【号外】 続報!「第4回 東京‐北京フォーラム」分科会報告

2008年9月20日

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■■■■■続報! 「第4回 東京‐北京フォーラム」分科会報告
■■■■■「食料」「環境」を始めとする7分野で熱い議論が展開 
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■■■■■2008/09/20

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「第4回 東京‐北京フォーラム」に多大なるご支援・ご協力をいただきまして、
ありがとうございました。
一昨日の全体会議の報告に引き続き、7つの分科会についてご報告いたします。
ぜひ最後までご覧ください!

分科会は16日の午後から、7つの会場に分かれて行われました。
どの分科会でも、例年以上に中身の濃い議論が行われました。
また、新たに設けられた「地方」「食料」の2つの分科会にも注目が集まりました。


◆政治対話(前半部)
16日の全体会議内で行われた「政治対話」の前半部分では、
オリンピック後の政治・経済の問題や日中関の相互信頼をどのように育んでいくか
また、両国間だけではなく、アジアや世界の未来についてなど、パネリスト間で
幅広く意見交換が行われました。

日本からは、岡田克也氏(民主党副代表)をはじめ、計3名の政治家が参加しました。
中国からは、李肇星氏(元中国外相)をはじめ、計3名の政治家が参加しました。

 ▼「政治対話」(前半部)の記事を読む
http://www.tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=article&id=370:all200809161&catid=95:zentaikaigi-2&Itemid=188


◆政治対話(後半部)
日中の相互理解と共通課題解決への展望について、パネリスト間で
意見交換が行われた後、学生との間でも意見交換がなされました。
その中では、東アジア共同体創設などについての質問も飛び交い、日中両国間だけ
ではなく、アジアや世界でどのような役割を担っていくか、熱い議論が交わされました。

日本からは、加藤紘一氏(自民党元幹事長)をはじめ、
与野党から計4名の政治家が参加しました。
中国からは、趙啓生氏(第11期全国政治協商会議外事委員解主任)をはじめ、
計3名の政治家が参加しました。

 ▼「政治対話」(後半部)の記事を読む
 http://www.tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=article&id=388:2008-09-16-15-59-50&catid=97:seijitaiwa&Itemid=190


◆メディア対話
前半部では、角界を代表するパネラーが出席し、「日中共同世論調査」の結果に基づき、
両国民の相互認識、相互理解について議論が行われました。食品の安全性の問題や
両国への認識について、報道の在り方が問われているとの認識で一致しました。
後半部では、両国のメディアの編集幹部が出席し、日中のメディア報道に関わる問題と
両国メディアの報道の自由や客観性について、より具体的な議論が行われました。

日本からは、添谷芳秀氏(慶応義塾大学東アジア研究所所長)をはじめ、朝日、読売、
毎日、共同各紙の編集幹部を含む、計10名が参加しました。
中国からは、新華社、人民日報等の各紙、
中国国際放送などの幹部を含む計9名が参加しました。

 ▼「メディア対話」の記事を読む
 http://www.tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=category&layout=blog&id=99&Itemid=191


◆地方対話
注目の新設分科会「地方対話」では、日本側から現役大臣のほか知事4名が参加し、
日中間の地域交流の展望と今後の具体的取り組みについて、各自治体の取り組みの
紹介も交えつつ、意見交換が行われました。政府が展開する外交政策はもちろんのこと、
地域レベルでの文化交流等の協力事業を推進していくことが、重要との認識で一致しました。

日本からは、増田寛也(総務大臣)をはじめ、4府県の知事など、計7名が参加しました。
中国からは、夏徳仁(大連市市長)をはじめ、計7名が参加しました。

 ▼「地方対話」の記事を読む
 http://www.tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=article&id=383:2008-09-16-12-59-59&catid=105:tihoutaiwa&Itemid=196


◆経済対話
五輪開催後の中国経済、アジア経済の行方は、全世界が注目しているテーマでもあります。
「経済対話」では、中国経済の現状と課題(前半)、今後のアジア経済の展望と日中協力
の可能性(後半)について、活発な意見交換が行われました。

