「地球規模課題」 有識者アンケート

2015年9月30日

問1.あなたは、現在の日本が、地球規模的課題の解決に向けて役割を果たしていると思いますか。次の中から【1つだけ】選んでください。

問1SQ.前問のように回答した理由を具体的にお書きください。


「大いに役割を果たしていると思う」を選択された方の回答理由

  • 環境問題に関して言えば、マクロレベル以上に、ミクロ(個人)レベルでの節電・節水や3Rに対する取り組みが、他国に比して極めて進んでいるから。(男、40代、地方公務員)
  • 地球規模課題,とりわけ気候変動に関する国際枠組みの合意形成に向けて努力してきたし,また次のCOP21でも積極的に国際交渉に参加していく方針であるから。最近では国連防災世界会議も開催し,防災に関する日本の経験・技術の発信を行った。(男、50代、国家公務員)
  • 日本政府は、今日の地球規模的課題の殆どすべての主要の問題(気候温暖、生物多様性、テロ防止、海賊、その他非伝統的安全保障諸課題等)に関する國際的フォーラムにおける取り組みの場で國際的合意の成立および合意の実施に向け主導的ないし積極的役割を果たしてきている。(男、70代、各団体関係者)
  • 日本は、内需主導の経済であり、積極的に地球規模の事柄に関与する必然性が無かった。(男、60代、会社員)
  • 中国の南シナ海での無法について見て見ぬ振りをしていないだけでも、「地球規模的課題の解決に向けて役割を果たしている」に該当すると判断できるし、安倍総理のイスラエル訪問時の難民支援表明は時宜を得ていた。また、ガバナンスが不明確なAIIBに対して、参加しない判断をしたことも、「地球規模的課題の解決に向けて役割を果たしている」に該当すると言える。(男、40代、会社員)
  • 環境問題や国連PKOに出来る限りの協力を行っている(男、60代、学者・研究者)
  • 安倍内閣になって、自信を持って世界に発信し、実行力も示しているから。(男、60代、企業経営者・幹部)


