地球規模の課題を解決するための新しい流れを生み出しているのです。


2.民主主義の修復―代表制民主主義の信頼を取り戻す


 多くの先進国同様に、日本の代表制民主主義も市民の信頼を失いはじめています。言論 NPO が毎年行う世論調査では、国民の多くが国会や政党などを信頼していないことが明らかになっています。選挙の投票率も下がっており、市民が政治から退出を始めています。

 私たちが提起する「強い民主主義」とは、市民が当事者意識を持って社会の課題に向き合うことで成り立ちます。私たちの取り組みは、選挙で選ばれた政治家によって国民が直面する課題解決のサイクルが回っていくための判断材料や評価、議論に舞台を、幅広く市民に提供するものです。

 民主主義という仕組みが、私たちが直面する課題の解決に役立っているのか、その有用性や信頼を回復するための活動を展開しています。