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2015年5月16日

アメリカで多くの賛同を得た2つの取り組みを加速させる ~多くの手応えを感じた6日間のワシントン訪問を振り返って~

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世界のパラダイムシフトが起きる中、政府ではない主体による課題解決に取り組む動きが世界各国で始まった
~シンクタンク会議(CoC)を終えて~

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工藤:言論NPOの工藤です。これから東京に戻ります。


安全保障のみならず、多様な分野で議論できる関係づくりが重要に

今回の6日間のワシントン訪問で、ブルッキングス研究所や外交問題評議会など、かなり大きなシンクタンクの代表層だけではなくて、世界のシンクタンクなど、多くの人たちと会談し、議論しました。また、アメリカ政府や議会の人たち、様々な大学の先生たちとも意見交換を行いました。

日本で日米関係といえば、同盟関係にある国で、安全保障という側面が非常に強いのですが、今回のワシントン訪問を通じて、安全保障にかかわらず、デモクラシーや市民社会、日本との経済的な結びつきや文化的な交流など、様々な分野で具体的な議論をしたいと希望している人たちが多くいることがわかりました。日米関係は、これからの日本にとって非常に重要ですが、安全保障という側面のみならず、もっと多様で包括的な日米間の議論が極めて重要になっているということを改めて実感しました。


北東アジアの平和構築に向け、マルチ対話の実現を

今回のワシントン訪問で、言論NPOが行っている2つのことについて、皆さん関心を持っていました。1つは、北東アジアに関する平和構築の問題です。この問題については、国務省のパブリックディプロマシーの担当などとも話をしました。こうした民間の動きが非常に重要だということを、彼らも非常に感じていた一方で、言論NPOが行っているような取り組みが、具体的に動いていることについて、アメリカ政府の中にはあまり伝わっていないことを改めて実感しました。

私たちは、北東アジアの平和構築ということに関して、アメリカの協力も得ながら、民間レベルでどのような枠組みを構築していけばいいのか、改めて考えていかなければいけないと考えています。今回の会談で多くのヒントを得、多くの人たちが協力の意思を示し、具体的に動きが始まろうとしています。この1年ぐらいの間に、マルチの大きな対話を実現することが具体的に動かしていきたいと思っています。


地球規模的課題について、日本国内で議論し世界に発信することの重要性

もう1つ私たちが取り組んでいることは、地球規模的な課題についてです。今回の会議でも、ウクライナ問題、気候変動、WHOの問題、経済問題などが取り上げられました。特に今回アメリカを訪問して、TPPの問題が非常に大きな政治的なイシューになっていることを実感しました。今回の会議や会談で、私もかなり論戦を挑みましたし、多くの人たちと議論もしたのですが、こうした地球規模的な課題に関して、日本とアメリカ、その他の国が具体的に議論し合い、日本が世界に対して解決方法を主張していく、こうしたサイクルを日本国内でも始めなければいけないと感じました。そのために、世界の主要なシンクタンクが、私たちに協力してくれるという確約も取ることができました。

こうした2つの動きが、具体的に動き始めたことについて、私は非常に嬉しく思っています。今回のワシントン訪問で、多くの人たちに賛同してもらった北東アジアの平和構築や地球規模的な課題に関する私たちの取り組みについて、日本に帰国後、待ったなしで取り組んでいきたいと考えています。

ということで、6日間のワシントン訪問は非常に長いものでしたが、大きな手応えも感じた6日間でした。これからは、東京で皆さんといろいろと議論したいと思っています。
以上、ホテル前の公園からお届けしました。



ワシントンからの報告 記事一覧

投稿者 genron-npo : 00:21 | コメント (0)

2015年5月13日

世界のパラダイムシフトが起きる中、政府ではない主体による課題解決に取り組む動きが世界各国で始まった ~シンクタンク会議(CoC)を終えて~

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工藤:言論NPOの工藤泰志です。今、アメリカの外交問題評議会CFRの本部前にいます。今日まで2日間、CoCの会議に世界25カ国のシンクタンクが集まり会議を行いました。


健全な輿論・オピニオンをつくり、課題解決の流れをつくる動きが始まった

今朝は世界の25カ国がグローバル課題に関するこの2年間の調査レポートを発表し、その記念の会議が行われました。国境を越えたシンクタンクが、国境を越えた課題に関して解決のための努力を行い、発表する取り組みは非常に重要だと思います。