「どちらかといえば役割を果たしていると思う」を選択された方の回答理由

  • 課題が多すぎて「どちらともいえない」が、日本のできることは役割を認識し、付き合い程度には役割を果たしてきている。ただし、提案能力は弱いが...。(男、70代、NPO・NGO関係者)
  • 思想的、技術的背景がある。(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 政治、経済界、市民レベルなどどの角度から見ても世界の中で高いレベルで役割を果たしている。(男、80代以上、企業経営者・幹部)
  • 1.政府は環境省及び経産省等で長年政策に予算措置して勧めている。 2.企業については相当取り組みに落差があると思うが、知っている範囲であるが進んでいる。(男、70代、企業経営者・幹部)
  • ○少し腰が引けているが、環境・地球温暖化対策 ○ODA等を通した発展途上国への経済・医療支援 ○感染症、がん等NCD(non comunicable disease)等での役割、 但し効率的・効果的か、人的支援を含めた貢献は不足。(男、60代、各団体関係者)
  • 元々農耕地や資源に比して人口や産業活動が活発なわが国は、世界に先駆けて資源問題や環境問題に直面し、それを技術開発や社会構造の変化で対応してきた。この経験は、今後の世界が直面する諸課題への適応が可能であり、既に始められている。(男、60代、NPO・NGO関係者)
  • 地球温暖化、災害、疫病などでは日本が先進的な技術を駆使して、問題解決に大いに貢献していると思う。しかし、貧困、紛争、持続的開発では国民の意識が十分に高まっていないこと。政府も及び腰であることなどが原因で貢献度は低いレベルにとどまっている。(男、70代、メディア関係者)
  • 何を持って、役割を果たしていると考えるかがポイント。資金の提供や技術協力なども、地球規模問題に対する重要な貢献方法の一つ。(男、60代、各団体関係者)
  • 環境問題:温暖化防止・・・京都会議(排出ガス規制)主催、環境技術輸出等 国際平和:核不拡散問題、PKO等(男、60代、学者・研究者)
  • 燃料効率では最先端の技術等。(男、50代、国家公務員)
  • 日本国のあり方・生き方は、十分とは言えないまでも、次の事項においてまずまずの形を整え、結果を出してきていることが、少なからず国際社会の模範になり得ているはず。  治安、安全・安心、おもてなし、信頼関係・絆、高品質高サービス、自由と民主主義、自由市場経  済、情報公開、選挙・多数決、格差・分配・税制、戦争放棄、国連外交、政教分離、科学技術、男女平等、労使一体、機会均等、教育・留学、通信・インフラ整備、エネルギー、文化・スポーツ、公正・公平・正義、安全保障、社会保障・PKO、防災、人種差別、経済力・海外投資、国際機  関・行事への参加、国際開発及び人道援助、環境など。(男、70代、その他 (具体的に))
  • 温暖化対策、環境汚染対策、発展途上国支援に十分とは言えないが、相応の役割を果たしている。(男、70代、企業経営者・幹部)
  • 国民の関心が高い。それに伴い、政府も積極的に発言しているが、全体的にアメリカの顔色をうかがいながらの行動も散見される。(男、70代、NPO・NGO関係者)
