工藤 泰志

工藤 泰志発言

 私は、民主主義には二つのあり方があると思っています。直接的ですが、広くて薄い民主主義、そして議論を積み重ね、それが政策に影響を与えるようなしっかりとした強い民主主義です。私はしっかりとした議論、そしてしっかりとした議論の舞台から、強い民主主義をこの国に作りたいと思っています。

 私はこの時代に向かい合い、議論を作りたいと考えます。傍観者的な評論家的な議論は御免です。
 私たちの活動のユーザー(お客さん)は有権者の皆さんです。私たち自らが政治を選び、この国の現在と未来に責任を持つべきために、私たちは判断材料となる議論や提案を行い、国などの政策実行の評価や監視を行います。本来、メディアや言論に問われたはずのこうした課題を、非営利組織で実現するために私たちは議論を開始したのです。

 本物の議論を求めて、そうした議論の舞台をこの国、そしてアジアや世界でも作り上げたいと思っています。

工藤 泰志
言論NPO代表


1958年生まれ。横浜市立大学大学院経済学博士課程中退。『金融ビジネス』編集長、『論争 東洋経済』編集長などを歴任。2001年11月、特定非営利活動法人言論NPOを立ち上げ、代表に就任。