「議論の力」で強い民主主義をつくり出す
2016 / 09 / 03
[ 日韓未来対話| 第4回(2016年)於:ソウル ]
今回、フォーラムに参加させていただいて、韓国のみなさんのご意見を拝聴させていただきました。この対話に参加するまでは、なぜ、日本が理解されないのかなという意識が強かったのですが、議論をしているうちに、過去と未来と現在、という軸の中で、日韓関係には色々な出来事があって、時代、時代にそれぞれの国の指導者が大変重要な決断をして、現在に至ってきているということ。歴史の深さと、そういった物事に対する考え方の大切さが分かりました。
そして、未来については、中国や北朝鮮と言った急激な変化に対して、日韓でどう対応して安全保障を維持していくのか、という視点を、韓国側の研究者の皆さんの意見を拝聴させていただき勉強になりました。
私は、一か月前まで防衛大臣を務めていましたが、これからは大臣の時にできなかったことを、自分なりの立場で今後、日韓の友好、発展、安全保障の体制の確立のために、努力をしてまいりたいと決意を新たにしました。
このフォーラムに参加できて、本当によかったと思っています。
言論NPOは、不安定な状況が続く東アジア地域の紛争を回避し、また国民相互の信頼関係を生み出すため、多くの人が当事者として課題を共有し、その解決に乗り出し、世論を動かす「新しい外交」に取り組んでいます。私たちはこれを「言論外交」と呼んでいます。
政府間外交が十分な機能を発揮しないなかで、言論NPOは、中国や韓国との間で民間レベルでの二国間対話を毎年実施するとともに、米国などを巻き込んだ多国間の民間対話を実現しています。
言論NPOは2001年に設立、2005年6月1日から34番目の認定NPO法人として認定を受けています。(継続中)
また言論NPOの活動が「非政治性・非宗教性」を満たすものであることを示すため、米国IRS(内国歳入庁)作成のガイドラインに基づいて作成した「ネガティブチェックリスト」による客観的評価を行なっています。評価結果の詳細はこちらから。
© Genron NPO 2001-. All rights reserved.