  • ODAなど、政府による経済面での貢献を背景に、民間企業では、勿論、事業としての取り組みではあるが、先端技術を活用した世界支援を行えている。 ただ、この事実、実績が充分に世界に認識されているかが不透明なのは課題。(男、50代、企業経営者・幹部)
  • とりあえず、地球規模的課題を重要なものとして認識しているから。(男、50代、地方公務員)
  • 問題解決のための技術力を研究開発し保有するという点では役割果たしているのではと思うがそれを、世界規模でうまく活用できているかには疑問だから。(男、60代、その他 (具体的に))
  • エネルギー効率が世界トップクラスであることで温暖化対策は最先端、長年にわたる平和、ODAによる途上国とりわけアジアの支援、安保理非常任理事国に10回当選し、紛争解決に貢献してきた。(男、60代、学者・研究者)
  • 先進国家の一員として、色々な分野で不十分ではあるが、一定の活動と貢献をしていると思う。特に他国との相対比較においては、よくやっているほうである。(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 必ずしも積極的に自ら進んで貢献しているかどうかはともかく、相対的には貢献している部類に入るのではないか。(男、40代、学者・研究者)
  • 課題先進国として他国に先駆けて地球規模的課題に直面しているが、過去の解決に甘んじて最近の他国を含む深刻な状況に対して時代遅れの解決策に留まり、最新の技術/学問の進歩を取り入れた実態把握とその解決策を提示できていない。(地球温暖化、大規模地震、水害、火山噴火、原発事故、使用済み燃料棒処理、大気汚染、土壌汚染、水質汚染、少子高齢化、金融市場の不安定化の拡大、米国一国支配の終わりの始まり、偏狭な民族/宗教/イデオロギー主義による武力紛争...への対策)(男、60代、会社員)
  • 環境貢献技術の多くを有しているから。 まじめに取り組んでいるから。(男、50代、会社員)
  • 日本や外国のメディア等で、活躍する日本人のニュースに接することが多いため。(男、50代、国家公務員)
  • 国連他国際機関に対する資金提供、その他途上国に対する資金、人的援助、PKOによる援助。新興国に対する支援。 政府の積極的発言も以前に比べれば増えている。(男、70代、企業経営者・幹部)
  • 資源に乏しい国として、資源の有効利用、環境問題等の超長期的な課題への取り組みは、経済大国らしい役割を果たしていると思う。(男、60代、学者・研究者)
  • 公的研究機関・大学・国際研究機関等を通じ、直接・間接的に諸データの収集及び対策等の提言について財政支出等を伴いながら積極的に行っている。(男、70代、その他 (具体的に))
  • 侵略行為に直接的に加担していないから。(男、40代、メディア関係者)
  • 2国間クレジット制度など排出権取引で一定の成果をだしている。 省エネ技術に優れている。国連機関への拠出金が相対的に多く、地球規模課題の解決に間接的にも貢献している。 しかし難民問題への取り組みには消極的。(男、20代、学生)


