「第2回日韓未来対話」に向けた決意

2014年6月23日

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工藤:言論NPOの工藤です。今、ソウルの金浦空港にいます。

今回の訪韓では、7月18日にソウルで開催予定の「第2回日韓未来対話」をどのように行うのか、ということについて韓国側の主催者である東アジア研究院(EAI)と協議をしてきました。我々は、未来対話の前の7月10日に日韓共同世論調査を発表します。今回の調査結果も非常に厳しいものになると思いますが、両国の国民感情や相互理解の状況など、調査結果の背景にはどういう問題があるのか、それを乗り越えるためには何が必要なのか、といったテーマに絞った方がいいのではないかと主張しました。そして、あくまでも私たちの対話は市民の目線を持ち、オープンで公開型の議論を行いたいということを主張し、韓国側と合意しました。


私たちは、現在の日韓関係は非常に厳しいということ、そして、それを乗り越えていかなければいけないのだ、という共通認識から始まった日韓未来対話の流れを、どうしてもソウルで作りたいなと思っています。

また、今回はEAIだけではなくて、前の駐日韓国大使の申珏秀氏など、様々な人たちと意見交換を行いました。その中で、日本と韓国との関係が厳しいときに、議論を行う環境が整っていない、ということも感じました。しかし、政府間関係が動いていなくても、民間の対話の中ではお互いに本音をぶつけることができるのではないか、と考えています。私たちは国民間の相互理解だけではなくて、日本と韓国という国が、将来アジアの中でどのような国を目指していくのか、ということを含めた基本的な議論を行いたいと思っています。

対話まで1カ月を切りました。7月18日のソウルでの対話を、ぜひとも成功させなければいけないと考えています。これから東京に戻ります。金浦空港から工藤でした。