マニフェスト評価作業進行中

2009年5月19日

マニフェスト評価作業 進行状況について
(全7分36秒)

 


ウェブサイトでは「マニフェスト評価進行中」とありますが、今はどのような状況ですか。

今は麻生政権の経済対策に対して、霞が関に出かけてヒアリングをしたり、評価に協力していただいている評価委員の人たちと議論をしたりと、ひとつひとつ分析を行っているところです。私たちはまもなく選挙があると思っていますので、その前に、麻生政権のこれまでの実績評価を行い、皆さんに公表したいと思っています。それが終わったら、いよいよ選挙時のマニフェスト評価作業に入らないとなりません。


評価活動で苦労しているのはどんなところですか。

選挙が行われないまま福田・麻生という2つの政権が一年ごとに誕生しているわけで、政治が国民に何を約束したかが明確にならないまま、政治が継続しています。約束がはっきりしないと、その約束がどのくらい実現し、守られたかどうか、評価そのものが難しくなってしまいます。今の衆議院議員は05年の小泉政権の郵政選挙で当選した人ですが、その時と比べると、政策の方向性がかなり変わってしまった、ということもあります。その政策転換の妥当性についても、ひとつひとつ見ていかなければなりません。
選挙がないままに政治が何年も継続し、その間に政権が変わっても選挙が行われない。本来、こうした局面では約束を軸とした政治は機能しないのですが、それでも今の政治が何を国民に説明して、政策を実行しているのかを、丁寧に追って行く必要があります。
学生インターンの皆さんにも協力してもらいながら、臨戦態勢で作業を進めているところです。


今後の活動予定は。

評価結果だけではなく、私たちの評価のプロセスも皆さんに見ていただき、たくさんの人に参加してもらいたいと思っています。今後はアンケートやフォーラムなども実施していきたいと考えています。それから、評価専用のウェブサイトの立ち上げに向けた準備も大詰めです。ウェブサイトだけではなく書籍でも、私たちの活動を皆さんにお知らせしていきたいと思いますので、ぜひ期待していただきたいと思います。