日本からは、黒田東彦(アジア開発銀行総裁)をはじめ、
各界から武藤敏郎氏(株式会社大和総研理事長)、
鈴木寛氏(参議院議員)等計10名が参加しました。
中国からは、施用海氏(元駐日本中国大使館公使参事官)をはじめ、計6名が参加しました。
肇、

 ▼「経済対話」の記事を読む
 http://www.tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=article&id=379:ecomomics&catid=102:keizaitaiwa&Itemid=192


◆安全保障対話 
「安全保障対話」の前半部では、北東アジアの安全保障と防衛交流、日中間の具体的課
題について様々な問題提起が行われ、後半部では伝統的な安全保障の議論に加え、環境
分野での技術協力や災害協力など新しいかたちでの協力の可能性についても提案がなさ
れました。

日本からは、佐々江賢一郎氏(外務省外務審議官)をはじめ、明石康氏(元国連事務次長)
山口昇氏(陸上自衛隊研究本部長)等、計8名が参加しました。
中国からは、劉江永氏(清華大学国際問題研究所教授)をはじめ、呉建民氏(国際展
覧局名誉主席)等、計6名が参加しました。

 ▼「安全保障対話」の記事を読む
 http://www.tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=article&id=405:2008-09-16-09-18-00&catid=103:anzenhosyou&Itemid=193


◆食料対話
「食料対話」は、今年最も注目を集めた分科会のひとつです。
食料自給率をめぐる食料安全保障や、日本国内のみならずアジアや世界中で
関心を集めている食品安全の問題について、日中の専門家が討議する初めての
舞台となりました。中国側からは、食品安全は中日両国の健全的な発展を促す
ための基礎であるとの発言もでるなど、中国側も食品の安全に敏感になっていることが
明らかになりました。

日本からは、生源寺眞一氏(東京大学大学院農学生命科学研究科長、農学部長)をはじめ
渡辺好明氏(東京穀物商品取引所理事長)、山下俊史氏(日本生活協同組合連合会会長)
等、計7名が参加しました。
中国からは、林偉氏(国家品質検査総局輸出入食品安全局副局長)をはじめ、
宋洪遠氏(中国農業部農村経済研究センター主任)等、計5名が参加しました。

 ▼「食料対話」の記事を読む
 http://www.tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=category&layout=blog&id=104&Itemid=195


◆環境対話
「環境対話」では、「地球温暖化に対する取り組みと日中の環境協力」をテーマ
に、両国政府の取り組みの現状と今後の環境協力の可能性について議論が行われ
ました。現役の大臣や経済人などが集い、環境協力における国と民間の役割に
ついて、意見を交わしました。

日本からは、斉藤鉄夫氏(環境大臣)をはじめ、田波耕治氏(国際協力銀行総裁)、
小宮山宏氏(東京大学総長)等、各界から計10名が参加しました。
中国からは、程春明氏(中日友好環境保護センター副主任、研究員)をはじめ、
許小峰氏(中国気象局副局長)等、計6名が参加しました。

 ▼「環境対話」の記事を読む
 http://www.tokyo-beijingforum.net/index.php?option=com_content&view=article&id=400:2008-09-17-12-48-11&catid=98:mediataiwa&Itemid=194


当日の様子や議論の内容については、「東京‐北京フォーラム」の公式サイトで
ご覧いただけます。
 
 ▼「東京‐北京フォーラム」の公式サイトはこちらです
 http://www.tokyo-beijingforum.net/

 ▼「工藤ブログ」では、工藤がフォーラムの総括を行っています
 https://www.genron-npo.net/kudo/diary/003332.html


実行委員・パネリストとしてご参加くださった皆さま、当日傍聴・報道のため
会場に足をお運びいただいた皆さま、協賛企業・団体の皆さま、ボランティア
スタッフとして事務局の活動を支えてくださった皆さまには、重ねて御礼
申し上げます。
フォーラム成功のためご協力をいただき、誠にありがとうございました!

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発行者 (認定)特定非営利活動法人 言論NPO 代表 工藤泰志
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