そして言論NPOが日本で実践したかったことを世界では既に動いていることを知り、勇気をもらいました。私たちは、日本の中で世界の課題について議論し合う「東京会議」を発足させるために準備を行っています。既にチャタムハウスは「ロンドン会議」を発足させているので、チャタムハウスの代表と議論をしました。またドイツ、ブラジル、インドネシア、インド、米国とも議論をしましたが、世界のそれぞれの国が世界の課題について挑み、健全な輿論・オピニオンを作り、課題を解決する流れを作ることが重要だということを再認識しました。


日本にグローバルな課題について議論し合う言論の舞台を作る動きを

今回はエボラ問題で、WHOの改革について否定的な議論もありましたし、核の問題、ウクライナ問題は大国が力で相手国の主権や領土を侵していく事態をどう考えればいいのか、かなり大きなパラダイムなり、世界のパワーチェンジが起こっている中で、世界がどのような形で平和的な秩序を作り直すのか。その時に政府ではない様々な主体がそれにどうかかわってリーダーシップを発揮していくのかという、言論NPOが考えている問題意識を各国のシンクタンクみんなが持っていました。そうしたチームに言論NPOとして参加できたのは、非常に光栄でしたし、その動きが始まっていることに感動しました。

今回の議論はCoCにとっても4回目となり、具体的なネットワーキングづくりと新しいチャレンジが始まっています。今回の会議を踏まえて東京に戻り、日本の社会の中にグローバルな課題について議論し合うような言論の舞台を作りたいと思っています。そうした覚悟を決めたCFRの前から工藤が報告をしました。

明日からワシントンの要人と議論をして、日本に戻りたいと思います。




ワシントンからの報告 記事一覧

投稿者 genron-npo : 18:25 | コメント (0)

2015年5月11日

「国家」という枠組みが問われる中、国際的な新しい秩序をどう作っていくか ~世界のシンクタンク会議を前に、ワシントンからの報告~

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工藤:言論NPOの工藤です。今、ワシントンにきています。
今日はこれから、アメリカの外交問題評議会(CFR)が主催した世界のシンクタンク会議(CoC)に参加します。私たちがワシントンを訪れるのは、今回で4回目になります。私は、日本も世界の地球規模的な課題に関して発言していくことが、非常に重要だと感じています。


日本国内で、世界的な課題に関する議論は不十分

世界は今、ウクライナの問題やテロの問題、シリアの問題、中国の様々な台頭に伴うパワーシフトの問題、経済の自由化を巡る動き、エボラ出血熱の対応に伴うWHOの問題など、様々なグローバルガバナンスの問題が問われています。一方で、こうした世界的な課題について、日本の社会の中で議論したり、世界に主張していくという流れが、まだまだ十分ではないと、私は考えています。私が参加しているCoCは、まさに世界の課題について取り組むためのシンクタンクの会議であって、こうした会議を通じながら、日本が国際的な課題に関して発言していく、というサイクルを作れないかと考えているところです。今回、CoCの会議に参加しながら、私たち日本が世界的な課題に関して発言していく取り組みを始めるための準備を始めようと考えています。


ウェストファリア体制が崩れる中、国際的な新しい秩序をどう作っていくか

今回のCoC会議には、世界23カ国のトップシンクタンクの代表が参加します。その中で、ウクライナの問題など、いろいろな議論が始まります。そうした問題に共通していることは、中国を含めて、世界的なパワーシフトという問題があると同時に、国家というガバナンスが脆弱な中で、大国が介入したり、テロの問題が起きているということが挙げられます。つまり、「国家」というものが問われる中で、様々なゆがみ、新しい脅威が動き始めている。こうした問題を、誰が解決するのか、ということが私たちの大きな問いかけなのです。ウェストファリアの体制は国家の主権や国境、内政不干渉ということを原則にしていますが、そうした原則がいろいろなところで破られているという現実があります。こうした状況の中、私たちは国際的な新しい秩序をどう作っていくのかが、今、問われているのです。

そうした点から、私たちの議論を開始して、日本に帰国後、こうした議論を日本の社会の中で作って、世界に発信していきたいと考えています。今回のアメリカ訪問では、CoCの会議に参加するだけではなくて、アメリカ政府やシンクタンクの有力者とも意見交換します。日米の安全保障問題や沖縄の問題、そしてアジアや世界の国家的な秩序をどのように考えていけばいいのか、という点について意見交換をして、日本に帰って新しい議論を開始したいと思っています。

ということで、これから議論が始まりますが、ホワイトハウスの近くから皆さんに報告させていただきました。ワシントン訪問の初日、工藤からの報告でした。



ワシントンからの報告 記事一覧

投稿者 genron-npo : 13:33 | コメント (0)