言論外交の挑戦

「第13回東京―北京フォーラム」晩餐会報告

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 「第13回東京―北京フォーラム」開幕を翌日に控えた14日の北京は、今やすっかり北京名物となったスモッグが、太陽も覆い隠すどんよりした曇り空。この日同じ北京で開かれていた中韓首脳会談は、超難題の北朝鮮の核とミサイル開発という重大な危機に直面しながら共同声明も打ち出せなかった。空港に降り立った日本からの参加者たちもフォーラムの前途の危うさを感じたことだったろう。

 明けて15日は一転、北京に青空が広がった。この日も事前の共同打ち合わせ会議のために、次々北京入りした日本側代表の元国連事務次長の明石康・日本側指導委員会委員長、同副委員長の宮本雄二・元駐中国大使、山口廣秀・元日本銀行副総裁らは北京のあまりの冷え込みに面食らったようだ。

 打ち合わせを終えて、日中の参加者100人はそのまま午後6時から始まる前夜祭の晩餐会場となったザ・リッツ・カールトン地下一階の大会議場「ボールルーム」へと移った。

 フォーラム主会場の「JWマリオットホテル北京」とリッツとは地下でつながっている。晩餐会場には胡弓や琵琶、笛の楽師たちが日本のメロディー「北国の春」で、参加者を温かく出迎えた。

 国交正常化45周年の節目でもある今年、無事13年目を迎えたフォーラムをこれまで、何度も危機にさらされながら着実に持続させてきた両国関係者たちの自信と熱い思いが伝わってくる。


 主賓の福田康夫元首相も会場入りして、晩餐会は主催者中国側の王剛毅・中国国際出版集団副総裁の司会で始まった。

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 フォーラム継続に尽力した福田元首相の功績をたたえた後、中国側指導委員の張福海・中国国際出版集団総裁が歓迎の辞を述べた。日本側からは明石康氏が私に割り当てられたのは3分、その半分が通訳の時間と、会場を笑わせながら「北京の冬がいかに寒いか、聞きしに勝るこの寒さを味わったみなさんの情熱が中国と日本の関係をより素晴らしく融かしてくれるだろう」とたっぷり時間オーバー。


 次いで中国側から指導委員会主任の蒋建国・中国共産党中央宣伝部副部長で、国務院新聞弁公室主任が、私は挨拶を早く終えてみなさんに早くご馳走を食べていただくことにしますとしつつ、愛唱している盛唐時代の詩人・王湾の詩「次兆固山」を朗唱。0B9A1741.jpg通訳が日本語にするのを難渋すると、興に乗って今度は「海日生残残夜江春入旧年・・・」と蘇軾の詞まで披露。会場はスマホをもち出して検索し始める人まであって、翌日からの真剣な議論を前に、パネリストの方々には、ひと時の休息の時間となり、楽しい笑いに包まれた。

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