「どちらともいえない」を選択された方の回答理由

  • 1) 世界の平和・安全等の発信は多いが、具体的なActionと実効性に欠ける。 2) 地球温暖化等についても、3.11以降、何ら行動ができていない。 3) 世界的難民問題も発言と少々の資金提供に止まる。(男、70代、NPO・NGO関係者)
  • トヨタのハイブリッド、ホンダの低燃費エンジン、大手家電メーカーの太陽光パネルや一連の再生可能エネルギー活用に係る細かな技術等々、我が国の産業界が果たす地球規模の環境問題(特に地球温暖化問題)へ寄与している現状はかなり評価できると思うが、地球規模の平和維持活動、貧困の格差是正、人権問題等については積極的な外交活動や政策実施等が顕在化していないと感じるため。(男、50代、会社員)
  • 情報収集力、国民への認知、国民の理解、政策としての判断力、実行力が欠けている。(男、50代、企業経営者・幹部)
  • 課題が多いなかすべてに対応できるはずはない。日本の国際的な政治力や存在感、強みのある技術や産業、国民性など現状をきちんと踏まえ世界から信頼されるいくつかの強みを持っていくべき。ミニアメリカなど指向すべきではない。(男、70代、企業経営者・幹部)
  • 資金援助などを通して貢献していると思うが、人材面では果たせていない。(男、40代、各団体関係者)
  • 中国韓国初め過っての中後進国が日本が経済発展してきた時のように物作りし輸出で経済を豊かにし、又豊かになりつつある今日、世界各地で経済格差が広がり紛争が多発し、地球環境汚染も酷くなり、解決は大国の思惑も有り困難にしている。日本は国連、各種機関組織に相当の資金提供をして来ているがその使途結果にあまり関心を持っているようには見えない。ここ数年は対米追従の為に国民不在の資金提供だけをしているように見え地球規模課題に真剣に取り組んでいるとは思えない。(男、70代、その他 (具体的に))
  • 民間レベルでは様々な取り組みがなされ,それなりの結果を得ているように思われるが,政府レベルではどうかというと,十分な役割が果たせているようには見えない状況。全体として言えば,まだまだ日本が地球規模の課題の解決に貢献する余地はたくさんあると思う。(女、50代、その他 (具体的に))
  • 国内問題に左右されて、適切な対応ができていない。たとえば地球環境問題等。政府から正確な情報の発信ができていない。(男、50代、会社員)
  • 京都議定書以来、まじめに取り組んでいる。 しかし原発事故以来、取組みの決め手を欠いている。 温暖化ガス問題以外には大きく腕をふるえる分野はない。(男、70代、各団体関係者)
  • 民間による難民支援、環境保全活動に地道な成果はあるが、GDPに見合った貢献とはいえない。国際政治の基軸が米国と同一なので、政府が独自の役割を果たす余地が少ない。(男、50代、メディア幹部)
  • 足るを知る生き方や、勿体無い精神などの日本の本来のソフト力を発揮出来るステージまで世界の大部分が来ていないために、未だ日本がこの分野で本来の役割を果たしているとは言えない。その一方で、技術的に貢献している分野は少なくない。(男、60代、企業経営者・幹部)
  • odeなどで途上国諸国に経済的に貢献しているが、見合った評価はされてない。(男、70代、企業経営者・幹部)
  • 頑張ってはいるが影響力がない(男、60代、自営業)
  • そうした報道・情報がないし、またそうした取り組みに積極的な印象はない。 JICAなど活動しているのかもしれないが、取り組んでいることのアピールがないため、よりそうした印象がある。(男、30代、各団体関係者)
  • 1.我が国は、世界から収益を受けられる構造を持っているし、それは今後もますます顕著になる、それに答えていない。今後、科学技術の発展はまだまだ続き、一層顕著となる、各国とのネットワークを強力にすることである。2.中国や韓国にあまりエネルギーを使わずに、他の地域に重点的に資源を投入すべきだ。3.中国の様な透明性か少ない国に、はっきりとものを言わない。脅しに乗っている。(男、70代、NPO・NGO関係者)
  • 再生可能エネルギー分野の製品の輸出などはあるし、協力も他国にしているようだが、とにかく福島を何とかしないと何を言っても眉唾にしか聞いてもらえないのではなかろうか。(男、60代、その他 (具体的に))
  • 世界の交渉力に対応できる力のなさ。(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 京都議定書以降の日本は、温暖化対策に消極的。原発で対応などとしている。(男、60代、メディア関係者)
  • 第1に原発の問題が未解決。ほかの国の対応はともかく、日本では反対論に蓋をして「問題ありません」では済まない。被爆国としての立場を考えるべきである。パーフェクトは無理でも、誠実な説明・対応が出来ていない。 第2はCO2削減問題。長期間の取り組みで現状自体が如何なっているのか分かり難くなっている。政府による国民に分かる説明が不可欠。(男、70代、その他 (具体的に))
  • 多少は地球温暖化に対応する行動を取っていると思うが、原子力の利用については、なし崩しに結局経済優先になっている。また、原爆廃棄に関しては、アメリカに遠慮して自己の信念をもっていない。(男、80代以上、その他 (具体的に))
  • 地球的規模の問題は余りにも多すぎ、何をもって日本が貢献すべき課題かが判然としない。環境問題に関して日本は一定の貢献をして来たと思う。しかし軍事に関係すると全くなにも出来ない。(男、60代、その他 (具体的に))
  • 企業論理は、スケールメリット確保が、基本。資源消費は必ず地球環境を破壊するため。(男、60代、学者・研究者)
  • 活動は認めるももの、十分では無い。(男、50代、企業経営者・幹部)
  • ODAなどの拠出がGDP比で、他国より少ないから。(男、10代、学生)


