言論外交の挑戦

「第14回東京-北京フォーラム」第2回実行委員会 報告

このエントリーをはてなブックマークに追加

IMG_3874.jpg

 4月25日、今秋東京で開催予定の「第14回東京-北京フォーラム」に向けた第2回実行委員会が開催されました。

 今回の会議には、「東京-北京フォーラム」実行委員長の明石康氏(国際文化会館理事長)、副実行委員長の木下雅之氏(三井物産顧問)、宮本雄二氏(宮本アジア研究所代表)、山口廣秀氏(日興リサーチセンター株式会社理事長)の各氏をはじめ、20名を超える委員が出席しました。


IMG_3952.jpg 冒頭、宮本副実行委員長は、先週、中国側主催者である中国国際出版集団の担当者が訪日し、事務レベル協議がすでに開始されていることに言及。それを踏まえ、「秋に開催される『第14回東京-北京フォーラム』に向けて実行委員会の方でも議論を加速させていきたい」と居並ぶ実行委員たちに語りかけました。

 続いて、司会を務めた言論NPO代表の工藤泰志は、その事務レベル協議の内容について報告。まず、今年の「第14回東京-北京フォーラム」が、日中平和友好条約締結40周年という歴史的な節目の年に行われることを踏まえ、全体テーマとして「平和」を前面に打ち出し、条約が有する今日的な意義を問い直すような対話としていくこと、さらにはその対話の成果を東京コンセンサスとしての「平和宣言」に結実させていくことを日本側から提案したと説明。一方、「特別分科会」のテーマについては、逆に中国側から「AI(人工知能)」や「環境」、「人口問題」など様々な提案がなされたと振り返りました。また、日程については10月中旬で調整されていることも併せて報告されました。

IMG_3917.jpg

 その後、実行委員間で意見交換が行われました。ここでは特に各分科会についての議論が展開されました。安全保障分科会に関しては、6月に予定されている米朝首脳会談の出方を見てから議論構成を考えるべきだといった意見が寄せられ、経済分科会や特別分科会では、事務レベル協議で中国側から寄せられた提案の背景に何があるのか、それを読み解くような意見が寄せられました。

IMG_3925.jpg また、メディア分科会に関しては、これまでのフォーラムでは「建前の議論」が多かったことを踏まえ、いかにして「本音の議論」を担保していくかについての提案が寄せられました。

 これを受けて工藤は、そもそも本フォーラムが「日中が本音で話し合うための対話」として始まったと振り返り、「そうした本音の議論を実現するため、どのような工夫が必要か、中国側とも協議していく」と語り、宮本副実行委員長も習近平体制で言論統制が強まる中では中国側の本音に制約がかかるかもしれないと懸念しつつ、そうした中でも本音をぶつけ合う"攻め"の議論を追求していきたいと語りました。

 フォーラムの進捗状況については、言論NPOのウェブサイトで随時お知らせしていきますので、ぜひご覧ください。

このエントリーをはてなブックマークに追加

言論NPOの活動は、皆様の参加・支援によって成り立っています。

寄付をする

Facebookアカウントでコメントする

Facebookアカウントがない人はこちらからご投稿下さい。

コメントする

初めての方へ

「言論外交の挑戦」の考え方、活動例

言論NPOは、不安定な状況が続く東アジア地域の紛争を回避し、また国民相互の信頼関係を生み出すため、多くの人が当事者として課題を共有し、その解決に乗り出し、世論を動かす「新しい外交」に取り組んでいます。私たちはこれを「言論外交」と呼んでいます。

政府間外交が十分な機能を発揮しないなかで、言論NPOは、中国や韓国との間で民間レベルでの二国間対話を毎年実施するとともに、米国などを巻き込んだ多国間の民間対話を実現しています。

アクセスランキング

  1. 北朝鮮問題の解決を日米の両国民はどう考えているのか~言論NPOと米・メリーランド大学の第2回日米共同世論調査 ~
  2. 「日米共同世論調査をどう読み解くか」~渡辺靖・慶應義塾大学SFC教授に聞きました~
  3. 1時間後に迫った米朝会談の行方~日米共同世論調査から読み解く~
  4. 【緊急企画】フォーラム「米朝会談の結果をどう読み解くか」をインターネット中継します
  5. 言論スタジオ「米中貿易戦争と自由貿易体制の行方」

言論NPOは多くの方のご支援や協力に支えられています

カテゴリー一覧

ソーシャルでつながる

言論ブックショップ

未来選択:マニフェスト評価専門サイト

東京-北京フォーラム公式サイト

エクセレントNPO


ページトップに戻る