言論NPOについて / 発言者:増田寛也氏

2006年12月28日

masuda.JPG増田寛也(岩手県知事)
ますだ・ひろや
profile
1951年生まれ。77年東京大学法学部卒業後、建設省入省。千葉県警察本部交通部交通指導課長、茨城県企画部交通産業立地課長、建設省河川局河川総務課企画官、同省建設経済局建設業課紛争調整官等を経て、95年全国最年少の知事として現職に就く。「公共事業評価制度」の導入や、市町村への「権限、財源、人」の一括移譲による「市町村中心の行政」の推進、北東北三県の連携事業を進めての「地方の自立」、「がんばらない宣言」など、新しい視点に立った地方行政を提唱。

最近は知事と名乗ることが若干気が引けるわけでありますが、2003年の4月、前回の選挙のときにマニフェストをつくって、それを公表するということで、政策中心の選挙ということを掲げたわけですが、まさにこの工藤さんの言論NPOの活動は、そうした政策評価ということで、私はそれ以来のおつき合いです。

先ほど工藤さんのあいさつにもいろいろお話が出ていましたが、今はまさにこういった批判的に検証、批評していくという活動が一番求められていると思いますので、ぜひこれからも活動を一段と強化されることを、地方の立場からも大いに期待をしていきたいと思います。

ご出身が青森だと聞いておりまして、私は隣の岩手なのですが、行く行く、今、北東北3県で一緒になろうかとかいう話をしています。いずれ何年か後にはそういったもっと大きな枠組み、地方自治の枠組みも道州制になるといったような方向を目指すべきと思っておりますので、その暁には同郷人ということになるのではないかと思います。

5周年ということでございますが、これからのますますのご発展をお祈り申し上げたいと思います。

 最近は知事と名乗ることが若干気が引けるわけでありますが、2003年の4月、前回の選挙のときにマニフェストをつくって、それを公表するということで、政策中心の選挙ということを掲げたわけですが、まさにこの工藤さんの言論NPOの活動は、そうした政策評価ということで、