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第7回言論NPO政策勉強会報告
北朝鮮核問題はこれまでの23年と全く異なる

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IMG_9150.jpg 6月8日、東京都内の言論NPO八丁堀オフィスにて、ジャパンマリンユナイテッド株式会社艦船事業本部顧問で、元自衛艦隊司令官(海将)の香田洋二氏を講師にお迎えして、「第7回言論NPO政策勉強会」を開催しました。

 この政策勉強会は、言論NPOの会員の皆様とともに、日本の将来を左右する様々な重要問題を議論し、課題解決に向けた積極的な取り組みを進めていくために、その時々の時事的なテーマに適合した政策課題について、政策当局者やその経験者を講師にお招きして行われるものです。

 勉強会当日の朝も日本海に向けて地対艦巡航ミサイルと見られる数発を発射するなど北朝鮮の核・ミサイル開発は着々と進められています。一方でアメリカも、米本土に向かってくる大陸間弾道ミサイル(ICBM)を迎撃ミサイルで撃ち落とす実験を実施したほか、空母を日本海に展開させて軍事演習を行うなど対策を進めています。

IMG_9167.jpg そうした情勢を踏まえて、香田氏は「有事の際の米軍と自衛隊のオペレーションとは―北朝鮮情勢を例にとって―」と題して講演を行いました。

 講演の中で香田氏は、北朝鮮の核・ミサイル開発の現状やその目的、予想攻撃対象などについて分析。核弾頭開発・ミサイル開発のスピードを考えると、核開発のこれまでの23年とは決定的に違うステージにあると強調しました。その上で、今後のアメリカ軍の展開について、いかなる事態になれば先制攻撃に踏み切るのか、そしてその準備はどこまで進んでいるのかなどについて解説しました。

 さらに、日米共同防衛のオペレーションについても話が及ぶと、現行の法制度下で自衛隊ができる任務にはどのようなものがあるのか、などについて説明。同時に、日本国内にミサイルが飛来した場合に、我々一般国民がどのような避難行動をとるべきかについても語りました。テレビで大江戸線が一番深いと解説したところ、大江戸線の乗客が増えたらしいという笑い話も紹介されました。

IMG_9168.jpg その後、司会を務めた言論NPO代表の工藤や、出席した会員との間で質疑応答が行われました。最近、各種メディアへの登場が多い香田氏は、そこでは言わないような厳しい現状分析についても度々指摘するなど、白熱した勉強会となりました。

 次回、第8回の政策勉強会は、6月28日、「骨太の方針2017」の策定において中心的な役割を果たしておられる内閣府審議官の羽深成樹氏をお招きし、今回の骨太の方針のポイントなどについて、お話しいただく予定になっています

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