「どちらかといえば役割を果たしていないと思う」を選択された方の回答理由

  • 1)地球環境問題に京都議定書以来ほとんど果たしていない。  COP開催都度最近では化石賞(環境問題の国際NGOによる綬賞で国際貢献最低国の賞)を連続受賞。 2)開発援助は財政難進む中、規模減少の一途。 3)難民受け入れ不足(男、80代以上、NPO・NGO関係者)
  • 自然エネルギーの開発にもっと注力すること(男、60代、会社員)
  • 川内の原発を再稼働させた。福島の教訓が生きていないと思う。(女、50代、自営業)
  • 地球的課題である、エネルギー、気候変動、環境破壊、食糧問題、所得格差問題、高齢化社会への対応、都市化の進展等の課題に対して、もっと主導的役割を果たすべきと考えるから。(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 今回の安保法案の議論に見られるとおり、日本国民(含む法学者)、マスコミともに、自分(日本国内)しか、目に入っていないと思われる。 地球環境、高齢化、貧富の格差の拡大、もう一方では紛争、逆に見れば世界平和、 お蔭様で先進国入りし、そして環境分野、高齢化分野、世界平和(紛争防止?)では、最先端に位置づけていると思うと、ぼちぼち、世界に、地球規模での貢献に、発想を変えるべきかと思います。 それこそ、日本人の特性が一番発揮できる世界ではないでしょうか?(男、70代、NPO・NGO関係者)
  • 例えば、火力発電所活動の増加傾向などは、やむを得ない事情によるものではあるが、地球温暖化 防止策としては逆行。(男、70代、その他 (具体的に))
  • 難民受け入れへの取り組みが弱い。 原発の再稼動は国際的な環境問題の視点から考えても問題がある。(男、70代、その他 (具体的に)))
  • 資金提供のみで、具体的な解決策が見えない。(女、60代、自営業)
  • 国も企業も個人も他国、他人の事を真底考えていない。 戦略的に自分のために、他人が共感して行動する計画が必要です。(男、60代、その他 (具体的に))
  • 地球環境保全への貢献が不十分で、難民受け入れなど喫緊の問題への対処にも消極的。(男、60代、メディア幹部)
  • 1.経済以外での貢献が少ない。(男、60代、その他 (具体的に))
  • お金は出しているが、何をするかのところで主導的な役割を果たそうという意志が感じられない。(女、50代、メディア幹部)
  • 内向きの話に終始している印象(女、30代、各団体関係者)
  • 経済力、他の国力に比べて、貢献という意味では弱いと思う。(男、50代、会社員)
  • 現在の政府に長期にものを見るという視点がないから。(男、60代、自営業)
  • 地球規模的課題になりをとりあげるかであるが、IS問題をふくむ世界の紛争解決に対して全くの寄与をしていない。 資源や環境を含む世界経済の限界に対し、既に成熟社会に入っていながら経済成長に固執した政策から脱せずにいる。(男 、80代以上、その他 (具体的に))
  • 広報が下手なのか 何をしているのかよくわからない。(男、50代、企業経営者・幹部)
  • 難民問題への消極的姿勢 シリアからの難民に限らず、審査要件を厳格に適用して難民受け入れを事実上排除しているように感じる。(男、50代、その他 (具体的に))
  • 京都議定書以降の日本は、口先は良いことを言っても、 市民の覚悟が伴っていない。原子力発電所があれば、問題を解決できるというような 皮相的な構えしかない。ドイツに出来て,日本が出来ないことはない。言い訳ばかりで 実状に対して、また,世界に対しての責任がない。政治家も財界も自分のことしか考えていない。 市民の声に聞く耳を持たないという指導層が問題なら、今のオール電化型の世界の人々や状況を 全く考えない生活自体も問題だと思うからです。(女、70代、その他 (具体的に))
  • 持てる力を発揮していないから(男、60代、NPO・NGO関係者)
  • 従来は環境面などの成績が良かったのですが・・・。(男、60代、学者・研究者)
  • 役割を果たしたという具体的な事例を見聞きすることが少ないため。(女、40代、学者・研究者)
  • 国民意識としてこれらの問題が背景に退いてしまった。またそのような活動を支えるODAが削減されたことも原因の一つ。(男、60代、各団体関係者)
  • 経済的負担はともかく、経済力に比べ発信力を伴っていないから。(男、40代、会社員)
  • 砂漠化、酸性雨対策 やっていない(男、70代、その他 (具体的に))
  • 京都議定書以来日本の発信力が大変弱い。もっと、思い切ったInitiativesをとる外交をしなくてはいけない(男、60代、企業経営者・幹部)
