「強い市民社会」に向けて、初めての評価基準を非営利セクターに提案する
 『「エクセレントNPO」の評価基準 ―初級編―』ブックレットを発売

2010年11月30日

第5回 北京‐東京フォーラム 報告書  認定NPO法人 言論NPO(東京都中央区日本橋・代表 工藤泰志)は11月30日、ブックレット『「エクセレントNPO」の評価基準 「エクセレントNPO」を目指すための自己診断リスト―初級編―』を発売しました。
 本書は、国内外の有力NPO・NGOの代表などの実践者と専門家などによる3年にわたる議論を踏まえて、「エクセレントNPO」になるための33の評価基準の解説と、基礎的な28項目の自己診断ツールをまとめたものです。この評価基準を多くの非営利組織が活用することで、非営利の世界に質の向上や社会の課題解決に向けた競争を生み出したいと考えています。
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『「エクセレントNPO」の評価基準』ブックレットについて

 NPO法制定から12年が過ぎ、日本の市民社会は本当に強くなったのか。強い市民社会に向かう「良循環」をつくり出すにはどうすればいいのか。そのような問題意識のもと、国内外で活躍する有力なNPO・NGOの代表や専門家などと共に3年がかりで完成させたのが33の「エクセレントNPO」の評価基準です。
 本書では33の評価基準について、小倉和夫氏(国際交流基金理事長)、島田京子氏(横浜市芸術文化振興財団代表理事・専務理事)、國松孝次氏(救急ヘリ病院ネットワーク理事長)の発言を交えながら詳細に解説しています。また、後半は「エクセレントNPO」を宣言するために必要最低限度の16基準28項目について、具体的事例を交えながら解説しています。この評価基準をものさしにすることで、自らのNPOの活動の足りないところや、長所、欠点が見えるような構成になっています。
 また、この評価基準はNPOにとどまらず、公益関連の団体や企業まで適用が可能だと考えています。市民社会を構成する全ての組織をこの基準で評価することで、組織と市民との関係を見直す契機にもなるはずです。この評価基準の提案から、「強い市民社会」に向けた大きな議論づくりを始めます。

【タイトル】  「エクセレントNPO」の評価基準
         ~ 「エクセレントNPO」を目指すための自己診断リスト ―初級編―
【編者】    「エクセレントNPO」をめざそう市民会議
【発行者】   認定NPO法人 言論NPO代表 工藤泰志
【ページ数】  A5判 120頁
【定価】    840円(税込)※購入方法の詳細は下記をご覧ください
【発行日】   2010年11月30日

本書の構成

「エクセレントNPO」の基本条件と評価基準の体系

 「エクセレントNPO」になるためには「市民性」「社会変革性」「組織安定性」の3つの基本条件を満たさなければなりません。それぞれの条件を満たすために考えなくてはならない最も重要なテーマを「評価の視点」という形で設定し、3つの基本条件をクリアするために必要な項目を「評価項目」としました。最後に、「評価の視点」に基づき「評価項目」はどのような条件を満たせば望ましい状態になり得るのか、その評価基準の構造と体系を解説します。

日本の非営利セクターの現状と課題

 NPOを対象に行ったアンケート結果などを交えながら、非営利セクターを取り巻く現状がどうであったのか。「エクセレントNPO」になるための3つ基本条件の背景を明らかにしていきます。

「エクセレントNPO」の33の評価基準

 「エクセレントNPO」となるための33の評価基準について、『「エクセレントNPO」をめざそう市民会議』の共同代表である小倉和夫(国際交流基金理事長)、島田京子(横浜市芸術文化振興財団代表理事・専務理事)、國松孝次(救急ヘリ病院ネットワーク理事長)の3氏の発言を交えながら、詳細に解説します。

「エクセレントNPO」に挑戦しよう 自己診断リスト―初級編―

 33の評価基準を自己点検するためには合計約100のチェック項目がありますが、その中から「エクセレントNPO」をめざす上で最低限クリアしてほしい16基準を選び、28のチェック項目とその解説を掲載しています。このチェック項目は、「エクセレントNPO」を目指そうとする団体になるために満たしておくべき項目です。

ブックレット発売にあたり 工藤が語ります
「エクセレントNPO」をめざそう市民会議の共同代表からも一言

 

『「エクセレントNPO」をめざそう市民会議』とは

 2010年11月、非営利セクターに競争をもたらし、強く豊かな市民社会づくりへの良循環をつくる、という理念の下に発足しました。市民会議はそのために、「エクセレントNPO(E-NPO)」の評価基準を明らかにし、非営利セクターの質の向上を目指す運動を、市民の幅広い支持を得ながら社会に展開していきます。市民会議は理事会を中心として活動しており、理事は、約20の非営利組織から成る運営委員会によって選出されます。このほか、「E-NPO」の審査・認証等を行う審査委員会、強い市民社会をつくるための議論形成を行う会議から構成されます。
 市民会議は今後、更なる運動の発展に向けて、「E-NPO」を目指す宣言団体や運動への賛同者・サポーターの募集を行うほか、「E-NPO」の認証や表彰などを行う予定です。 


 

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 本書は、国内外の有力NPO・NGOの代表などの実践者と専門家などによる3年にわたる議論を踏まえて、「エクセレントNPO」になるための33の評価基準の解説と、基礎的な28項目の自己診断ツールをまとめたものです。この評価基準を多くの非営利組織が活用することで、非営利の世界に質の向上や社会の課題解決に向けた競争を生み出したいと考えています。