日本の課題を考える

「民主党の大勝」をどう見るか―有識者への緊急アンケート結果を公表します

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 民主党の大勝利に、有識者の76.5%が「不安」または「心配」。また、今回の政権交代については、「政界再編や新しい政治に向かう通過点」との見方が半数でした。

 言論NPOは、総選挙の投票日翌日となる8月31日未明より、これまで言論NPOの活動にご協力いただいた有識者を対象に、「選挙結果をどう見るか」についての緊急アンケートを行いました。回答者は9月12日時点で200人。全国の学者・研究者、メディア関係者、企業経営者、官僚などから回答をいただきました。


090831_hatoyama.jpg 民主党大勝という選挙結果に対する印象では、「とても満足している」は12.5%に過ぎず、「満足ではあるが、今後に不安がある」が53.5%と半数を超えました。

 また民主党大勝の理由として、最も多かったのは「自民党のこれまでの政治に対する強い批判」との回答で、65.5%にのぼっており、「政権交代への期待」が18.5%と、合わせて8割を超す有識者が、「これまで続いた自民党の政治を終わらせたい」という判断があった、と見ています。これに対して、「民主党の政策への共感」や「新しい政治への期待」を理由に挙げた人は1割程度でした。

 実際の投票において、有識者の中で「政権交代」を重視したという人は59.0%と6割近くにのぼっており、その約4割が「既得権益を中心としたこれまでの政治構造の改革を期待できる」ことをその理由として挙げています。

 いっぽう、民主党の政策について聞いたところ、「支持」「不支持」がそれぞれ半数程度となり、意見が分かれました。

 最後に日本の政治の現状についてどう考えるかを尋ねたところ、今回の選挙をきっかけとして民主党と自民党の安定した二大政党政治が続くと見ている人は6.5%とごくわずかであり、55.0%と半数を超える有識者が、「既存政党の限界がいずれ明確になり、政界再編や新しい政治に向かう過渡期」だと見ていることが明らかになりました。


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