  • 難民問題で受け入れ表明などを何もしていないから。(男、50代、メディア幹部)
  • 日本はもっと役割を果たすことが出来るのに、それを怠っていると思う。 戦争により初めて原爆を経験、また、自然環境では地球上の巨大地震の2割が 日本に集中して起こる大規模自然災害の常襲国、点在する原子力発電所のひとつが 津波によりコントロール不能の経験等、他国では経験の無いことの経験がある我が国は その課題解決努力の蓄積があるはず。それを外交に活かす独自路線があっていいのでは。(女、60代、NPO・NGO関係者)
  • 1.難民問題などに、もっと日本も努力すべき。 2.地球環境問題に関して、更に積極的にリーダーシップを発揮すべき。 3.国連がその役割を十全に発揮するように、日本は負担金にふさわしいリーダーシップを発揮し、国連が国連らしくその機能を発揮するよう改革に尽力すべき。外務省は少なくとも、国連が果たすべき課題、それがなぜできないか国民に明示すべき。(男、70代、その他 (具体的に))
  • 核廃絶については、逆に、核兵器の運搬を可能にし、原発を推進し、輸出までして、核の廃絶に玉稿している。安全保障についても、抑止力の鬼ごっこを加速させ、悪化させている。一方、自国の「慰安婦」問題を解決せず、という反面、紛争下の女性の人権じゅうりんに資金を提供している。環境汚染にも京都議定書を推進しているという面があり、4、になる。(女、70代、NPO・NGO関係者)
  • 大事なところや重要な課題でリーダーシップを果たしていない。(男、70代、NPO・NGO関係者)
  • 地球規模への対応は従来とは異なる次元の発想が必要である。課題解決には行動するための資金(財源)が必要でなる。異なる次元は縦割り行政や官僚思考が最も不得意とする行動・志向領域であり、その一方で財源は行政・官僚が握っている。過去には豊富な財源でカバーしていたが、財源難は硬直対応となる。異なる次元には英知の集積となるが、その為には柔軟な思考・人材の活用が一番である。この面でも異見を排除しがちな行政・官僚が壁になっている。政治が壁を破り動かす役割を願うが、政治家は勉強するしかない。世界に通じる見識である。それ無しでは役割を担えない。(男、70代、その他 (具体的に))
  • 難民受け入れ(男、60代、メディア幹部)
  • 敗戦、戦後の荒廃から立ち直ることに一所懸命で、賠償をべつにすれば他国を顧みる余裕がなく、自分のことだけにかまけてきた習性が、GNP世界第三位の経済大国になっても抜け切れておらず、リーダーシップを発揮しようとはせず、やむなく追随、お付き合いで追随という形になっているように思える。(男、70代、その他 (具体的に))
  • 発言自体が少なく、具体化したものなどほとんどない。(男、50代、メディア幹部)
  • 環境、紛争・平和、貧困など、グローバルな課題での存在感は、大きくはないように思える。(男、50代、学者・研究者)
  • 難民問題、格差問題、人権問題、贈賄禁止、等では殆ど寄与が見られない。反社対応・マネロン対策はいやいやながら、国際的脱税対策では極めて不十分ながら役割を果たし、TPOでは少しであるが寄与が見られる。従って全く役割を果たしていないとは言えないが、全体としては役割を果たせていないと考える。(男、60代、自営業)
  • 地球温暖化対策に後ろ向きである。(男、70代、自営業)
  • 地球の温暖化に関して鳩山首相の国連演説以後の U-turn で Credibility を失った。(男、60代、NPO・NGO関係者)


「全く役割を果たせていないと思う」を選択された方の回答理由

  • ・そもそも地球的規模の課題とは具体的に何か曖昧でよく分からない。温暖化など環境問題のことか。 ・知的生産性が低く、主体的な理念も哲学もなく、視野狭窄で浅薄で近視眼で、島国根性丸出しの保守引篭りで、問題意識もなく、外国の猿真似・盗作しか出来ない日本に地球的規模の課題解決など悪い冗談だ。(男、40代、企業経営者・幹部)
  • 化石燃料の使用が増加しております(男、50代、会社員)
  • 国内課題に力を削がれているから(男、40代、地方議員)
  • 政権が関心を持っていない(男、60代、各団体関係者)


「わからない」を選択された方の回答理由

  • 地味な活動なので政府機関がどういう活動を行い、応分の役割を果たしているのか・いないのか、政府の発信も弱く、メディアの関心も高いとはいえない。従い、どういう分野で日本人の優れた能力スキルなどが発揮されているのか、どこが手つかずなのかさえ、我々国民にはみえにくいので判断が難しい。(男、60代、自営業)


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